女神様と共に

けんじ

黄金のリンゴ

第1話 始まり


この世界は、モンスターが数多く存在している。

 ミノタウロス、デビル、ピクシー……など。

 そのため、ギルドが存在して冒険者がクエストを達成しながら、生計をたてているものが多い。


 ここハピリア大陸は、自然豊かで山も数多く存在していて、四季がある。

 11の国が存在する。

 ファーフという街は、ハピリア大陸の最南東に位置し中くらいの街で自然豊かな街だ。

 森が多く、山も存在している。


 この街に健司という少年がいた。

 黒髪で170センチくらいで優しそうな顔つきをしている。

 彼の家には、今は1人暮らししている。


「さて、今日から冒険者になるよ。

 目的は人々の助けになれたらいいと思っているから、

 冒険者になることを決めました。

 女神様」


 健司のスキルは、女神様の存在が認識できることだ。

 声を聞いたり、話したり、姿が見えたり、触れたりする。


 スキルとは、誰しもが持っていって、本人が自覚なしに何故かできる当たり前のものだ。


 女神様はアイリスという。

 アイリスは、金髪の長髪ですらっとしていて、ゆったりと話すことが特徴だ。

 愛を伝えていることを役目で、慈愛のような女神様だ。


「健司、本当にいいのですね?

 冒険者は険しいですよ?」


「はい、でもモンスターを倒すことを目的にしません。

 人々の役に立ちたいのです。人々が困っていること、薬草、食糧調達など、そういったクエストを目的にします。」


 アイリスはニコッと笑い、頭を撫でてくれました。

「素晴らしいですね、自分の道にいくことが素晴らしいです。」


 健司は照れて、感謝しました。

「ありがとうございます!

 まずはギルドに行ってクエストを受けようと思います。」


「健司、応援していますよ。あなたを見ている人はいますからね。」


 健司は、街にあるいくつかのギルドに行った。

 全て門前払いを食らってしまった。

「そんなのはスキルじゃないよ。」

「攻撃スキルないと意味がないから、ダメ。」

「それが何の役に立つんだ?」


 健司はかなり落ち込んだ。

「アイリス様、スキルじゃないでしょうか?」


「そんなことありませんよ。立派なスキルです。

 まだ諦めるには、はやいですよ。」


「分かりました。僕は名声が欲しい訳じゃありません。

 アイリス様に助けられているように、僕も人助けしたいです。

 まだ訪れていないギルドがあるので、行ってきます。」


 そして、最後のギルドに行きました。


 ギルドの受付女性がいました。

「いらっしゃいませ、クエストを受けに来られましたか?歓迎します。」


 健司は涙しました。

「なぜ、分かるのですか?」


 ギルドの受付女性は手を差し伸べました。

「分かりますよ、私心が読めるんです。」


 健司はアイリスを見て、感謝しました。

「アイリス様、諦めなくてよかったです。」


 


 

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