第2話 私とポリープちゃんとのお付き合いへの応援コメント
女医さんだと、本当助かりますよね(*´ω`*)
第1話 それは告知の瞬間だったへの応援コメント
でしょうね……。
第45話 そしてバトンは渡されたへの応援コメント
連載お疲れさまでした。大変興味深く読ませていただきました。
「がん」だと確定診断されて、それを「経過観察」することは「ありません」し「有り得ません」。問題になるのは、例えば胸部CTなどで、小さな病変があり、「がん」なのか「そうでないのか」を判断できないことがあります。ある程度のサイズで、「悪性」の可能性が高そうであれば、CTガイド下針生検を行なったり、VATS(胸腔鏡補助下胸部手術)で、肺の区域切除を行なって、病理組織を確認しますが、本当に見分けがつかないほど小さなものであれば、医療コスト的にも、リスクの点からも、患者さんの予後の点から考えても、「3か月後再検」が適切なことがあります。
医学の世界には「0%」と「100%」はないです、と患者さんにも説明していますし、私自身もそう考えています。
2か月ほど前でしたか、胃の内視鏡生検で「悪性」と診断され、胃全摘術を受けた患者さんが、術後の組織診で悪性細胞が見つからず、「胃潰瘍だった」ということで裁判になっていました。悪性腫瘍の対応については、それぞれの部分で、「取り扱い規約」というものが規定されており、そこに「医師の裁量権」はほとんど入りません。それだけ、悪性腫瘍については「エビデンス」の蓄積がある、ということでもあります。
例えば、毎年胸部CTでの「肺がん健診」を受けていて、「10年以上前から大きさが変わらず、「陳旧性病変」と考えられていた直径1cm大のものが、今年のレントゲンで、「あれ?ほんのちょっとやけど、大きくなっていない?(1.05cmくらい」という状況を考えてみたいと思います。
健診の講習会で聞きましたが、昨年の大阪府での「胸部レントゲンを用いた肺がん検診」で「精密検査」を指示された方で、実際に「肺がん」だった率は3%(30%ではない)だったそうです。
前述の状況の人が200人いた、と考えて、大阪府の「肺がん検診」の割合から考えると、200人のうち6人は悪性でした。ということになります。3か月治療が遅れることで、病期が一気に進んでしまう、という人も中にはいますので、割合としては現実よりかなり高めだと思いますが、この6人のうち1人は「めちゃくちゃ進行が速い肺がん」と考えます。
身体にメスや太い「生検針」を入れない、という検査で、肺がんであれば、PET-CTが最も診断能力が高いと思いますが、一人当たり、実費(実際にかかるお金)として、20万円程度はかかります。
この200人全員にPET検査を受けてもらうと、4000万円かかります。それで6人の肺がんの人を見つけて、それほど進行しているのではありませんが、6人分の治療費(一人500万円)と見積もります。そうすると4000万+3000万=7000万円の費用が掛かります。
一方、3か月に再検査して、「何だ、以前のサイズと同じやん」という人もいれば、「やっぱりおかしいで」という人も出てきます。「やっぱりおかしいで」という人が30人いて、この人にPETーCTをする、ということを考えると、胸部単純CTは実費として1万円と考えて、200万、30人×20万で600万、6人のうち一人は進行が早くて治療費が他の人の倍のお金(1000万)がかかるとして、治療費は5×500万+1000万で200万+600万+2500万+1000万=3500万円となります。
アメリカを中心に「Choosing Wisely(賢い選択)」というスローガンのもとに、「不要な医療を減らす」という運動が行なわれています。この「不要」という言葉の意味は、「全員にこの検査をして、見逃しを減らす」ことにかかるお金よりも、「検査をしないで見逃された患者さんを治療する」ほうが「医療費のトータルが安上がり」となる検査や処置を指します。先ほどの例でいえば、前者(7000万)より後者(3500万)の方が「賢い選択」として推奨されるわけです。
という点でも、「悪性かどうかわからないから、時間を置いて再検査をする」ということそのものは必ずしも「悪手」ではない、ということは認識しておいてもいいか、とは思います。
セカンドオピニオンも、私は賛成派です。多くの場合、意見が一致するからです。ただ、問題は意見の不一致を見た場合、どちらの意見を選択するか、という問題が出てきます。例えば「県立がんセンター」での意見はA、「大学病院」での意見はB、だった場合にどうするか、というのはあらかじめ考えておいた方がいいのかもしれません。サードオピニオンを聞きに行くか(これはCという意見が出れば、患者さんは大混乱ですが)、「信頼できる医師の意見に従うか」ということを考えておくべきだろうと考えます。
悪性腫瘍の中でも「肉腫」についてはエビデンスが少なく、意見の分かれることが多いところですが、一般的な悪性腫瘍については、それぞれ「取り扱い規約」が定められており、セカンドオピニオン、といっても本質は、現状が「どの病期」に当たるか、を判断する、ということになるだろうと思います。
私が、総合内科医・総合診療科医を選択した理由の一つは、「臓器別専門医(消化器内科、とか呼吸器外科など)では、どうしても悪性腫瘍の「治療」にかかわらざるを得ず、このこまごました「取り扱い規約」がどうしても好きになれなかった、ということにもあります。町のクリニックに毛が生えたような病院ですので、「悪性かも」と思った時点で専門病院に紹介しています。私が悪性腫瘍と関わる時はその最初の「診断」の時と、後は「終末期の管理」になります。それぞれの患者さんで、気を付けるべきところは異なりますが、「苦痛なく、患者さんに最期の時を過ごしてもらうこと」という目的に対して行なうことはほぼ同じなので、「細かな規約」に悩まされることはありません。
長くなりましたが、病気の快癒を心よりお祈り申し上げます。
作者からの返信
応援コメント有難うございます!!
大分昔の体験談なのか、その方(がん患者さん)は治療がほぼ放置、胃痛が酷くて他病院で胃カメラをしたところ別の癌を発見。そのことを主治医に言うと、それじゃあPET・C T入れましょうかという話になりまして・・
今はエビデンスの蓄積もあるし、対応も大丈夫なのか・・
いやいや、山線さんのように素晴らしいお医者様だったら良いんですけれど、バトンが何処に渡るかで違う結果になることも多いのではないのかなあと。自分が昔むかーしに働いていた時には『死神』というあだ名の呼吸器内科の先生がおりましたし、治療ってやっぱり『運』もあるよなあと。今現在病院通いをしていてやっぱり『運』ってあるわ〜!!と思ったりしています。
私の拙いお話に最後までお付き合い頂き有難うございます!!
山線さんからコメントを頂き、大きな励みとなりました。
また面白いエピソードや、こうしたら良いんだなという出来事にぶつかりましたら、追加でお話を書いていこうかと思っておりますので、そうなったらまた、お時間ある時にでもコメント頂けたら嬉しいです!!
もちづき 裕
第43話 アピアランスケアなのか?への応援コメント
確かにウィッグに何十万もかけるのは勇気がいることですよね。
以前の職場の管理栄養士さんはおしゃれな人で、いくつもウィッグを持っていたそうです。
以前の職場では定期的に医師と管理栄養士で「栄養教室」を開いていました。生活習慣病などの医学的な話を医師がして、その後で管理栄養士さんが栄養の視点からお話をし、実費をいただいて、栄養科が用意した食事を食べていただく、というものでした。
管理栄養士さんは普段はショートヘアだったのですが、ある「栄養教室」の日には、ストレートのロングヘア―で来られていました。
「先生、わかりません?」
「あぁ、ロングヘア―もよく似合ってますね」
「うふふ、先生、本当にわかってませんね」
「え?何がですか?」
「1日でこんなに髪の毛が伸びるわけないじゃないですか」
と言われて、ようやくウィッグだと気づいたことを覚えています。
職場の男性、ウィッグには気が付いても、それが高いものか安いものかは判断がつかないのでは、と思ったりします。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!!励みになります!!
昔、むかーしはウィッグといえば目玉が出るほどお高いのに、ザ・カツラ!というものばかりだったと思うのですが、昨今のコスプレブーム(!?)により3800円でも想像以上にしっかりしたものが届きました。(私がかぶるとキョンだったけれども)
管理栄養士さんも相当なお洒落さんで、髪型ですら自由に楽しんでいたんですね。今ならコストもあまりかけずに色々と楽しめるんだろうなあと思います。そしてそのお値段については女性だって分からないと思います!
もちづき 裕
第42話 歯茎が下がってきたからなのか?への応援コメント
気管内挿管の際、喉頭鏡を入れて喉頭展開します。喉頭鏡を舌根部まで入れ、喉頭鏡をまっすぐ前に出すときれいに喉頭展開できますが、不慣れな人は、まっすぐ前に出さず、舌根部だけを持ち上げるように喉頭鏡を回してしまいます。そうするとブレードが前歯に当たって、前歯がぐらついたり、折れたりします。若い人でもそうなります。
気管内挿管をされた人が、みんな「前歯」が無事なのであれば、先生方はみんな、きっちり喉頭鏡を正しく使っていたのだろうと思います。
麻酔科の教科書でも、「気管内挿管」の手技の際、合併症として「前歯を傷つける」ということが挙げられており、くれぐれも気を付けるように、と書いてあります。
耳鼻科領域の手術では、術野の問題で、挿管チューブを右なり左なりに寄せます(それ用の挿管チューブがあります)が、一般的には、正中で挿管チューブを固定します。「右から抜管」は、麻酔科医が右利きだったからかもしれません。
第41話 験担ぎをやってみるへの応援コメント
臨床の現場では、そのようなジンクス、ゲン担ぎってありますよね。
ERや外来では、どれだけ暇でも、「暇ですね」とか「落ち着いてますね」とは言わない、なんてものはおそらくどこでもあることだと思います。
本当に「備えあれば憂いなし」で、抗がん剤による副作用も、「しっかり準備できている」という安心感がプラセボとなって効いているのでは、と思います。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!!励みになります!!
確かに病院では「暇ですね」はあまり言いたくない言葉ですよね。
暇と言った途端に・・あれ・・アレスト?とか、本当〜に嫌だと思います!!これから抗がん剤治療を受ける患者さんには是非とも、験担ぎをしてもらいたいなあと思う次第です。
もちづき 裕
第40話 免疫力頼みなんですねへの応援コメント
「免疫力」、よく耳にする言葉ですが、これほど曖昧に使われている言葉もないのでは、と思っています。「免疫力」という言葉とイメージはあれど、「どうやってそれを評価するのか」となると、評価する指標が存在しないわけです。
例えば、「白血球数が激減」していれば、「免疫抑制状態だ」ということは容易にわかるわけですが、取り立てて、重篤な病気も抱えておらず、一般的な血液検査で問題がない人の「免疫力」ってどうやって評価するのだろう、と外来をしていて、患者さんから問われるたびに思うのです。
曖昧な「免疫力」という言葉とは別で、現実に人間(に限らず、少なくとも脊椎動物も、場合によっては無脊椎動物や植物でも)には、「免疫」というシステムが存在します。容易に検査ができるシステムもあれば、特殊な検査がいるシステムもありますが、複数のシステムから(少なくとも)人間の「免疫」はできています。
「風邪」の患者さんが受診される、ということは少なくとも日本の場合は、「薬をもらう」ということが無意識のうちに「当たり前」となっており、「風邪やから、寝とけば治る!」と言い切って何も薬を処方しないと揉めるもとになるのは容易に想像できます。なので、鼻汁に対しては抗ヒスタミン薬、咳やたんについては鎮咳薬や去痰剤、発熱にはアセトアミノフェンを処方しています。古くからの風邪薬である「PL顆粒」、今ではOTCになり、TVでもCMをしていますが、配合されている薬が古く、尿閉などの副作用が出やすいので、患者さんから希望されても「それは古い薬で厄介な副作用が多いので、やめておいた方がいいです」と説明しています。
COVID-19やインフルエンザには、抗ウイルス薬が開発されましたが、そのほかにもRSウイルスやら、ヒトメタニューモウイルス、COVID-19以外のコロナウイルスも「かぜ症候群」を起こします。これらのウイルスに効果のある薬剤はないので、人間に備わっている「免疫系」の力でウイルスを排除せざるを得ません。ただその力が「強いか弱いか」を測定する方法は「ない」というのが、「免疫力」という言葉に対する回答かと思います。
私は都合3回、COVID-19に罹患し、一度はホテル療養を経験していますが、3回とも何も薬を使わずにみていました。発熱は、基本的には、ウイルスや細菌の増殖を抑えるために、わざわざ身体が頑張って出しているものなので、熱が高い時は「フーフー」言いながら耐えています。
もちろん、もちづきさんのように、好中球減少症があり、非常に細菌感染に弱くなっている状態であれば、発熱と同時に広域抗生剤を使用する、というのは適切だと思います。
第38話 思い込みの力を信じてみようへの応援コメント
確かに、夜間当直をしていると、時々、とある鎮痛剤の中毒患者さんが来られていたことを覚えています。プラセボを注射しても、「今打ったやつ、違う薬やろ!何だまそうとしてんねん!」と余計ひどいことになったこともありました。たちが悪いのは、その薬の注射を受けると、お金も払わずに逃げてしまうことです。
ただ、私も尿管結石でのたうち回っているときに、一度その薬を使われたことがあります。静注だったので、薬が上腕から右心房、右心室、肺、左心房、左心室を通る数秒間のタイムラグの後、明らかに薬が脳に届いた、という感覚とともに頭の中に竜巻が起こり、ひどいめまいとともに尿管結石の痛みがスーッと消えていったことを覚えています。なので、こういう人たちには「プラセボ」は無理だな、と実感しました。明確に「今、薬が脳に届いた」と実感したからです。
なので、私がその薬の依存症患者さんを対応するときには、「依存症の患者さんがたくさんこられて、病院として大変困ったことになったので、当院ではその薬の採用を止めました。一般的な痛み止めなら処方できますが、内服か坐薬になります」と説明していました。
それでもワーワーいうようなら、「あなたがワーワー大声で騒ぐことで、私もスタッフも恐怖を感じて仕事になりません。業務妨害でもあり、人を脅して恐怖を与える行為は犯罪となります。警察に連絡します」と言って、実際にスピーカーモードで警察に電話をします。もちろん電話を切られないように頑張ります。相手が手を出して来たらなおさらラッキーです。多くの場合は、警察につながった時点で捨て台詞を吐いて出ていきます。
もちろん経緯については細かくカルテに残しておきます。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!!励みになります!!
昔、むかーしに入院していたヤク中の患者さんは完全なるチンピラだったんですが、警察に連れて行かれるまで大人しかった覚えがあります。
警察沙汰を考えるほど騒ぎになる患者さんは、緊急外来に現れる可能性大ですよね。本当にお疲れ様です!!
患者さんの出禁のファイルがあったり、夜中の暴風雨の中で出禁の患者さんがやってきたりと、病院の中は意外にドラマティックだったなあと思い出したりしています。 もちづき 裕
第37話 眠れないアルへの応援コメント
「眠れないアル・・・」状態の時に、日中の眠気はどうですか?
日中も眠気を感じていないのであれば、「身体そのものが『睡眠不足』ではない」ことを示しているので、「眠らなければ…」と思わずともよいと思います。
「眠れない時には布団から離れる」というのは、「布団は眠る場所である」という条件付けを維持することには有用です。そういう視点で、「眠れない時は布団から離れる」というのは理にかなっていますが、例えば、てんかんの精査などで「脳波」を取るときには、「目を閉じる」だけで脳波の波形が変わります。視神経からの入力はそれだけ脳の処理を必要としているのだと考えています。
外来に、「眠れない」という主訴で来られる方は多いです。昼間は眠くてウトウトしている、という方には、「その時間も睡眠時間にカウントしてください」と伝えてます。日中に眠気なく、夜眠れない、という方には、「日中に眠気がなければ、脳は休めているので、気にせずともよいです」と説明しています。
あと、「閉眼するだけでも脳波が変わるので、脳はある程度休まります。眠れない時は「そんなもんだ」と気持ちを切り替えて、枕元にラジオでも置いて、静かにしていれば、ある程度脳も身体も休まります」と説明しています。
私も不眠傾向があり、子供のころから枕元にラジオを置いています。最近はNHKの「ラジオ深夜便」を聞くともなく流しています。頭の中は、「眠らないと!」ということを追い出して、「おいしいカレーの作り方」みたいなどうでもいいことを考えて、目をつぶって横になっています。起床時刻になれば、必ずその時間に起きています。起床時間を一定にする、ということは重要だと思います。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!!本当に励みになります!!!
今までこの病気に罹るまでの間は、不眠に悩まされるなんてことがなかったのですが、抗がん剤治療を始めてから「あっ、これは完全に不眠症」しかも中途覚醒型になってしまったようで、昼間に昼寝をして凌いでいたのですが、これが睡眠加算出来るなんて・・
あと、閉眼するだけでも脳波が変わること、脳はある程度休まるということも今後、作中で紹介させて頂けたらと思います。
3回目の抗がん剤を実施し「前とは違うな〜」と四苦八苦しているところではございますが、こうして励まされつつ、頑張っていけたらと思います ╰(*´︶`*)╯ もちづき 裕
第36話 マジで萎えるんですへの応援コメント
お腹の中の出来事なので、何ともわかりづらいところが、また辛いですね。それまで痛くなかったものが痛くなってしまった、「痛み」は大きなストレスなので、お辛いことと愚考いたします。痛みが落ち着かれることを願います。
第33話 そりゃどうにも出来んがなへの応援コメント
これはこれは…、見事に骨髄抑制がかかっていますね。私はがんの化学療法については全く経験がないので、この辺りの感覚が分からないのですが、教科書的には、好中球が1000/μL未満、あるいは1500/μL未満で、これからさらに下がることが予想される場合は「無顆粒球症」として入院の適応だとされています。
リンパ球、単球のパーセンテージが高いのは、「数字のマジック」です。簡単にWBC 1000として、リンパ球が69%なので、690/μLですが、WBCの基準値3500~8000と考えて、例えばWBC 4000/μLと考えると、17%くらいと、割合の基準を下回っていることになります。単球も同じことです。
造血幹細胞から、まず「リンパ球系」の造血細胞と「骨髄球(白血球、赤血球、血小板)系」の造血細胞に分かれていくので、骨髄球系細胞の減少速度とリンパ球系の減少速度(つまり細胞の寿命)が異なるため、見かけ上リンパ球、単球が増えているように見えます。好中球がいなくなってしまったので、見かけの割合が増えているだけで、実際はどちらも減っているのです。
好酸球は、ステロイドを使うといなくなります(ふつうの状態でも)。デキサメタゾンも、リンデロンも薬効としては結構長いので、それで好酸球が居なくなっているのでは、と思います。
ステロイドそのものが炎症反応を抑えるので、高容量のステロイドを使っているときには、CRPの値も信頼できなくなります。臨床判断としては、「悪寒戦慄を伴う発熱はあれど、抗菌薬で解熱しており、何とか自宅療養できるかな」という判断かと思います。
医学的に重篤な問題(命を左右する問題)と、生活を送るうえでの深刻な問題(QOLの問題)が異なる、ということはままありますよね。
そういうことも含めて、「医療」は難しいと思いながら仕事をしています。
作者からの返信
詳しいお薬の情報!!詳しい骨髄抑制の説明!!ありがとうございます!!
白血球が1000台となりまして「!!??」状態になったのですが、二回目を終えて二週間後の採血の結果、再び白血球が1000台となりました。「ギリギリ3回目は出来そうかな〜」と、担当の先生から言われるほどギリギリの綱渡りの状態となっておりますが、何とか頑張って生きております!!低空飛行、低空飛行。「抗がん剤治療を受けて下がっちゃったものは、次は下がったところからスタートなので」と言われた通り、抗がん剤も初回から20%減量のまま(涙)仕方ないんですけれども(涙)いつも詳しい情報をありがとうございます。ほんとーに!!励みになります!! もちづき 裕
第32話 こりゃまずいことになっているねへの応援コメント
レボフロキサシンで薬疹が出たのは、主治医の先生にとっては頭の痛いところだっただろうと思います。
抗菌薬の処方内容を見ると、これでカバーできないのはMRSAくらいだと思います。
好中球減少症(白血球減少症)で最も注意すべき病原菌は「緑膿菌」ですが、内服薬で緑膿菌をカバーするものは、レボフロキサシン、シプロフロキサシン(シプロキサン)など、ニューキノロンと呼ばれる一群の薬剤だけなので、「レボフロキサシン」で薬疹が出たとしても、どうしてもニューキノロン系の薬を加えざるを得なかったのだろうと思います。
3種類の抗生剤、いずれも処方量としては妥当で、添付文書通りだと思います。オーグメンチンは、「アモキシシリン(ペニシリン系)」と、ペニシリンを分解する酵素(βーラクタマーゼ)をブロックする「クラブラン酸」の合剤です。追加で処方されているアモキシシリンは、「オーグメンチン」をサポート(含まれているアモキシシリン量を増やす目的)するためのもので、オーグメンチンとアモキシシリン(先発名:サワシリン)は「オグサワ」と呼んで、セットで処方することがほとんどです。シプロキサンが苦手とする菌種をオグサワがしっかりブロックしてくれるので、内服薬としては、相当広い菌種をカバーしています。本当に、カバーできていないのはMRSAくらいです。
第30話 ガタガタと坂道を転がり落ちるように悪くなるへの応援コメント
身体がしんどければ、無意識のうちに「イライラ」しますよね。
ご存知かと思いますが、細菌が血液の中に入り込む状態を「菌血症」、それに対して、身体側が大戦争、しかも「負けかけ」の状態を「敗血症」と言います。菌血症、敗血症の時の「寒さ、ふるえ」は日本語では「悪寒戦慄」、英語では「Shaking chill(身体を揺さぶるような寒さ)」とか「Shivering(歯がガチガチと鳴るほどの震え)」と呼びます。
けいれん発作に間違われることも多い位で、「先生、患者さんがけいれんしています!」ということで慌ててベッドサイドに行くと、患者さんは意識ははっきりしていて、「寒い!寒い!」と言って、身体がガクガクと震えており、「これはけいれんじゃないよ!敗血症だよ!緊急採血と、血液培養の用意、点滴路を確保して抗生剤を開始するよ!」となることはしばしばでした。
体温は脳の視床下部でモニタリングと、体温の設定を行なっています。このシステムが壊れるのは、現実問題として「熱中症」のように、汗をかくなど、人間の体温調節、体温を下げるメカニズムを超えて熱を加え続けて起こる「高体温」、あるいは「脳炎、脳症」でもない限り壊れることはありません。身体側が、「菌血症・敗血症」を認識し、体温を例えば「40℃」に設定すると、現在の体温が「37度くらい」であれば、すぐに40℃に体温を上げようとします。急速に体温を上げるには「筋肉を動かす」ことが有効なので、歯がガチガチいうほど震えて体温を上げようとします。
こんな時は、夏でも「冬の布団+電気毛布」くらい使ってあげないと寒さはましになりません。とりあえず、脳の設定温度まで体温が上がれば、身体の震えと寒さは楽になります。こんな時は積極的に身体を温めたほうが楽です。相当お辛かったことと思います。
この熱が、感染によるものか、抗がん剤の副作用によるものか、というのは検査をしないと分からないこと、「悪寒戦慄」を呈するような感染症なら、一刻も早く対応しないと命を落とすことになるので、緊急事態です。主治医の先生が「何時でもすぐに連絡を」というのは、そういうことだと思います。
「悪寒戦慄」の患者さんを診ると、患者さんも、医者も冷や汗をかきます。大慌てです。
作者からの返信
詳しい説明ありがとうございます!!ほんとうに励みになります!!
外来ではそこまで詳しい説明をしてくれなかったし、
「いつでも良いので絶対に熱が出たら電話をしてください!!」
と圧強めで言われたので、おおーと思っていたのですが、そうか、敗血症か、敗血症は脳裏をよぎりもしませんでした!
私の場合は抗菌剤を飲んでグアッと体温が下がったのですが、あのまま抗菌剤が効かなかったら大変なことになったわけですよね。ふー。体力と免疫力で何とかその場は乗り切ったのは良かったものの、おいおい、まじスカ展開がこの後に続くことになりますので、少しでも面白いなあと思って頂けたら幸いです!!
もちづき 裕
第27話 まあ・・こんな感じですへの応援コメント
忙しい病棟なのかもしれませんが、看護師さん、結構いい加減ですね。
理由のあるリクエストと、訳の分からないクレームでは全く意味が違うので、しんどい時には、質問をすることに気を使わなくてもよいだろう、と思っています。
外来でも、患者さんから「聞きたいことがあります」と聞かれたときは、しっかり聞いて、誠実に答えるようにしています。患者さんが「安心しました、ホッとしました」と言ってくださると、こちらも「良かったなぁ」とうれしくなります。
もちづきさんは看護師さんとのことで、こういうことは少ないと思いますが、医療従事者でない人には難しいことかもしれませんが、使われている薬の名前とその作用、覚えていてくださると大変助かります。外来で、「先生、あの薬ほしいねん。あの、白い細長いやつ!」と言われても、こちらにはさっぱりわかりません。
「「白くて細長い薬」ってたくさんあるので、薬の名前とか、いつ頃処方された薬とか、何の薬なのか教えてくださいますか?」
と、古いカルテを繰りながらあれでもない、これでもない、とするのは、傍から見ると滑稽ですし、こちらとしては必死です(笑)。
第26話 吐き気止めが欲しいんですへの応援コメント
いやはや、何ともいい加減な病棟かと思いますよね。深夜勤の看護師さん、「10時にならないと薬が飲めない」なんて言って、ひどい話です。
病院の規模にもよりますが、かなり高侵襲な手術を行なうことができる病院ならば、深夜帯にも薬剤師が当直しているのでは、と思いますし、患者さんがしんどがっているならば、当直医を呼んでもよいと思うのです。私たちは「医療法の施設基準を守る」ために当直をするのではなく、夜間帯でも、しんどい患者さんの助けになるために当直をしているわけですから。
抗がん剤のレジメンを見れば、吐き気予防の薬をあらかじめ使っていても、心窩部不快感や嘔気・嘔吐が出現するのは「想定の範囲内」だと思うのです。入院主治医も「異常時指示」の中に、制吐剤やPPIなどを入れておけばいいのに、と思いました。
何より、「いい加減な対応」をする当直帯の看護師さんたちに、びっくりした次第です。
第25話 一気飲みですか・・への応援コメント
点滴の留置針のテープ固定、いろいろな医療機関で、いろいろな流儀がありますよね。二股にしたテープの根元を留置針につけて、両足(と言っていいかな?)刺入部の下を通すようにして皮膚に固定したり、逆に皮膚に根元を貼り付けて、両足を留置針に固定したり、でした。
テープ固定が必要なものと言えば、経鼻胃管もそうですし、気管内挿管チューブもそうですよね。
私の研修した病院では、3~4日に1回、ER当直が回ってきて、心肺停止の患者さんもどんどん受けていたので、見様見真似ながら、各種チューブの固定をしていました。
初期研修で麻酔科の研修を受けたときに指導医から、「チューブの固定の時にテープを使うが、その時に、チューブの固定に有効な力を出すのは、チューブそのものとテープが接触している部分だけである。挿管チューブの固定で、テープの上にテープが巻かれていることがあるが、あれは「チューブの固定」という点では全く意味がない」と指導され、「目からウロコ」でした。
それからは、経鼻胃管も、挿管チューブも固定の際は、テープとチューブの接着面が最大になるようにテープを貼るようになりました。
末梢点滴を留置針で確保するとき、太めのテープで、点滴刺入部も含め、留置針全体をベタッと貼る人がいましたが、「雑だ」と思っていたものの、実はそれが「最強」の固定法でした。今では、点滴刺入部を含め、留置針~点滴チューブまでを透明のフィルムで貼り付けてしまう、というスタイルを、高次の病院ではよく見かけますが、やはりそれが最強の固定法なのだろう、と思っています。
作者からの返信
感想いただき有り難うございます!!励みになります!!
研修医の先生はテープの固定を方法を初回のライン確保で懇切丁寧に教えて貰っていたのですが・・本当にやりたくなかったんですかね。二本目ライン確保の時にも「キュルン!私はどうしたら良いの?」を披露しておりまして、おおお!さすが女子力って奴ですか?まさかそこで〜、テープは結局全てお任せですか!すごい!凄すぎる!というのを目の当たりにしたのですが・・
いや〜、遥か昔の時代と比べると今はみんなが仏様のように優しいのだな〜と思った次第です。時代は変わったんですねえ。すごいっす。
第24話 点滴が漏れましてへの応援コメント
え~っ?!、そんな対応でいいの??と、びっくりしました。
抗がん剤の点滴漏れに対する対処はずいぶん前に確立していて、薬液の吸引、抗がん剤の種類によって「冷やす」か「温める」、ステロイドの局所注射、ステロイド外用薬の塗布を行なう、となっていたかと記憶しています。普段から「悪性腫瘍の治療」とはかけ離れたところで医療をしている私でも、「抗がん剤の点滴漏れ」と聞いたら、「えらいこっちゃ!」と慌てます。
私自身は大学ではなく、市中病院で初期研修、後期研修を受けました。市中病院で研修を受けたことはとても良かったと思っていますが、1点だけ悪いところを上げるなら、「末梢点滴は看護師さんの仕事」だったので、「点滴が上達しなかった」ということだと思っています。
抗がん剤の外来治療は、私が後期研修医だった20年ほど前から盛んになってきたように記憶しています。当初は看護師さんが点滴路を確保してくださっていたのですが、抗がん剤の点滴漏れに対する責任、ということで、内科の初期及び後期研修医が点滴路を確保することになりました。繰り返し抗がん剤治療を行なっておられる患者さんなので、「良い血管」がないことが多く、しかも点滴が「下手くそ」な私たち研修医がその任についていたので、しょっちゅう患者さんから、「下手くそやから、変わってくれ」と言われていたことを覚えています。手が変わっても、やはり不慣れな研修医なので、患者さん、しょっちゅう怒っておられました。
今でも、末梢路の確保よりも、CV挿入の方が自信があります(笑)。
点滴漏れを絶対に避けたい抗がん剤治療を続ける、ということで、CVポート造設などの話はなかったのでしょうか?
それはともかく、点滴漏れについては、大変だっただろうと推測いたします。
作者からの返信
感想いただき有り難うございます!!とっても励みになります!!
私も勤めていたのが中堅病院だったのでルート確保は看護師のお仕事だったのですが、抗がん剤治療は漏れたら困るので先生にお任せ。ということは分かっているんですけど、ヒェーな体験をすることになりました。抹消血管よりもCVを入れる方が楽、そういうものですよねえ。なんかわかる気がします。
幸いにもドキソルビシンは少量の漏れで済んだのですが、そもそもこの漏れが主治医の先生まで伝わっているかどうかが分からない。外来の時に話題にも出なかったですからね。
まあ、とりあえず一本、太い血管があるので、これで行けるところまで行こうと思います。あと四回行けるのかな〜という不安もあるけれどもですが・・
もちづき 裕
第19話 ああ無情への応援コメント
私が研修医になりたての、ちょうど20年ちょっと前に、創傷治癒に「革命」が起きました。以前の創傷処置と言えば、毎日の「消毒液の塗布」と「ガーゼ交換」が「当たり前」でしたが、「消毒薬は創傷治癒のために分裂している自分の細胞も殺してしまう」「創からの浸出液の中に、細胞成長因子が含まれていて、浸出液を取り除かない方が治癒が早い」という考え方が、エビデンスとともに広がってきました。「ラップ療法」とか、「閉鎖療法」という考え方です。感染していない創については、閉鎖療法が明らかに治癒が早いので、市販のバンドエイドでも、「傷パワーパッド」といって、かつての「ガーゼ」のついたものではなく、創部の被覆材でできたものが市販されています。
私の年次から「初期研修医必修化」が始まり、各診療科をローテートする「スーパーローテート」が必須となりました。外科研修中は、もちろん朝から患者さんの状態を見ていきますが、「包交車」には消毒液はなく、注いだばかりの大量の水道水と、濡れたところを拭く「おしぼり」、そして各種の被覆材が載っていました。
透明のフィルムはおそらく「オプサイト」あるいは「パーミロール」などの名前で発売されているものではと思います。創の状態が観察できるので、ある程度の湿潤状態が維持され、感染を起こしていなければそのまま。浸出液でwetになりすぎていたら、被覆材を外して、大量の水道水で洗浄、新しいおしぼりで水分を拭きとって、再度被覆材を貼る、ということが回診でした。
その一方で、感染創に対しての原則は「切開、排膿、ドレナージ」なので、誤って感染創に閉鎖療法を行ない、感染を重篤化させる、ということも起こるようになり、今では、「非感染創は閉鎖療法、感染創は洗浄+被覆材あるいはガーゼ」ということになっています。今の考え方では、「ガーゼ=創部を乾燥させるもの」という認識です。
術後2日目でフィルムを外すのは、「創の初期閉鎖は48時間以内」という説に基づくものだろうと思いますが、個人的には早いと思います。感染がなく、浸出液も溜まっていなければそのままで、浸出液が溜まっていれば十分洗浄して、被覆材を貼り変え、被覆材保護は1週間続ける、でよいと思います。縫合創も1週間で抜糸することが多いので、それに準じてよいと思います。
作者からの返信
詳しい情報を有り難うございます!!私の時代には包交車は必須だったんですけど、病棟で見ないな〜と思ったらそんなことになっていただなんて!!創傷治療の革命については手術編最後に追加記載させて頂ければと思うのですが・・手術編の後は抗がん剤治療編、抗がん剤治療は本当に、一筋縄では行かないと今現在、大いに実感しているところでございまして・・この一筋縄で行かないところを少しでも読者の皆さんに楽しんで読んで頂けるように頑張ります!!
もちづき 裕
第18話 早期離床っていうけれどへの応援コメント
大手術の後、痛みが強くても「早期離床が大切!」と決意して実行されたことに、敬意を表します。
私は仕事上、高齢者のお相手することが圧倒的に多いですが、高齢者と言えば、転倒、転倒と言えば腰椎の圧迫骨折か大腿骨頸部骨折です。
大腿骨頸部骨折はほぼ全例が手術になりますが、術後、歩けるようになるか、寝たきりか、を分けるのは、痛みに負けずリハビリを頑張れたか、痛みに負けてリハビリを頑張れなかったか、によります。認知症があるとどうしても後者になりがちですが、頑固な男性で怒りっぽかったりすると、やはりリハビリが進まず、寝たきりになります。
大きな正中切開をされているので、咳はさぞつらかっただろうと思います。麻酔薬や、気管内挿管の影響なのかもしれませんね。喫煙者はこれで肺炎を起こしたりするので、術前の呼吸機能訓練、きちんとされていてよかったと思います。
作者からの返信
応援くださり有り難うございます!!励みになります!!
本当に早期離床は大切!!ということで自分でも実践してみたのですが、
やっぱりその後の回復度合いが違うな〜と実感した次第です。
高齢者の場合は・・本当に動くのが大変なので、励ますのも、おだてて動かすのも大変だろうなと思います!!呼吸機能訓練も本当に!大事です! もちづき 裕
第12話 余談ですがへの応援コメント
確かに「がん」というのはキラーワードですよね。死亡率が同程度でも、「心不全」とか、「COPD」とか、「透析が近い糖尿病」と言われてもご本人やご家族はそれほど驚きませんが、「がん」と聞いた途端に顔色が変わります。
ただ、「がん」と聞くと、どうしても心のどこかで、「自分の死」というものがリアルなものになるので、そういう反応をするのかもしれない、とも思います。
作者からの返信
感想いただきありがとうございます!!励みになります!!
『名古屋スタディ』の話は私も主治医の先生から聞きました。
いやー・・主治医の先生による子宮頸がんワクチンの話は本当に長かったです。あっそういえば、私、かなり危機的状況になっているんじゃなかったっけ?と、ステージが移行したことなんか忘れちゃうほどでした。
娘が中学三年生になるまでの間は『子宮頸がんワクチンを打ちましょう!!』という案内が自治体から届いていたのですが『副作用が出たとしても、自己責任となります』というような文言がありまして、
「うーん、自己責任ってなんなのよ?」コロナワクチンの時もそうだけれど、日本のワクチン接種、こういうところがあるよな〜と、思った次第です。
あとやっぱり『癌』というのはキラーワードですよね〜。
もちづき 裕
第11話 ピカピカ光るそいつはなんだ?への応援コメント
子宮頸がんワクチン(サーバリックス)の公費負担年齢が小学6年生~高校1年生と設定されているのは、「性交渉の経験前にワクチンを終わらせたいから」です。日本では女性のみ公費負担となっていますが、HPVは男性の尖圭コンジローマの原因にもなっており、男性についてもそれらの予防効果があります。そもそも女性にウイルスを持ち込むのは基本的には男性なので、男性にもワクチンを打つべきですし、国によっては男女とも、その年代に接種を勧奨されています。
コロナワクチンと同様に、子宮頸がんワクチンの接種後に、説明のつかない高度にADLを低下させる副反応が報告され、一時、勧奨中止となりました。ただ、何の誘因もなく、突然説明のつかない高度にADLが低下する患者さん、というのもわずかながらおられます。複数の大規模調査で、ワクチン接種の有無と、そのような症状の発症の頻度には有意差がない、と報告されています。
面白いのは日本の「名古屋スタディ」で、当時の名古屋市長、今は日本保守党で衆議院議員を務めている河村氏が「そんな悪いものなら、すぐにやめにゃならん」ということで、名古屋市立大学を中心に大規模調査を行ないましたが、意に反して、ワクチン接種の有無と発症頻度について「有意差がない」という結果が出て、「あれれ?」となったそうです。「名古屋スタディ」はきっちり調査されていて、日本発の重要な「エビデンス」になっています。
術前の呼吸機能訓練は「超」重要です。開腹手術だと、術後の疼痛で呼吸が弱くなるので、術前にしっかりトレーニングをしておく必要があります。喫煙者で全身パス異を受ける方なら、「必須」です。
第10話 急展開で走り出すへの応援コメント
本当に「急展開」ですね。ご主人が滑り込みで間に合ってよかったです。
第8話 早く手術がやりたくてへの応援コメント
焦る気持ち、よくわかります。
命にかかわるものが身体の中にあれば、「早く取ってくれーっ!」と思いますよね。
私自身は、一旦自分の歩んできた道を捨てて、「子どものころからの夢」だった医師に人生の路線変更をした、いわゆる「再入学組」でしたが、医学部3年生の時に、声の嗄れが治らず、近くの耳鼻科に受診しました。
声帯にポリープがある、とのことで治療を受けましたが奏功せず、「悪性の可能性があるやもしれぬ」ということで、大学病院に紹介となりました。
その時点で「がん」だと診断されたわけではありませんが、「タバコも吸わない俺が、もうすぐ夢が手に届く、というところで人生を諦めなければならないのか」とがっくりしたことを覚えています。
大学病院で術前検査をして、「生検」も兼ねて「手術」ということになり、大学病院に入院しました。手術当日、教授の術前診察で、「あれぇ~、結構小さくなっているよ。これなら手術はキャンセル、外来でfollow!」となりました。
「悪性やもしれぬ」ということだけでも、結構なストレスだったので、「悪性」と確定診断がついていれば、「早く取ってくれ!」というのは当然の感情だと思います。
作者からの返信
感想と応援いただき有り難うございます!!
専門家としての貴重なご意見!!本当に!!有り難うございます!!
昨日、抗がん剤治療を行なって退院して来たのですが、さてさて、今の体調を何処までキープ出来るかということで頑張っているところです!!
お話の方はここから入院、手術編へと進んでいくことになるのですが、
「悪性やも知れぬ」と考えた時の恐怖は、いやー〜、そうなった人にしか分からないおっかなさだと思います。
現在、死ぬまでの間に二人に一人が癌宣告を受けているという時代で、
告知を受け、手術をして、抗がん剤治療をして、という展開になってしまう人は多いと思うので、私の場合はこんな感じでしたということと、このような場合には、こうしておいた方が良かったのかな・・というようなことを少しでもお伝えしたいと思っているところです。
あと、早く手術をして取ってくれ!!は、誰もが思っちゃうことですよね!私の場合は漫才が頭の中をぐるぐる回り続けていたのですが、こちらは8話に載せております。
悲しみビッタリというよりかは、コミカルな感じで進んで行きますので、
最後までお付き合い頂けたら幸いです!!
第7話 両親には一体いつ話す?への応援コメント
お母様の、「それでiPadの音量だけど…」という言葉は、ちょっと笑ってしまいました(失礼)。よほどお母様、必死になられていたんだなぁ、と伝わりました。気持ちが落ち着いたら、お母様も「アワアワ…」となられるかもしれません。
1日で1kg体重が減った時、水分はきちんととれていたでしょうか?
脂肪は9kCal/g、筋肉がタンパク質(アミノ酸)とグリコーゲン(糖)でできている、と考えてみても、タンパク質もブドウ糖も4kCal/gの熱量を持っています。
質量保存の法則で、減ったものは消え去るわけではなく、別の形(嘔吐していなければ、呼気と尿と便)で出ていくことになります。脂肪が1日で1kg=1000g減ったとしたら、9000kCalが形を変えてCO2と水になり、熱を出します。1calが、水1gを25度から26度にするために必要なエネルギー、と定義されているので、9000kCalなら、900万カロリー、900万g=9000Lの水を1度上昇させるエネルギーとなります。24時間かけて燃える、とは言っても、放出されるエネルギー量がデカいので、体温は相当なことになります。筋肉ならその半分くらい、とはいえ、それでもなかなかな熱量です。
臨床現場でカヘキシーの患者さんを診ても、初診の時点では、2か月で7kg痩せている、なんてことで気づかれることが多いですが、仮に2か月=60日で6kg痩せた、と考えても、1日当たりの体重減少量は100gです。
私が医学生のころからポケットに入れている、「医学の格言集」には、「1日に500gを超える体重の増減は、必ず水の関与を疑うこと」と書いています。前日が少しむくんでいた、とか、その日は水分があまりとれていなかった、ということではないか、なんてことを考えました。
とはいえ、医者でなければそんなことは考えないと思うので、1日で1kgの体重減少を見て、本当に驚かれたことと思います。重い病を抱えていると、ちょっとしたことですぐ不安になりますよね。慌てられたお気持ち、お察しいたします。
第5話 人はパニックに陥るとへの応援コメント
看護師さんなら、確かにこれから先の展望もご存じなので、思いが突っ走ってしまうのはしょうがないと思います。ご家族の方は、「お母さんががんなの?!」でおそらく思考停止に陥ってしまうので、ついてこれないのも無理ないか、と思います。
作者からの返信
感想頂き有り難うございます!!
今回、このような病気に罹患することになり、うわー。家族のフォローって必要なんだなとしみじみ実感することになりました。私自身は悪い未来についてはがっちり蓋をして考えないようにしているけれど、家族はそうはいかないもんな〜と、改めて思う出来事でした。ここからドンドンとお話は展開していきますので、最後までお付き合い頂けたら幸いです!!
もちづき 裕
第3話 ポリープ・・ではない?への応援コメント
え、実話?=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇) 〣