七時間目について
やってまいりました、七時間目「頑固との攻防戦」
頑固との?攻防戦?さて、誰と、どんなふうに戦うのでしょうか。
楽しみですね!
仁藤家編-七時間目
『茜さんが、かすれた、小さな声で言う。
「……ない……です」
「え?」
茜さんがすごく焦った様子でまくし立てる。
「私、進が謹慎処分なんて……進から聞いてません!」』
茜さん……大丈夫ですかね。焦った様子でって、何かあったんじゃ……。
不安です。
始めにかすれ声でいうというのもまた不安をあおる表現ですね。
悪趣味ですよ、まなうさ様!
『「わかりました。では、進くんはこちらでも捜索させていただきますね」』
さて、進がいないことがしっかりと判明し、茜さんも居場所がわからないということが分かった。
仁はどうやって捜索しようとしているんでしょうか。
暗中模索では、どれだけ時間があっても足りませんからね。
『「案外早く見つかったりして……」
「なんで?」
「進くんのお父さんの居場所を、さっき牧に教えてもらったから」
どこであんな情報拾ってんだか。』
案外早く見つかる。なんで?と思ったら陽眼が心の中を代弁してくれました!
まさかの進の父親の居場所を牧が教えてくれたらしい。牧、何で知ってるの?
まあ、入学前の手続きとかでいろいろやるのかもしれません。
……やるんだっけ?なかったような気もするんですが……。
まあ、あったということにしておきましょう。そうでないと牧が変な人になってしまいます。
『「そういえば、陽眼の仕事って何なの?電話来てから秒で学校来たじゃん?」
そういうと、陽眼は数秒黙って、ぼくの両頬をつねる。
「ないしょ♡」
「なんで?」
「牧に言ったら牧に笑われたから」
「うわ牧ひどっ」』
牧、さっきから言われ放題ですね。
牧がいないからと言って好きなことを好きなだけ言っていいってわけじゃないんだよ、仁!
あと、陽眼の「ないしょ♡」が普通に可愛い。
『少し歩くと、大きな建物が見えてきた。ずっしりと構えてて、見下されてる感じ。……なんかウザい。』
ウザい?仁、建物にまでそんなこと言っちゃって!
建物が可愛そうでしょう。人間の都合で勝手に作られただけなのにそこまで言われるのは。
『「てってれーん☆刑務所でした〜。いぇーい」』
絶対このトーンで言うことじゃない。しかも、これを無表情で言ってるとか、想像しただけで笑えてくる。
いやー、まなうさ様、面白すぎますね。
『「とりあえず面会してこようと思ったんだけど、今更家族や仕事先の人以外面会できないことに気づいたんだよね」
「仁ってたまに馬鹿になるよな」』
たまに馬鹿になる。まあ、どれだけ完璧な人でも、どっかしら、何かしらの欠点がありますもんね。
完璧すぎると面白くないですし。
こういう欠点をしっかりキャラクターにつけてあげられるから、まなうさ様は人気になるんですね!
もっといろんな方にも知っていただきたいです!
『……言葉変えればいけると思ったのに。……おとなしくだまされてほしかった……。』
刑務所の方がそんなのに引っかかっちゃ困りますって。
さて、仁たちはどんなふうに面会しに行くんでしょうか。
上手くいくのか不安ですね。進にも会いたいですし。
『「どうしたのですか?少しばかり騒々しいように思えたのですが……。何かありました?」』
お!救世主!この人のおかげで仁たちは面会することができるんですかね。一安心です。
続きが楽しみですね!
次話、八時間目もわくわくで待つことにしましょう!
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