エピソード2 魔音の秘め事と弓良の初恋

※BL要素があります。苦手な人、地雷な人はブラウザバックを推奨しています。


前回のあらすじ

やっほ~☆ミュラだよ!

高校2年生になった『馬場 魔音ばば まおと』はギャング集団『アンダーテーブル』の騒ぎに巻き込まれちゃった!そこで、あたしが魔音に戦う力をあげたの!

そして魔音は『魔法少女ラブシープ』に変身!敵に襲われそうだった魔音の親友『小鳥遊 弓良たかなし ゆら』くんを守ったんだよ!でも弓良くんはラブシープに恋しちゃって・・・


ー後日 魔音の家ー


「あ~あ~あ~・・・」


あれ?魔音がなんかの板?を持って唸ってる!


「ど~したの?」

「あ!ミュラ!」

「何見てるの?」

「え?SNSだよ。魔法少女のこと、話題になりすぎてるんだよ。」

「SNSってなに?」

「え。知らないの?」

「うん。ついでに言えばその板?も。」

「あ~・・・これはスマホだよ。ゲームとか連絡とかとれる便利なやつ。」

「へ~・・・」

「で、SNSは『ソーシャル・ネットワーキング・サービス』の略。端的に言えば、世界中の誰とでも連絡できるやつ」

「え~!!すごーい!!」


そんなのがこの星ににはあるんだ・・・!


「あ!それで言えば俺も聞きたかったんだよ!」

「なにを?」

「魔法少女関連のこと!”エターナル星”とか、”アンダーテーブル”とか!!」

「あ~そのことね!」

「じゃあまずはあたしの故郷、”エターナル星”からね!」

「画面の前のみんなにも教えてあげる♪」

「え?画面の前?なにそれ!?」


エターナル星とは!

あたしたち、”ドリーマー族”の住む星!ドリーマー族は人間に夢を見せるために人間に見えないように日々活躍してたんだよ!

他の種族には見えないようにバリアを張ってたんだけど・・・


「だけど?」


どうやって破ったのか分からないんだけど、”アンダーテーブル”が侵略し始めたんだ。

そのせいでエターナル星は壊滅状態。あたしも家族と離れ離れになちゃって・・・


「・・・じゃあコンパクトはどうやって?」


あ~!それね!そのコンパクトは”ドリームコンパクト”!ドリーマー族の力と特別な力を持つ人間の力が合わさると魔法少女になるんだ!


「ちょっと待て!」

「ん?」

「お前・・・そんな強い力持ってんの!?」

「え?普通のことだよ~?ドリーマー族は人間よりは強い力を持っているよ~?」

「うそだろ・・・」

「で?敵のギャングは?」


アンダーテーブルは、ドリーマー族の天敵と言っても過言ではないぐらいだね。

あいつらは生き物、特に人間が多く持ってる”トゥルーラブエナジー”を奪いに来たんだ。あいつらはエターナル星の物資をすべて奪って、壊して、故郷に生きていたドリーマー族の過半数をさらって、解剖して・・・許せないんだ。


「はぁ・・・つまりクズってことだな。」

「で、トゥルーラブエナジーって?」


さっきコンパクトの話をしたときにドリーマー族の力と特別な力を持つ人間の力が合わさって変身できるって言ったでしょ?


「うんうん」


その特別な力が『トゥルーラブエナジー』。人を愛する力。この力はみんな持っているんだけど、変身できるほど強い力を持つのはごく一部の人間なんだ。で、魔音が選ばれたんだよ。


「え!?俺そんな強いの!?」

「うん。あたしはエナジーが強い人をサーチできるし、アンダーテーブルの出す特殊なオーラもサーチできるんだ!」

「で、魔音がなんでそんな強い力を持っているかっていう原因なんだけど・・・」

「もしかして、”恋”しちゃってる?」

「っはぁ!?//////」

「普通『トゥルーラブエナジー』はよく人を強く愛してる人にたくさん溜まっているんだ!選ばれる可能性のある人の大半は恋してる人だから、魔音も恋していて誰かをめちゃめちゃ愛しているからそんな強い力があるのかな~って」

「なっ・・・」

「で?どうなの~?」

「うっ・・・言うよ。」

「俺は確かに恋してるよ。」

「え~!本当!?誰々!?」

「・・・弓良。」

「?」

「だーかーら!!弓良のことが好きなんだよ!!!」

「へ~!いいこと聞いちゃったかも~♪」

「おい!誰にも言うなよ!?」

「大丈夫だよ!あたしの姿は魔法少女以外には見えないし!」

「はぁ、分かったよ。でも、弓良が魔法少女に恋したのが怖い・・・」

「あ、あの時ね。確かに魔音は弓良が好きだからね!複雑だよね~・・・」

「とりあえず明日はまた学校!なんとかして諦めさせないと!」

「そうだね!」

「とりあえず、眠いから今日は寝る!」

「うん!おやすみ~」

「あぁ。おやすみ。」

パチッ


よし、寝たわね。だったら・・・


(あたしが弓良くんの様子、見に行ってやろうじゃない・・・!)

シュンッ


ー弓良の家ー

「はぁ・・・ラブシープっていうのか・・・」

「”好き”だなぁ・・・」

(これは前途多難よ・・・頑張ってね。魔音。)

「ラブちゃん・・・可愛いし、強いしで最高だな。」

「また会えるかな?」

「明日、魔音に聞いて手伝ってもらおうかな。ラブちゃん探し。」

(これは大変!明日起きたら魔音に伝えなきゃ!今はとりあえずメモしときましょう!)


〇月△日 弓良くんは現時点では”魔法少女としての魔音”が好き。っと・・・

「私も帰ろっと!」


でも・・・今日はアンダーテーブル来なかったな。

きっと作戦でも練っているはず!あたしたちも注意しないと!


ー宇宙のどこかにある拠点ー

「ふん。ヘドモインがやられたと。」

「マジェスティ!あいつの正体が分かりました!」

「おお。シャイン。で?正体とは?」

「どうやらドリーマー族と協力している魔法少女のようです。」

「ほ~ん・・・まぁ、今はいい。それよりも地球を侵略するための”改造”はうまくいってるか?」

「はい!もちろん!」

「そうか・・・期待しているぞ。」

「!ありがとうございます!!」

タッタッタッ

「魔法少女か・・・」

「フッ。面白いじゃないか。」


あたしたちの戦いはまだ始まったばかりよ!絶対地球を守るんだから!


次回

みんな!弓良です!

早速ラブちゃんを探すために魔音に協力してもらおう!ってえ!?恋愛を諦めろ!?そんなことするわけないだろ!!

それに町の人たちがなんか変だ!ラブちゃん!助けて!


エピソード3、『魔法少女捜索大作戦』!


次回も一緒にマジカルフィーバー!

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