　カッパ、というと、一般的にレインコートの方の「合羽」と妖怪の方の「河童」の二つを連想するが、今回は前者の方のカッパで書いていく。

　私は自転車をよく使う。雨の日に乗る場合、カッパを着用するのが安全上のルールだと思うが、私はカッパがあまり好きではない。

　デザインが可愛いコート系やポンチョ系のカッパだとペダルを漕ぐ時に少しぬれるし、上下が揃っているタイプのカッパはデザインがどうしても微妙に感じてしまう。何より自転車を漕いでいる内にかぶっているフードが脱げて頭や顔がぬれる。私は視力が悪いので眼鏡がないと物をハッキリ見ることが出来ないのだが、雨の日は眼鏡に水滴がついて視界が悪くなり、それはそれで漕いでいて危ないのだ。

　とはいえ、雨の日でも安全に自転車を使いたい。

　そこで、何かいい物はないかと調べてみた。

　すると、レインハットなるものを発見した。文字通り雨よけ用のハットだ。デザインも可愛い物が多い。他にもフードを固定するフードクリップという道具もあり、それも便利そうである。中にはフード固定機能のあるカッパもあるらしい。

　どうやら雨の日でも可愛いと便利は共存出来るらしい。もう少しカッパのことを見直してみるのもアリなのかもしれない。