第5話 作家や芸術家は、努力しない。
ミュージック・リスナーで、音楽アルバム1000枚以上持っているコレクター。読書家で、書籍500冊以上持っているコレクターは、もう、理由があって、そんなにも収集したわけで、もう、人にいくら言われても、もう、頑張ることも、努力することもできないと、僕は、思います。イメージが豊か過ぎて、娑婆の仕事にはついていくのが難しいと思われます。僕がそうでした。15年間の娑婆の仕事は困難を極めました。実行力に欠ける。人から言われないと動けない人です。僕は、まさに、先輩の奴隷でした。後輩たちは、僕の指示を受けませんでした。さん付けで呼ぶにしても、誰も相手にしてくれません。
仕方なしに、僕は、馬鹿者を装い、先輩たちの指示を待つ、奴隷になり下がったのです。当然女性社員たちも、僕を奴隷にします。笑わない無口な謎の僕ができたのでした。もちろん、精神疾患も抱えています。結婚したら、もう、僕は、奴隷以下、ドブネズミのようでしたね。寛容で、無口で、出来ない男でした。離婚した元妻は言いました。
「あなたは、男らしさに欠けるわ。私でなくては、あなたなんか誰も相手にできないわ。私だからできるのよ。」
凄く頼りになる元妻でした。しかし、奴隷のごとく娑婆にも、元妻にも働かされました。疲れ果てて離婚しました。
あるいは、自ら、創作したり、表現活動したりできる人もいます。たいてい学業や仕事をしている方です。ギターを習っている。ピアノの発表会がある。書道をしている。絵を描いている。木工や粘土細工を作っている。歌を習っている。芸達者である。心と情感が満ち溢れた方です。しかし、人の後ろ盾が必要な方です。楽しい方す。一人で生きていくのが苦手な方です。人のまねがうまく、誰かがついている必要があります。しかし楽しい方なので、一緒に居てもいいという人が多いでしょう。多くの仕事人がこれに当たります。あまりコレクションのない一般人です。非常に多くの人々です。
コレクトする方も創作や表現する方も、どちらも優しい方だと僕は思います。そして、両方の条件を併せ持っている人は、もう、芸術家です。芸術家は、逆に、人の指示を嫌い、人のアドバイスも素直に聞きません。全部、一度、自分の頭で考えます。そうして、判断を下すので、人から、遅いと言われたり、仕事の効率が悪いと思います。しかし、芸術家は、大変自分に厳しいです。人にも厳しい。しかし、人殺しは、まずしない。僕は、聞いたことがないです。そして、ミステリアスで、謎が多く、噓はつかないけど誤解されますし、人を成長させて自分は変化していきます。
芸術家は、自分の独特の表現がある。自分のオリジナルの世界がある。売れようが売れまいが、生きて表現ができていればいい人。人からの応援を励みにして、ランクインを目指して、少しの報酬をいただき、サポーターシステムを利用して、それを、自分の表現人生のモチベーションアップにもします。
プロ、アマチュアを問わず、芸術家は、人に、たいへん厳しいけど、人殺しは、まずしません。コレクターで、人殺しをした事件はありました。宮崎勉児童殺傷事件です。
また、僕の親友で、ワールドミュージックのコレクターが居ましたが、先日、精神病院で自殺をしました。大変な、悲劇です。やっぱり、コレクトだけでなく、仕事をして、創らなくては意味がありません。
自分に厳しいが、頑張らない。努力もしない。そして、たくさんのコレクションを携えて、自らの力で、独自の作品や、独特の自分や、店や、施設や、テーマパークや、企業や、世界まで、創ってしまう。作家、ミュージシャン、映画監督、ゲームプログラマー、創始者、経営者、企業家です。もう、誰からの指示も、鵜吞みにしません。トシキ障碍者文人も、その一人です。イメージがとても豊かです。
しかし、難点があります。孤独です。そして、非常に、多くの人々がついてきます。造った作品も読もうとはせず、理解のない、畑違いの生みの親とは縁を切った方がいいかもしれません。親が理解無いと親が甘えてくるからです。芸術家の人生が台無しになり病気に成ります。精神病院に送り込まれるか、自殺に追い込まれるかもしれません。生みの親の世話をするのも、あきらめて、やめた方がいいでしょう。
また、娑婆に出ても、人の目が注目するでしょう。犯罪者と間違えられるかもしれません。決して、人殺しはしないのにです。あるいは、神ががかっているかもしれません。
また、中毒症状にも気を付けたいところです。アルコール、タバコ、コーヒー、ジャンクフード、異性トラブル、作品などの中毒症状です。心のストレスが半端なく、たくさんの人々が、知らないうちに精神的に、芸術家に、すがり付いてくるのが大変です。
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