第16話 イベント前の準備 前編
姫野の解説を聞きようやくイベントに付いて理解できた紅は早速イベントの準備を始めることにした。
「とりあえずガチャ引くか」
姫野がお手洗いに行ってる間にちゃちゃっと引くことにした。姫野に告白して成功した時に手に入れた『恋愛カード確定』10連ガチャ券×1を使う。
ウインドがガチャ画面に移行して演出が始まる。
Aランク以上確定演出はない。
静かに演出が終わるのを待つ紅。
珍しく静かなのは、なにが手に入るのかドキドキしているのと恋愛スキルが良かっただけに恋愛カードはそこそこのでいいやーと思っているから。そう思うのには理由があって今回は姫野が力を貸してくれることからそれ以上を望んでいないからだ。頼りになる仲間以上に欲しい物はないのだ。
気になる結果は。
経験値の玉(Dランク)、経験値の玉(Dランク)、1000ゴールド、
ぱっとしない結果に紅の顔が渋くなっていく。
1000ゴールド、5000ゴールド、
あ、あれ……。
期待はしていなかったがやっぱりちょっとショックを受けてしまう紅。内心もう少しいいアイテムとか来ると思っていたのでギャップが辛い。
「そよ風」(Dランクアイテム)、2000ゴールド、「高感度UP(極小)」(Fランクアイテム)、
アイテムは出てきたが、、、イメージと違う。
そう思い始める紅の表情が無になった。
「打ち上げ花火セット」(Bランクアイテム)、5000ゴールド、恋愛カード『燃えろ応援団』(Dランクカード)
説明欄を見て紅が考える。
このカードってアタリ? それともハズレ?
世間一般的な考え方を基準とするなら恋愛カードの効果的にも弱くハズレ枠だろう。
ただしこれは恋愛カードの効果を適正使用した場合であって、説明欄通りの使い方をしない可能性が高い男にとってはアタリとも言えるしハズレとも言えた。
気になる恋愛カードの効果はこんな感じ。
『効果:攻略やイベント毎に1回のみ使用可能。効果発動後、応援団がやってきてから1分間発動者が選んだモノを全力で応援してくれる。対象や応援内容は発動者の思考を読み取って自動反映される』
一見平凡な効果だった。
普通の考え方をするなら、告白の後押し的な使い方が正しいと言える。
これをどうやったら俺様シリーズに活かせるかを紅は考えている。
「うーん」
しばらくして。
お手洗いから姫野が戻ってきた。
「そういえば紅君ってゴールド持ってるの?」
「少しなら」
「ならイベントに備えて何か買ったほうがいいかも」
「それもそうだな。なら行くか!」
ガチャで資金を手に入れた紅は姫野と一緒に売店(ショップ)に向かって歩き始める。
恋愛カードのことは後で考えることにした。
今回の予算は1.4万ゴールド。
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