転生無双の天才魔術師

@s-h37

転生と成長

第1話転生

「ここは?」


 目を開けると、何もない真っ白な空間が広がっていた。ここは、どこだ?

 たしか、俺は………。


「ようやく目が覚めたの」


「うわぁ!」


 突然、後ろから声をかけられ驚く。振り向くと、そこには、白髪の老人が立っていた。さっきまで、何もなかったのにどうして?


「それはの、ここが神界だからじゃよ」


「!」


「うん?あぁ、お主おぬしの心を読んだのじゃ。驚かせてしまって悪かったの。悪気は、なかったのじゃ。」


「えーと、あなたは?」


「儂は、創造神ジェノフじゃ」


「創造神?俺は――――」


「鈴木君じゃろ?急いでいての。みな、待っておるから、続きは、そのときじゃ。」


 神界?創造神?俺は、理解できず、とりあえず後を追った。









○●○●○●


 10分程歩いただろうか?本当に辺り一面真っ白だった。どこまで続いてるんだ?すると、創造神様?から「着いたぞ」と言われ、辺りを見渡すが………


「何もないけど?」


「ホッホッホ、それはそうじゃろ。ここには、あらゆる仕掛けが施されている。何もに見えるのもそのせいじゃ」


「他にもそういう仕掛けがあるの?」


 創造神様?に仕掛けについて聞いてまとめると、あっちこっちに、仕掛けがあるわけではない。重要な場所だけに仕掛けがあるそうだ。だからと言って、重要でないものは、仕掛けがないのか?と言われたら、そうでもないらしい。多少なりでも発見されにくくしてある。だから、この空間は何も見えないようにみえる。

 因みに、創造神様もに見れば仕掛けは、見えないらしい。ただ、見えるようにすることもできるので、ここは、厳重に仕掛けを作ったらしい。入れるのは、神々でもごく一部。そんなところに、俺が入っていいのか?


お主おぬしがいないと話ができんのじゃ。お主おぬしのことをはなすからの。ほれ、解除したから見えるようになったじゃろ?」


「すごいですね。でも、人の心を読まないでください」


「それよりも、皆が待っておる。急ぐで行くのじゃ。」









○●○●○●


 仕掛けが解除され表れたのは、天空城だった。小さい雲がいくつもあって、小さい雲の上に一つの塔が建てられているが、パっと見た感じ塔の数は、雲の数に比べ、それほど多くないようだ。そして、中央に一際目立つ

 大きな雲の上にある白い城。その周りに、小さい雲や塔のある雲が浮いている。どうなっているんだ?神界だから?ってな疑問を持ちつつ、創造神様の後ろについて行って、城の中に入っていく。城の中は、外壁同様に白色で、飾りが少なく、代わりに城の細部一つ一つが巧妙に造り込まれており、飾りが少なくても美しかった。城を見とれているうちに、どうやら、目的地に、着いたようだ。


「ここじゃ」


「他にもいますね。待っていたのは、あの方々ですか?」


「正解じゃよ。空いている席に座ったら、話し合いをはじめるからの」


 ここは、会議室らしい。中央に円形の大きなテーブル、その周りに11脚の椅子。9脚は、すでに座られていて、残り2脚は、俺と創造神様ので、空いている席に座ると会議が始まる。


「まずは、自己紹介からじゃな。改めて、儂は、創造神ジェノフじゃ。名前の通り創造を司る神の一柱じゃ」


「次は、私ね。私は、魔法神ルミーナよ。魔法のことなら、なんでも聞いてね。」


 他の神々も、次々に自己紹介していった。10柱の神々をまとめると――――


創造神ジェノフ

魔法神ルミーナ

剣鬼神カイ

生命神ルシフェル

死霊神シーナ

武闘神ケン

破壊神ミナエル

竜獣神リュール

時空神エステナ

全知神シル


 創造神ジェノフ、剣鬼神カイ、武闘神ケン以外は、女神様だった。女神様は、みんな容姿抜群で、とても可愛い。対する男の神々は、おじいちゃんとおじさん顔だった。ちょっと、ショックである。


「誰がおじさん顔だ」


「俺は、おじさんではない」


「………」


「「無視すんな」」


 武闘神様と剣鬼神様が、俺の心を読んで反論してきたので、無視すると、息ぴったり怒られた。        

 創造神様と女神様達は、笑いを堪えていが、破壊神様と竜獣神様は、堪えきれなくなって、吹き出した。


「ハハハァ、面白いなこいつ」


「アハアハハ、気に入ったよ。そうだ、ボク達のことは、名前呼びでいいよ諒太君」


「わかった。そうするよ。ジェノフ様もそうだけど、名乗ってないのにどうして名前知ってんの?」


「「「「「「「「「「………」」」」」」」」」」


 ん?何故そこで黙るんだ?その応えは、シル様が教えてくれたが、どうやら神様達が、俺の住んでいた世界に介入してしまったかららしい。

 それでも、黙る理由になっていない気がするが?介入してもどうやって、俺を知ったんだ?10柱の神を代表してジェノフ様が1からここに俺がいる理由まで話してくれた。


「まず、謝らせてくれないかの?」


「ん?」


お主おぬしの死因じゃが、儂らのせいなのじゃ。すまなかった」


「「「「「「「「「すいませんでした」」」」」」」」」


「?………えーと、とりあえず、どのように死んだのか教えてくれません?」


「そうじゃな、儂らは、1年に1度しか手には入れることが出来ないもの凄く美味しい実を賭けて10柱全員争っていたのじゃ。特に、ルミーナ、ミナエル、エステナが全力を出して暴れていての。エステナがお主おぬしの世界と空間を繋げてしまって、そこにルミーナとミナエルの攻撃の余波が、向こうの世界にいってしまったのじゃ」


「その余波で、俺が死んだと?」


「理解が早くて助かるの」


「それって、余波じゃなかったら危なくない?」


「だから、こうしてみんなで謝っておるのじゃ。因みに、魂は、シーナが回収したのじゃ。お詫びも考えておる」


「聞いても?」


「もちろんじゃ。お詫びはな、お主おぬしを儂らが管理する世界へ転生させようと思うんじゃ。魔法と剣のファンタジー世界。そこで、お主おぬしは、恵まれている家庭の子供として転生してもらうのじゃ」


「話しはわかりました。謝罪もお詫びも受け入れます。ただ、………」


「ただ、なんじゃ?」


「カイ様とケン様が、やったなら許しませんでした」


「おい、それはどういうことだ」


「何故、俺らなのだ」


「………」


「「おい、聞いてんのか」」


 「女神様達ほ、みんな可愛いので、許せますけど、おじいちゃんやおじさんに殺されたならねぇー………」


 俺の言葉にカイ様とケン様は、また、息ぴったりに怒ってくるが冗談だとわかっているので、これ以上は、何も言わないようだ。女神様達は、笑っているものもいれば、可愛いと言われ顔が赤くなっているものもいた。ジェノフ様は、おじいちゃんっていったことに、何故か、デレデレだった。


「孫よ。加護を与えるから、楽しくいきるのじゃぞ」


「孫は、やめて下さい。」


「いいでは、ないか。お主おぬしは、儂の孫なのじゃ。それよりも、準備はいいかの。」


「過去に、あまりいい思い出がないからね。いつでもいいよ」


「では、転生するのじゃ。またの~」


「「「「「「「「「「また、会おう(ね)」」」」」」」」」


 こうして、俺の意識は闇の中に包まれていった。また、会えるのかな?









○●○●○●


 「ちなみに、みなは、どのくらい加護をあたえたのじゃ?」


「「「「「「「「「Max」」」」」」」」」


「儂もじゃ、あんなに気に入ったのは、初めてじゃ」


「私たちに、あんな態度とる人、あの子だけだよ」


「ふふふ、可愛いだって」


「可愛くねぇだろ」


「滅ぼすわよ」


「これはバケモノが生まれそうね」


「早く会いたいな~」


「いなくなったばっかりよ。まぁ、ボクもだけど」


「見事に心を奪ったな」


「しょうがないよ。ずっと神界にいて、関係を築いている人が少なかったもの」


「私たちの意外な弱点だな」


 上からジェノフ、シル、ルミーナ、カイ、ルミーナ、シーナ、エステナ、ミナエル、ケン、ルシフェル、リュールの順で、思い思いに言っていく。









○●○●○●


 「うぎぁー、うぎぁー」


 こうして、俺は、第2の人生を歩み始める。

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