AIと〝一緒に〟作った小説 -日本回廊駅-
まめでんきゅう–ねこ
導き
仕事終わりに私はいつも通り電車に乗って家に帰る予定だった。
いつもと同じ駅で乗り、同じ駅で降りたはずなのに、そこはいつも目にする灰色の住宅街ではなく、どこまでも続く暗闇の草原であった。
虫の声すらしない、黒に支配された無人駅であった。スマホで現在地を調べても、ここがどこだか不明のまま。
その駅の名は、
知らない土地で1人ぼっちの私はついに、スマホのAIに家へ帰る方法を尋ねた。
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