2025年12月1日 10:44
第3話 脅威に立ち向かえへの応援コメント
企画より参りました。まずは良い点から導入部は静から動、そしてサスペンスへと流れる構成のテンポが非常に良いですね。兎の獣族サイトと鳥のハヤテという特異なコンビが、謎の敵厄者サベージに襲われるトラウマを抱えたヒロインのアリスと出会うまでの過程が自然。光の力と希望というテーマがサイトの変身を通じて劇的に提示され、サイトの命を顧みない優しさとハヤテの冷静な判断力がアリスの心を少しずつ溶かし、厄者との戦いという物語の核へと引き込んでいく、優れた導入だと感じました。特に1. 主人公の二面性と力の提示サイトがフードで兎の顔を隠しているという初期のミステリーと人懐っこい明るさのギャップが魅力的。絶体絶命の危機で白と緑の清廉な姿に変身するシーンは、フォーチュンライトというタイトルが示す希望の力を視覚的に表現しており、今後の無双展開を期待させる。2. ヒロインのトラウマと動機付けアリスが厄者に故郷を滅ぼされたという過去を持つことが迅速に明かされ、彼女の逃避行動と拒絶の言葉に強い説得力を与えている。サイトの過去を知っているかのような共感とハヤテの冷静な助言により、彼女が拒絶から共闘への一歩を踏み出す流れが自然で、物語のテーマに深みを与えている。3. 戦闘と追跡のサスペンス構造サベージとの短くも迫力ある戦闘でサイトの力が示された直後に、狼の獣人イニティウムという新たな追跡者が登場する構造がよい。サイトが厄者(サベージ)と秩序の側(イニティウム)の両方からマークされるという多層的な脅威が確立され、今後の展開への緊張感を最大限に高めている。改善案or気になる点1. 共通する赤痣の伏線の強調サイト、ハヤテ、そして追跡者のイニティウムの三者に共通して「赤痣」がある点は、物語の核心に深く関わる重要な伏線であると思います。この痣に力や意味合いをもう少しミステリアスに強調すると、読者の関心を強く引くことができるかも。サイトが変身する際、右目の朱色の痣が発光するといった描写やハヤテがあの痣が疼くと一言漏らす等の、痣が力の源泉であることを示唆する描写を挟み込むと、物語の根幹に関わるミステリーが深まると思いました。2. 世界設定用語の開示の調整導入の第1話、プロローグ部分で、ファンタズマやベスティアノスといった多くの固有名詞が地の文で一気に説明される。これにより、スピーディーな展開の中で、読者の意識が説明に引き戻される可能性がある。実際、ここは少し意識が物語から逸れました。読者が視覚情報(兎の顔 狼の変身)で理解した後に、これらの用語を会話の中で段階的な補強していくように再配置すれば、物語のテンポを損なうことなく、世界観を構築できると思います。以上今回は企画の参加ありがとうございました。あくまで私の感想ですので、参考程度に。
作者からの返信
UMA20さん感想ありがとうございますー!良い点に関して、めちゃくちゃ褒めてくださって大変嬉しいです!主人公であるサイトの二面性やアリスのトラウマ部分、展開に関してを言及してくださって凄くありがたいです!参考にもなります!そして、改善点or気になる点に関しても凄くありがたいです!赤痣に関してはのちに説明が入ったりもするのですが、そうであってもやはり強調するからにはそれなりの意味を明示していく必要があると意識させられましたね。世界観設定の開示に関しても、正直読んでいて沢山の用語が出てくるので、読む側にとって優しくない感じなのではないかと危惧していましたが……やはり物語から意識が逸れてしまうものなのですね。改善点が見つかり、より作品を良くしていける課題が見えました!今回は企画に参加させて頂きましたが、本当に作品を読んでくださった上で感想まで言ってくださり大変嬉しいです!励みになりました!UMA20さんも作品づくり、頑張ってくださいー!
第3話 脅威に立ち向かえへの応援コメント
企画より参りました。
まずは良い点から
導入部は静から動、そしてサスペンスへと流れる構成のテンポが非常に良いですね。
兎の獣族サイトと鳥のハヤテという特異なコンビが、謎の敵厄者サベージに襲われるトラウマを抱えたヒロインのアリスと出会うまでの過程が自然。光の力と希望というテーマがサイトの変身を通じて劇的に提示され、サイトの命を顧みない優しさとハヤテの冷静な判断力がアリスの心を少しずつ溶かし、厄者との戦いという物語の核へと引き込んでいく、優れた導入だと感じました。
特に
1. 主人公の二面性と力の提示
サイトがフードで兎の顔を隠しているという初期のミステリーと人懐っこい明るさのギャップが魅力的。絶体絶命の危機で白と緑の清廉な姿に変身するシーンは、フォーチュンライトというタイトルが示す希望の力を視覚的に表現しており、今後の無双展開を期待させる。
2. ヒロインのトラウマと動機付け
アリスが厄者に故郷を滅ぼされたという過去を持つことが迅速に明かされ、彼女の逃避行動と拒絶の言葉に強い説得力を与えている。サイトの過去を知っているかのような共感とハヤテの冷静な助言により、彼女が拒絶から共闘への一歩を踏み出す流れが自然で、物語のテーマに深みを与えている。
3. 戦闘と追跡のサスペンス構造
サベージとの短くも迫力ある戦闘でサイトの力が示された直後に、狼の獣人イニティウムという新たな追跡者が登場する構造がよい。サイトが厄者(サベージ)と秩序の側(イニティウム)の両方からマークされるという多層的な脅威が確立され、今後の展開への緊張感を最大限に高めている。
改善案or気になる点
1. 共通する赤痣の伏線の強調
サイト、ハヤテ、そして追跡者のイニティウムの三者に共通して「赤痣」がある点は、物語の核心に深く関わる重要な伏線であると思います。この痣に力や意味合いをもう少しミステリアスに強調すると、読者の関心を強く引くことができるかも。
サイトが変身する際、右目の朱色の痣が発光するといった描写やハヤテがあの痣が疼くと一言漏らす等の、痣が力の源泉であることを示唆する描写を挟み込むと、物語の根幹に関わるミステリーが深まると思いました。
2. 世界設定用語の開示の調整
導入の第1話、プロローグ部分で、ファンタズマやベスティアノスといった多くの固有名詞が地の文で一気に説明される。これにより、スピーディーな展開の中で、読者の意識が説明に引き戻される可能性がある。実際、ここは少し意識が物語から逸れました。
読者が視覚情報(兎の顔 狼の変身)で理解した後に、これらの用語を会話の中で段階的な補強していくように再配置すれば、物語のテンポを損なうことなく、世界観を構築できると思います。
以上
今回は企画の参加ありがとうございました。
あくまで私の感想ですので、参考程度に。
作者からの返信
UMA20さん感想ありがとうございますー!
良い点に関して、めちゃくちゃ褒めてくださって大変嬉しいです!
主人公であるサイトの二面性やアリスのトラウマ部分、展開に関してを言及してくださって凄くありがたいです!参考にもなります!
そして、改善点or気になる点に関しても凄くありがたいです!
赤痣に関してはのちに説明が入ったりもするのですが、そうであってもやはり強調するからにはそれなりの意味を明示していく必要があると意識させられましたね。
世界観設定の開示に関しても、正直読んでいて沢山の用語が出てくるので、読む側にとって優しくない感じなのではないかと危惧していましたが……やはり物語から意識が逸れてしまうものなのですね。
改善点が見つかり、より作品を良くしていける課題が見えました!
今回は企画に参加させて頂きましたが、本当に作品を読んでくださった上で感想まで言ってくださり大変嬉しいです!
励みになりました!
UMA20さんも作品づくり、頑張ってくださいー!