第2話 身なり

身なりはいつもヨレヨレだった。

「服には特に興味ないの、リサイクルショップでよく買うんだよね。」

いつも色褪せた服を着ている。

会うたびに同じ服、同じ斜めがけのバッグを持っている。

「うち、貧乏だからさぁ」と自虐めいた冗談を言うと、周りはお裾分けやお下がりを持ってくる。

私もよくスーパーでもらった景品や新しいけど着ない服などをあげたりしていた。



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