【TS】幼馴染の実験薬で女の子になったら羞恥プレイに目覚めてしまいました【R15】
松田裕介
プロローグ ブラジャーの着け方がわからない!?
「アオイ、ちょっと後ろ向いて。ブラジャーのホックが外れてる」
ルナの何気ない言葉に、僕の頬が一気に熱くなった。鏡に映る自分の姿を見つめながら、まだ信じられない思いでいっぱいだった。そこにいるのは確かに僕なのに、同時に僕ではない。柔らかな曲線を描く身体、肩にかかる黒髪、そして何より胸の膨らみ──完全に女の子の身体になってしまった僕がそこにいた。
「はい、直したよ。やっぱり女の子の下着って慣れないでしょ?」
ルナの指が僕の背中に触れた瞬間、電流が走ったような感覚に身体が震えた。男だった頃には感じたことのない、肌の敏感さに戸惑いながら、僕は恐る恐る振り返る。
「み、ルナ……これ、本当に僕なのか?」
声も完全に女の子のものになっていた。高く、やわらかな音色が喉から出てくることに、まだ慣れることができない。ルナは満足そうに頷きながら、僕の身体を上から下まで眺め回す。
「うん、完璧!アオイ、あなた本当に可愛い女の子になったのね。特に胸のサイズ、私より大きいんじゃない?」
そう言いながら、ルナが何の躊躇もなく僕の胸に手を当てた。
「ひゃっ!」
思わず上がった声に、僕自身が一番驚いた。男だった頃には想像もできなかった感覚が、ルナの手のひらから伝わってくる。柔らかく、そして不思議に温かい感触に、僕の心臓が早鐘を打った。
「面白い反応ね。やっぱり女の子の身体って敏感なのかな?」
ルナの悪戯っぽい笑顔に、僕は慌てて彼女の手を振り払う。
「ちょ、ちょっとルナ!いくら女の子の身体になったからって、そんな……」
「何よ、減るもんじゃないでしょ?それより、せっかくの機会なんだから、女の子の生活を体験してみましょうよ」
ルナはそう言うと、クローゼットから次々と服を取り出し始めた。僕の目の前に広げられるのは、今までの僕なら絶対に着ることのなかった、色とりどりの女性服だった。
「これなんてどう?スカート短めで可愛いでしょ?」
差し出されたのは、膝上十センチほどの白いプリーツスカートだった。男だった頃の僕なら、こんなスカートを履いている女の子を見て、内心でドキドキしていたかもしれない。それを今度は自分が履くことになるなんて……。
「ねえ、アオイ。どうしてそんなに赤い顔してるの?まさか、自分の身体に興奮してるの?」
「ち、違う!そんなんじゃないよ!」
でも、嘘だった。鏡に映る自分の姿を見ていると、確かに心臓がドキドキしていた。それが自分の身体だということが信じられないほど、美しい女の子がそこにいた。長い黒髪、大きな瞳、そして制服のブラウスの下に隠れた胸の膨らみ。どれもが、男だった僕には縁のなかった魅力的な特徴だった。
「うぅ、どうしてこんな事に……」
僕はこうなってしまった経緯を思い出す。
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