第2話 友達

カマキリに転移しておよそ2週間僕は生まれようとしている。

「どんな世界なんだ?楽しみだな」

と僕は希望を胸にこの巣から旅立つ。と思ったら

「…………な、なんだここは!」

僕はその絶景に目を奪われていた。草木が大きすぎる。

「本当に凄いね」

と後ろから話しかけられてきた。彼とは同じ所で生まれた同期だ。

「これからどうしよう?」

と僕は彼に聞く。僕は卵の中で遅い方で生まれたからほぼ誰もいないだが彼は10分程少し待っててくれた。

「僕たちカマキリは2つの道がある」

「え?2つの道?」

「1つ目はパートナーを探して子孫を増やすか2つ目はこの世界のキングになること」

「子孫を増やすか、キングになるか。」

ということだっただが僕は話を聞いてる時に決めていた。

「僕はキングになるよ。」

と彼に言った

「長い道のりになるよ?それでもいいの?」

そうなのか、僕は簡単なものだと考えてしまった。多分僕と同じ大きさで戦うから怖いだろうなと考えた。それを考えた瞬間寒気がする

「お目覚めかい?」

とドスの効いた声で聞いてきた、それは僕たちを生んだ母だった。

「お前たちは私の息子、娘達がだ。何か分からないことがあったら質問してきてくれ」

という内容だった

「あの人は蟲界の人間って言われてるくらい賢い御方らしいよ」

と誰か呟いた

えぇいいな。僕は転移する前臆病者と言われてきたからそういう名前は憧れるな。

「質問するものは居ないな。この世界は蟲が大きいから気をつけるのだよ」と母はそれを口にしてから違う所に言ってしまった

「蟲が大きい?え?本当に?」と僕は一瞬にして凍りついた。

(え、どのくらいの大きさ?1m超えるの?)

と1m以上あるかどうか考えてしまった 。

そして僕はキングを目指すためには性格を直さなきゃなと心の中で思って僕の夢を叶えてみせる!!


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