2話VS【大罪連】sideマストandアスモウス
俺はすぐに能力を発動する。
「《法則原子支配》《全知全能原神支配》《罪徳有無支配》《時元空元素支配》」
ただ4つ以上能力を持っている時点で異才なのにその複合などイカレテイルなんてもので表せられない。それにレアトラは驚愕し、《蒼穹神》に変えておく。
「これは支配の1段上のステージ、、、着いて来れるなら来な。ふたつの頭脳使ってな。複合能力神煉。《天神化》〜全背理神〜」
刹那、彼は神となる。それもただの神ではない。普通の神とはちがい、あらゆる能力の究極まで至った全ての神を否定する全背理神。
「さて、、、神と成った俺にお前は勝てるかな?」
神になると1つ、ある能力と、専用武器が手に入る。
「神能力ツクヨミ、
大きな鎌と能力によりあまたの事が可能となる。
「ツクヨミ 支配無効」
刹那、レアトラの支配能力が消え、守りを強制破壊される。
「さて、、、終わらせようか、、、」
私は鎌を更に巨大化させ、神術を発動する。
「神術 千魔一閃」
その鎌はどんどん大きくなる中、私は鎌を振る。私が得た最高火力の広範囲攻撃。例え相手の頭脳が高かろうとバカ火力でやればー倒せる。
「、、、」
先程の一閃で煙が上がるが、晴れると倒れている2人が見えた。
そこでは何者かが2人にナイフを突き刺そうとしていた。明らかな雑魚。故に、この距離が空いていようとーー
「《次元空元素支配》歪世界〜斬〜、、、全く、困った大罪達だよ。」
問題なく切り潰せる。だが、本当に、可愛い奴らだ、、、怒る気も失せてしまう。そんな中、先程切ったやつが声を上げる。
「くっそ、、、何も、、、出来、、、なかった、、、」
、、、可哀想、、、とは全く思えない。元々悪党集団。ゴミに構う必要は無い。
、、、だが、私に人の心はまだ残っているのか、、、心配になった。
《sideマスト》
場面は変わり、少しヨーロッパ中世を思わせるような街並みに1人の女が歩いていた。
私は大罪内であまり主との関係がない。というのも、私はあまり技術辺りを得意としていなかったため、あまり主に必要とされなかった。
それと私は彼と同じく転生者だ。だからこそ心境も少しわかる。でも、転生前はただの女子高生だ。だから、技術なんてものはなかった、、、
「、、、だけど、今回は必要とされた、、、だからしっかりとした成果を出すんだ。」
私にも出来ることがあるって、彼に証明しなきゃなんだから。
しばらく歩いていると一人の男が現れる。
「君が私の相手かな?多分、流れ的に、、、強欲の柱、、、かな?」
「確かにそうじゃが、、、なぜわかったのじゃ?」
「流れだよ。さて、自己紹介しておこう。マスト、、、そして龍華だよ。」
「そう、、、か、、、わしはレオン、、、強欲の柱じゃ!」
そうして私の戦いが始まった。
《sideアスモウス》
私はアスモウス。大罪内で戦闘能力が1番低く、その分あらゆる才がある大罪だ。
「この僕と当たるとは、、、不運だね。君。」
相手はかなりのナルシスト、、、私が苦手な人だ。ちなみに言うと私も異世界転生者である。
運悪く橋から落ちて死んでしまった。
「まぁ、本当に不幸ですわー(棒)」
「き、貴様舐めているな?」
まさか私の演技を見破るとは、、、まぁおふざけなのでいいのですが。そこまで頭が悪くないと見ました。なら、少し試してみましょう。私は戦闘の才がない。でも、その他の才は果てしなかった。
「錬金術〜魔法ロケットランチャー、、、確かに舐めていますよ?だって私。戦闘の才がない分。努力だけなら誰よりもしていますから。」
彼女が出したのは拳銃に似た銃。かなり弱そうに見えるが、引き金を引いた瞬間目の前の男は驚いてすぐさま逃げ出そうとした。
放った弾丸は一瞬で巨大化しまさにロケットランチャーのような攻撃が放たれる。
「な、な、なんだぁ?!き、貴様はなんのスキルを使っているんだァ??」
男は焦りながら女に聞き、女はそれを見て笑った。
「私たち大罪の中でも私は多分一番の曲者なの。それは支配能力も同じでね?戦闘にそこまで特化してない。だけど、それ以上の価値がある。《錬金支配》私は全てを作ることに特化した大罪。そして、大罪内一の策略家だ。」
彼女は周りに落ちていた石を男の周りに投げる。当たらないためノーコンと思った彼は剣を持って突進してくるも、周りの石が浮いているのに気づき、一気に肝が冷える。
「バカ正直に突っ込んだ君に私の力の一端を見せよう。『物質変化 硝子』白銀の世界。」
浮いていた石が全てガラスへと変わる。
ただガラスに変わるだけならーと近づく男に彼女は笑い、2丁の拳銃を構える。
「錬金術、、、時空銃、反転銃。」
それはどちらも少し近未来感を感じる綺麗な銃で、かなりの魔力を纏っていた。
「魔銃か!!だがそんなの見た事ーー」
確かにこの世界にもあっちの世界から来たやつが銃を作っているらしいので知っていても不思議では無い。だが、その性質が防げない不可視不可避の必中になる攻撃なら?
「リコールパニッシュ」
鏡のように反射し、周りにポータルが開く。それと同時に周りの景色は反転し、その状況を飲めていない男にさらに追い打ちをかけるようにミサイル銃をすぐさま構え、引き金を放つ。
「そして私の攻撃はリスタートする。」
放たれた銃弾が彼の脳天に当たった直後、さらに追い打ちをかけるように引き金を引き、脳天を貫く。
「私に勝つ?それは私に東大レベルの頭で挑めるようになってからにしなさい。」
そう呟いて私は主の元へと戻るのであった。
《sideマスト》
「、、、ねえ、お爺さん。そろそろつまらないから真面目にやってくんない?私かなり短気だけど、今回は少し待ってあげてるんだからさー。」
「ここまで、、、差があるというのか、、、人間と、、、悪魔では、、、」
先程からレオンが放っている攻撃は人間立ちから見ればかなりの脅威になるだろう。だが、彼の言うとおり、相手が悪すぎたのだ。
「確かにそれはあるけど、もうひとつ、君達と私たちには決定的な差がある。冥土の土産。教えてあげるよ。私たちの後ろには絶対的な壁があるからだよ。だから私たちは常に前線で押し続けられる。故に私たちは強いのだよ。」
私に攻撃が通らないのは理由がある。確かに強いってのもあるけど、私の能力に関係がある。
「概念支配。それが私の能力。誰にも負けない。世界最高の能力なんだよ。」
私は笑って、概念から作り出した神器を構える。
「概念神器 ○ンギヌス」
私たちはあらゆることに特化している。作ること、戦闘、技術など。そして私は能力で。
「概念冥術 死千魔拳」
トレースした動きをそのままする。拳を振り抜くと同時に槍を投げ殴り脳天に突き刺す。
たとえ不可能でもそれを概念で可能にさせるのが私の役目。そして絶対に主人の道を切り開く。それが私の仕事なのだ。
ロンギ○スを片付けると笑いながらマストは帰るのであった。
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