第6話 入団試験
ディアーナにより要請され
整列する皆の前での自己紹介になった
「騎士見習いのアレクです、
王都とは違い
実戦慣れしているここで
しっかり学びたいとおもいます!」
ディアーナは忙しいと言う理由ですぐに退出
カッコいい赤毛の少年で
若い子にはきゃいきゃい言われ始めているが
引き継いだグローアが
勝手な理屈を言い出す!
「実力を示さねば入団以前の問題」
「私が手合わせしよう」
グローアという女性は身長190近くもあり
ボブゴブリンの巨体に近い筋肉質
訓練用の木剣を渡されて
開始の礼も無しに襲いかかってくる
森の奥の野蛮な民族の生き残りの
グローアある意味野生児に近い!
アレクは思う
剣での手合わせなら勝てるかも知れないが
本気の戦いでは多分勝つのは難しいと悟る
野蛮で無茶苦茶な太刀筋だが
攻撃を受けただけで手が痺れて
剣を落としそうになる!
まともな打ち合いすら許してもらえない!
回避と攻撃の正確性でいくしかない!
相手の武器を持つ手の甲の部分に全力の一撃を
何度も当て最後にはグローアの手が痺れて
木剣を落としたのだが・・・
勝負を終わらせてくれない
素手での殴りや蹴り締め落としでも
充分人を殺せる存在
「女性の顔を傷つけたくない!」
戯言に聞こえることを叫ぶと
相手をさらに怒らせる!
「性別など関係ない馬鹿にしてるのか?」
「そうかい!」怒った様なドスの効いた声で
アレクは応える
アレクはしかたないと不用意に近づいてきた
グローアを足技で転倒させて
顔面に容赦ない肘撃ちの連打からの膝蹴り!
ダメージを与えたか?と思ったら
「まだまだ足らんな!」
脚を掴まれ、
あとは一方的にボコボコにされて
意識を失う!
「あのアホは!」
隊長のキルケーが自作ポーションを
持ってきて強引に飲ます!
この結果、予想以上にアレクの株が
上がることになる
グローアに殴りかかるとか蛮勇で命知らずな!
うちらでは真似ができん!
あれだけ戦えれば隊長でも問題がない!
力が全ての蛮族の様な考え
キルケーとしては仮に隊が増えても
報告書や始末書誰が書くと思っている
脳筋ではダメだろそう思っている
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