第21話
お母さんが私の話を聞いてため息をついていた
「じゃあ琴音、質問ね、優君がいろんな人に囲まれているよ、琴音はどうする?」
と質問してきた
「そんなの決まってるじゃない、その人たちを押しのけて話しかけるに決まってるじゃない」
と何を言ってるの?って感じで答えた
それを聞いたお母さんは頭を押さえていた
「私はそんな人混みに混ざるなんて無理よ、しかも馴れ馴れしく話しかけるなんて、他の人がどんな反応するかわかる?」
と少し怯えた顔をしていた
「何も思わないのじゃない?私だったら他の人たちを蹴落としても良いくらいの勢いで行くわ」
と決意を固めて行く感じだ
それを聞きたいお母さんは
「何この子好きな子のためならなんでもするのかしら」
と嘆いていた
そんな話をしていると玄関が開いてお父さんが帰ってきた
「ただいまー、なんの話してるの?」
と首を傾げていた
「お父さんお帰りなさい、今日優が家に遊びにきてくれたの」
と嬉しそうに報告していた
「え?なんでもっと引き留めてくれなかったの?僕も会いたかったのに」
ととても悔しそうにしていた
「お父さん聞いてくださいよ、琴音めちゃ中学の時モテてたらしくて」
とお母さんがお父さんに報告していた
「それはそうでしょ、琴音は可愛いんだから」
と当たり前だろって反応だった
この人は自分娘が1番の思考を持っていた
「琴音もちろん断っているよね?」
と当然だよねって感じで聞きてきた
「当たり前だよ、優以外の男なんて全く興味ないし気持ち悪いもん」
と言っているのをみておとうさんは
「お父さんは優君以外は絶対に認めないからね、他の女の子に取られないようにするのにもお父さん協力しちゃう」
と琴音に向かってグットサインをしていた
親子の話を聞いていてお母さんは目眩を起こしていた
流石親子だ、昔お父さんにアプローチされていたのを思い出した
幼馴染で琴音と同じ状態になっていた
それをお父さんが友達を使ったりして囲い込んできたのだ
だが今回は私たちとの状況が違う
それは私もお父さんも自分の容姿に自信があったことだ
だがしかし、今回は優君は自分に自信がなく自己肯定感が低いと見えた
琴音は自分がモテてるって自覚が無いため、優君が琴音から離れていこうとするのが目に見えている
これから優君がどんなめにあってしまうのか想像すると可哀想に思えていた
「琴音、ゆっくり優君と距離を詰めないとダメだと思うのだけど」
ってアドバイスをしようとしたら
琴音はゆっくり近づいてきて
「お母さん、恋愛は戦争なの、誰が、優を好きになってしまうか、わからないの、だからすぐにでも、心を掴まないと」
と詰めてきた
私は心を鬼にして言った
「わかったわ、そこまで思っているならお母さんも協力するわ」
と言った
ごめんね優君これも琴音のためなの
と心の中で謝った
これで優君が恋愛恐怖症になったら思いっきり甘えさせてあげよう
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