エンドロールを置き去りに

蒼天 隼輝

世界の摂理

 この世界には呪われた力というものが存在する。呪われているのだから、だいたいその末路も見当がつく。圧倒的なメリットを提示し、甘い言葉で手に取らせ、いずれ手に取った者をすり潰し、破滅させる事を繰り返す。破滅とは、つまりそういう事だ。

 手に取らなければならない状況というものもあるが、よっぽど運が悪くない限り、なんだかんだ愚か者が因果によって吸い寄せられただけなような気がしている。


 そんな愚か者の1人が、僕だ。

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