取材相手:松崎卓三さん（75）

元々⬛︎⬛︎県R市のあの山周辺に住んでいた方である。

えぇ、そこら辺の土地については立川家が仕切っていたということまでは知ってるんだね。

そのとおり、昭和初期までこの町一帯、いや元々村だったんだけど、立川家が仕切って色々と村おこし等をやっていたんだ。

そして、この村には座敷童子がたくさん住み着いているという言い伝えがあったんだ。

その理由としてはこの村はほかとは違い裕福な方だったんだよ。

そのため、立川家の離れには座敷童子を祀っているという蔵が建っていてね、３ヶ月に１度食べ物や玩具を立川家が村人から回収して捧げていたんだ。

捧げないと祟られると言われていたからね。

まぁ実際に座敷童子がいたのかは知らないけど、立川家は結構本気だったと思うよ。

あの町は昭和初期を境に過疎化が進んで、住民がどんどん離れていって、俺も隣の町に引っ越して今は誰も住んでないんじゃないかな？

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