第24話 深川
小さな頃見たディズニーのプリンセスは綺麗で羨ましかった。
お洋服も本当はピンクや黄色、フリルやリボンのついたのが着たかった…。
でも私は恐竜のついたシャツ、ブルー系のしか与えられなかった。
言っちゃいけないんだとずっと我慢したまま大人になった。
身体は父に似たらしく185センチで筋肉質。なんとなく女性の少なそうな仕事を選んで警察官になった。
子どもはたまたま介入した育児放棄の子を引き取った。大変だったけどかわいい。
佐々木さんは赤ん坊の色々を教えてくれてずっと子育てに力を貸してくれた。
その時佐々木さんは
「子どもがかわいいってだけで正解なのよ」
っていつも言ってくれた。これだけで私は生きていてこの子を育てられると思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます