欠陥異能教師の教員生活

@Karasu72noko

第1話 嫌いな自分

自分は生まれてから自分の事を好きになれた事なんて一度もない。この世界には異能力というものがある。海外では魔術とも呼ばれているらしい。けど俺はどういう訳かその異能を発動する器官に欠陥があって異能を発動するのに時間が掛かったり威力が落ちたりして常に劣等生として生きてきた。その癖、異能の知識だけはあるのだから皮肉としか言いようがない。だから今日までは家で怠惰な生活をしていた。まぁ所謂ニート生活をしていた。なのに教育省に勤めている姉から仕事をしろと言われてしまった。姉は優秀な異能力者で固有能力も幾つも所持している。それに対して俺は使える異能はどれも基本的な物ばかりだ。だから今回も仕事を断る言葉を言おうとした。その時だった。

《爆ぜろ 震えろ 斬り裂け 貫け》

その言葉と共に爆炎と吹雪と暴風と雷閃が自分に飛んできた。

「あの〜朱莉お姉様、普通に俺死んじゃいますけど」

「翠、いい加減働きなさい。それに次の働く場所は貴方みたいな子達が沢山いる学校の教室。貴方の知識が活かせる筈よ。これがその学校での身分証と講師としての服。それからこっちは教育省への連絡用のデバイス。あとこっちは私と貴方だけの通信デバイス。どんな場所でも連絡が取れるしかなり頑丈だからそう簡単に壊れたりしないから。じゃあ行ってらっしゃい。」

そういうそう言われて俺、葵翠は学校の教室に向かった。

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