無能な悪役貴族、奴隷少女と共に貴族学園を征服する

メソポ・たみあ

第1章 ハードな凌辱エロゲ世界

プロローグ


「ひっく……ひっく……ど、どうかお許しを……!」


「ほら、早くしゃぶって・・・・・くれよ」


 股間から生える屹立したモノ。

 それを前に、奴隷の少女は泣いてガタガタと怯える。


 おそらく、そういった奉仕・・の経験がまだないのだろう。


「お、お願いします……他になんでもしますから……!」


「奴隷のくせに反抗すんのか?」


 貴族の男は、奴隷の顔を殴り付ける。


 貴族の男の周囲には、彼の取り巻きと思しき他三人の貴族たちの姿もある。

 そいつらも殴られる奴隷を見て、ニヤニヤと愉快そうに笑う。


 奴隷は床に倒れ、悲鳴を上げるでもなく逃げるでもなく、ただ泣き続ける。


 ここでは喚いても逃げてもどうにもならないと、よくわかっているのだろう。


「しょうがねーな」


 貴族の男は奴隷の髪を掴み、無理やり身体を起こす。


 殴られた奴隷の頬は痣ができ、赤紫色に変色し始めている。


「おら、しゃぶれよ」


「あ……うぅ……」


「チッ、使えねぇ奴隷だな」


 貴族の男はもう一度奴隷の顔を殴る。

 奴隷の瞳は、すっかり生気を失っていた。


「ゲロ吐くんじゃねーぞ。吐いたら処分・・するからな」


 貴族の男がグッと奴隷の顎を抑える。

 そして彼女の口に、屹立したモノが突っ込まれようとした時――




「……おい」




「あん?」


「一体誰の許可を得て、俺の学園・・・・で汚いモノを見せびらかしている?」


 俺は彼らの中に割って入る。

 俺の両腰には一対の剣が下げられ、いつでも左右の腕で抜き放てる準備をする。


 貴族の男は眉をひそめ、


「なんだぁ、お前?」


「俺はヴォルツ・シュターク。この貴族学園の――覇者となる男」


 俺は「ククク」と歪の口の端を釣り上げ、


「まあお前程度の小物になど、覚えてもらう必要もないがな」


 小馬鹿にするように言ってやる。


 小物――という単語を使われた貴族の男は、その瞬間憤怒の形相となって両目を見開く。


 貴族という連中はだいたいこうだ。

 少しプライドを逆撫でしてやれば、簡単に怒り出す。


 俺はさらに見下すように冷たい笑みを浮かべて見せ、


「それに……しゃぶれだぁ? そんな汚いモノ、お前が自分でしゃぶってろ」


 と言い捨ててやった。


 その刹那、


「ぶ……ぶっ殺すッ!!!」


 貴族の男とその取り巻きは、一斉に俺へと襲い掛かってくる。

 彼らの腰にも剣がぶら下げられており、一様にそれを抜き放つ。


 剣術とは貴族の嗜みだからな。

 俺や奴らが学園の中で帯剣しているのは、ごく自然なことだ。


 凶器を持った男が四人。

 対してこちらは俺一人。


 一見多勢に無勢だが――


「雑魚共が」


 俺は両腰から剣を抜き放ち――ほんの一瞬で、四人の貴族たちを双剣の餌食にする。


 殺してはいない。

 こんな連中、殺さずに滅多斬りにするくらい朝飯前だ。


「ぐ……ぎゃ……!」


 抵抗する暇もなく、同時に床へと倒れる貴族の男たち。


 俺はそんな彼らから、服に付いている〝校章〟をバリッと剥がして頂戴する。


「クク……まずは四つ・・


 悪っぽい笑みを隠そうともせず、〝校章〟を懐へとしまう俺。

 コレは大事な戦利品だからな。


 さらに、残された奴隷の少女へと視線を向ける。


「丁度いい、そこの奴隷も貰っておくか」


「え……? あ、あの……!」


「お前に拒否権などない」


 俺は奴隷の少女へ近付くと、彼女を肩に担ぎ上げる。


 ――奴隷というのは貴族にとって所有物・・・であり、同時に〝富める者〟の証。


 それが奪われるのは、貴族にとって最も恥辱的なことの一つと見做される。


〝校章〟も奴隷も奪われたとあっては、そこに倒れている貴族の男……もう学園にはいられまい。


 仮に在籍し続けたとしても、貴族の恥晒しとして壮絶な虐めに遭うことだろう。

 フン、ざまぁない。


 もっとも――〝貴族が貴族から奴隷を奪う〟という行為も、極めて悪辣な行為と世間からは見做されるのだが。


 当然、俺はそれら全てをわかった上でやっているがな。


 そうして奪えるモノは全て奪い、俺はその場を後にした。






 ……〝校章〟と奴隷の少女を回収した俺は、人目の付かない校舎裏までやって来ると、周囲をキョロキョロと見回す。


 誰にも見られていないことを確認し、足早に建物の陰へと隠れる。


 するとそこには、銀色の髪を持つ奴隷少女の姿があった。


 俺は大きくため息を吐き、


「はあぁ……。シャンテ・・・・、本当にこれでいいのか……?」


 尋ねる。

 すると、


「――完璧ですわ」


 美しい銀色の髪を持つ俺の奴隷・・・・は、にこやかに笑ってパンッと両手を合わせる。


「貴族から奴隷を助け、〝校章〟ごと奪い去ってしまうなんて……流石はヴォルツ様、完璧な〝悪者〟っぷりです!」


――――――――――

↓こちらも連載を始めました!↓

『男が少なすぎるこの世界で、自分を負けヒロインだと思い込んでいる幼馴染と俺の【遺伝的相性】が最高だと判明してしまったんだが』

https://kakuyomu.jp/works/16818792440211127247

気軽に読めるラブコメ作品なので、ぜひご覧ください~^^

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