最強のアラサー魔導師はかつての弟子達に迫られる~ただ冒険者を始めようとしただけなのに弟子達がそれを許してくれない~

@oyatu0519

第1章:帝国での暮らしを始める

第1話:追放された最強魔導師、帝国に向かう

「お前は追放だ!」


「………え?なんかの冗談ですか?」


王国魔導師団の指南役をしている俺ことシューファは、ある日突然国王陛下に追放を言い渡されていた。


「冗談なわけあるか!お前みたいな三十路を迎えたやつが我が国の魔導師団の指導をしていたこと自体がおかしいのだ!お前はこの国を終わらせるつもりか!?」


いや、こんな団を教えるやつなんて大抵俺くらいか、もっと歳いってるのが普通だと思うんだけど、なんて言ったら何されるかわからないし、何も言わない方が得策か。ここはなんとか追放にならないように話さないと………。


「お言葉ですが、私はこれまで優秀な子達を育ててきたと自負しているのですが。」


「確かに優秀なやつが出ている。ただし!そのようなやつは元々お前などに指南して貰っていなくともその才能が開花していたというもの!よってお前の手柄などではない!分かったらさっさと出ていけ!」


それじゃあ指南役の手柄はどこに行くんだよ………全く、つい先日先代の国王陛下が死に、この国王陛下になったがこのままだとすぐに国が滅ぶほどにこの王は王に向いていない。


「………承知しました。」


いつ滅ぶか分からない国にいるなら、いっそ諦めてしまった方がいいと思った俺は、国王の言う通り指南役を辞める決意をした。


「はぁぁぁ………。」


いくらなんでもあんな言い方はないよなぁ。これまで最年少で23さいで指南役について7年間も魔導師団を支えてきたというのに。これからどこに行こうか。

………あの木の板はなんだ?


『帝国に新たな神童あらわる!?』


適当に歩いていたら、そんな看板が目にとまった。

………神童、か。これまで数々の神童と言われてきたやつを見てきたがそいつがしっかり上まで上り詰めたのを見たことがない。そう、俺だってその1人だ。


「帝国………か。」


世間の話では程度では子供のなりたい職業1位が冒険者らしい。この王国では荒くれ者の集まりで、なってしまったらら奴隷同然みたいなものだと言うのに。そんな職業がその帝国ではそして冒険者での強さが評価されるらしい。


「あ〜強さが評価されるなら俺だって帝国に行きてぇよ〜なのにこんな指南役なんて面倒くさいもの………いや、そうか、俺はもう無職なんだもんな。」


7年間、指南役をしていたからしっかりその時のクセや記憶がこびりついているが、今の俺は帝国に行きたいと思えばいける。知らないどこかに行こうと思えば誰の許可もいらないでいける。今の俺はそんなものなんだもんな。


俺が帝国に行きたいと思ったのなら、今は俺の気持ちを真っ直ぐに受け取ろう。今の俺に、指南役という“足枷”はないんだからな。


「新しい人生の幕開け、か。」


そんなことを自分の耳にだけ聞こえるほど小さく呟き、俺は帝国にこの足を運ぶのだった。




・・・・・・・・・あとがき・・・・・・・・・

この作品を読んでいただきありがとうございます!

この作品はこれからもどんどん投稿していこうと思うので、ブックマークや評価をくれるとモチベや作品の改善に繋がります!

これからもこの作品をどうぞよろしくお願いします

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