軽めの炎上、配信
【アオシロは何かを隠している!?】
そんな記事が世に出始めたのは、配信の翌日だった。掲示板でアオシロのファンが彼の名前をあげたことで、外野が騒ぎ出したのだ。メディアや暴露系、炎上系と呼ばれる人々も声をあげて扇動している。
「はぁ、めんどくさいことになったなぁ。」
俺はスマホを見ながら、そう呟いた。
今もDMなぢで大量の通知が届いている。多くが説明を求める連絡だった。
さすがに、少し言わなきゃかなー。
「よし、少しだけ配信するかな。まさか、初の自宅配信がこんなに釈明配信だなんて思ってなかったな。」
『答えてやる。19時からだ。』
そう呟いた。
ーーー
「面白おかしく騒いでくれたな、お前ら。」
《コメント》
:真実を話せ!
:どうなんだよ
:なんか知ってんの?
:俺らファンが言ったせいだすまん
「謝らなくていい。ただ気づいたことを言っただけだろ?」
:ありがとう
:早く言えよ!
:教えて
「単刀直入に言う。たしかに、心当たりがある。おそらく、これはあるダンジョンの地図だ。」
:知ってるんじゃん!
:うそつき
:どこ?
「とは言っても、このダンジョンはまだ現れていない。俺が知っているこのダンジョンは空中を移動するダンジョンだったはずだ。この鍵は、ダンジョンを顕現させるためのもの。そしておそらくだが、方法も知っている。」
:空か
:いつ聞いてたの?
:誰から聞いた?
:証拠は
:なんで黙ってた?
「俺がこれを知ったのは前に行ったSSSランクダンジョンの淵層でだ。何階層かは覚えていない。だが、壁に絵画が描かれていた。おそらくダンジョンの誕生と共にできたものだ。そこには空に浮かぶダンジョンと地図、鍵、そしてもうひとつ。SSSランクダンジョン『高荒の塔』の地図が描かれていた。だから知っていたんだ。」
:なるほどね
:でもなんで言わなかったの?
「あぁ、俺があの地図を見つけた宝箱の部屋は暗かっただろ?配信にはうつっていないだろうが、あの部屋にも絵があった。空のダンジョンで大勢が死に、最後には地上を侵略しようとする絵だ。だから言わなかった。誰かは行こうとするだろうからな。」
:混乱を防ぐために言わなかったのか
:なるほど
:あの一瞬で考えたんだな
「そういうことだ。じゃあ配信終わるぞ。」
よし、大体には伝わっただろ!
まぁ、ほぼ全部ウソだけどね!
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