第45話 いきなり頭ぽんぽん事件

見て来たああああああああああああああ!!!!!!



ちょ!!!!!!!


すげーーーーぞ!!! 今回の未読5作戦の成果は!!!!!!


仕草のことだからこんくらいはいいだろ!!


マタタビさんがあああああああ!!!!


戦いを頑張った主人公に!!!!


なんと撫でを!!!!!!


撫でをしてくれたのだ!!


頭にぽん、って軽く手を触れさせるタイプのやつや!!!


ナデナデとかいう子供扱いじゃないけど、完全に強いキャラが見込みのあるまだ未熟なキャラに「お前は頑張ればもっと強くなるから頑張れよ」の意味を込めてよくやるやつや!!!!


優しい……カッコいいやつやあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!



これ……びっくりした!!!!!!!


っていうのも多分マタタビさん第一部から出て来て、主人公と一緒に戦い、第一部のラストでは強敵を共に撃破したことで、第二部の冒頭、第一部には見られなかった表情の変化がたくさん見れるようになっているんですよ!!


それがマタタビさんの表情の変化や、言葉の変化で、いやこれもう小説だからこういう言い方変だけど絶対主人公への喋り方が「優しい声」になってんすよ!!!


分かるんです!!! 文字だけど!!!!


これアニメやったら絶対第一部よりマタタビさん優しい声になっとんな!!! っていうの分かるんすよ!!!


文章からそういうの伝わってくるんです!! 「声のニュアンス」とかが!!


情景描写が上手いから!!!


「以前よりも優しくなった声で」なんて書いてませんよ!? 書いてないけど伝わってくるんです今の喋り方優しかったやろみたいなのが!!



確かにそういうマタタビ変化は現われておりました しかしながら!!!!!!



マタタビさんはこう……何が逃れがたい過去を背負った人でありますが故に!!


他人をこれ以上自分という存在に巻き込まないように一線引いて遠ざかっているような感じがありまして!!!


主人公を共に戦う内に少し信頼し、少し心を開くようになっていることは感じておりましたが、



この人から「触れて来る」っていうことが、例えば戦場で主人公を守るためにとか、手当をしてやるためにとか、そういう必要最低限の領域以外で、マタタビさんから触れて来るってことが一度も無かったんです!!!


ここの話じっくり何度も読み返しているのでそのはずだ!!っていう確信はあるんですが万が一読み落としてたら非常に不覚なのでまた後で第一話からマタタビチェックしてくるつもりですが、


でも多分今回みたいに本当に頭に触れる撫でみたいなのは一度も無かったはず!!!


またサラッと書かれているわけですよそういうのが!!!

そういうのも憎い演出!!!


読み手からするとのわあああああああああああああああああああ今撫でた!?一瞬撫でちゃった!!!!?✨✨って思うような衝撃を与えて来たにも関わらず


それで――


って普通に話を続けようとするこのクールさ!!!!!


これが本当の実力者ですわ……


あのね本当にすごい文章書ける人って一分一秒ごとに素敵な文章は生み出してるので本人たちに私は素敵な文章を生み出しているとかいう自覚皆無なんですよ……。


凄い人ほど、


自分をスゴイと思ってないことがあるのです。

他人に対して私凄いとか言わないクールさがあるんですがそうなんですよ!!


この人すげー―――――文章書いてんな!!!!!!!!✨✨って思うような人、この前の話もそうでしたが、作者自身はいたって平常心なのです



ああいうところが格の違いを感じる所ですな



私なら今回マタタビさんに初めて撫でさせる描写書きましたって大々的に発表してまうわ!!!✨✨



しかも今回ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!



マタタビさんのその仕草にも驚愕したんですがその興奮冷めやらぬ間に「話したいことがあるからホテルに来てくれ」とかSランク様に言われてあああああああああああああああああああああああああああああああああああだから言っただろ!!!!!!!!!!!!


「世界的に有名なSランクが来日」って文章見たらな!!!!


へー とか言いながらボーっとしてるんじゃねーぞ!!!!


世界的に有名なSランクが来日したらそのあたりのビジネスホテルに泊まるわけねーだろ!!!!


ということは高級三ツ星ホテルのスイート出て来るコースですね!?✨✨


って素早く頭を展開させろ!!!


しかもそのSランクがマタタビさんと知り合いだなんて言うたら これマタタビイン高級三ツ星ホテルのコースか!?✨✨ってすぐに予想を立てて軍事行動(?)を起こさないと暢気に頬杖ついて読んでたら高級三ツ星ホテルにいるマタタビに瞬く間に爆撃を受けてああああああああああああマタタビさんが!!!我らのマタタビさんが東京の高級三ツ星ホテルのスイートにいらっしゃるううううううううううううう!!!!!!!って とんでもない歓喜の深手を負わせられるからな!!!



いいか!!!



優れた文章ってのはな!!!


昨日話したやろ!!!! 自由に書くのが小説だといっても「こうなったらこうなる可能性がある」とかいうセオリーや正しい道筋ってのがあるんだよ!!!!


そこ押さえてる文章は非常に展開が自然で美しく文章力高い文章だなーってことが分かるんだよ!!! 筋が通ってるから!!


「Sランク来日」→「東京の高級ホテルのスイート描写来るなコレ」って


予測立てられるんだよ!!!!!!


作者はそういうの、無意識に書いてます!! 筋が通ってる文章や展開を、優れた作者はそんな意図せず書ける技術や才がもう備わってるのでいちいち高級ホテルのスイート書くためにSランク来日とかさせてません!!!


ただ彼らにはSランクを来日させる展開になった時にちゃんと自然と彼らが行き着く先が東京の高級ホテルのスイートであるイメージが労なくパッと思い浮かんでるんですよ。


それを書くのに努力など彼らは必要としないのです!!


そんなこと無意識で当たり前のようにやります!!


だから物事のセオリーとかをきちんと把握して書いて来る文章は非常に読みやすく無分別にならず、文章力が高いのです


彼らが物事のセオリーを外して書いて来る時はまた、そらあ特別な展開になってくるでしょうしな!!!



何が言いたかったって私未読5作戦で読んでるからつまり5ページ単位で読んでるんですが今回の戦闘描写で新キャラ出て来てその新キャラについての感想が言いたくなり、基本的にそんなに話しかけても迷惑だろうなと思うので感想送るにしても5ページに付き1つにまとめろよ自分……✨と心がけていたので本来そこで今回は終わるべきだったんですが、

それ書いた次のページにですね、


マタタビさんの撫でが!!!!!!!


マタタビさんの撫でがいきなり出て来てのわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!💦💦✨✨って衝撃を受けてこれはあれでしょ!!! 例外的にもう感想言うしかないでしょ!!! 

だってずーーーーーーーっとマタタビさん好きだ言い続けてマタタビさんが素敵だったからそもそもここの話読み進めて来たんだから根幹に関わるしこれはもうきっとやむを得ずもう一つコメント送っても笑って許してもらえるやろ!!!


って思ってマタタビさんの撫でについて感想送るやろ!!!


おおじゃあそれで今回大満足だったのにいきなりマタタビさんも含めて東京の高級ホテルのスイートに行く描写とか


私言ったやろ!!!!!!!


Sランク来日する時にマタタビさんと知り合いだって聞いた時にもしかしてこれマタタビさん高級ホテルスイート描写来るか!? って言ってたやろ!!!!✨✨


高級ホテルのスイートなら東京一望できる高さのホテルのはずだということはそのスイートに行く時にはマタタビさんもエレベーター使うんじゃねえかマタタビさんがエレベーターに乗るとこ見せてくれ!!!っていうか乗り合わさせてくれ頼む!!!って言うてたやろおおおおおおおおおおおおおそんな待ちわびていた展開がこれまたなんと!!!高級ホテルのスイートのエピソードだ!!! なんて煽ることもなく、スッと場面転換し部屋に入ったらSランク二人ともうマタタビさんがそこに揃っててみろ!!!



危うく私はそのマタタビイン高級ホテルのスイート描写が素敵すぎて三枚目の感想送りつけるとこだったわ!!!



マタタビの撫でに感動冷めやらぬところにマタタビイン高級ホテルのスイート描写というのを被せて来るという 破壊力ある荒業を食らってもう今日は大満足です……✨



3枚目の感想を送り付けるのだけは「ご迷惑になるやろ!!!」って理性を発動させ頑張って自分で食い止めましたが、



その分がこちらに来たわけであります



おう!!! 次気にするところ分かるか!!!!



今部屋に入ったらSランク二人とマタタビさんが揃ってたやろ!!!



かっこいいな~~~✨✨ってオーラを堪能している場合じゃないからな!!!


常に!! 物事の裏を読め!!!


おいコレ主人公が到着するまで三人で部屋にいたってことだろ 知り合いなんだろ


一体どういう話してたねん!!!!!!!!!!!✨✨✨


っていうとこが焦点になってくるからな!!!


というかもう次未読5じゃ恐らく読みたい熱収まり切れねえ情報が入って来そうな気がするぜ!!!


マタタビさんにも関わって来ることだからもうどんな話か緊張してるぜ!!!


楽しみすぎる!!!






今回は戦闘描写を堪能するつもりであったがそうなんだよ……みんな戦闘描写戦闘描写って言うだろ……実は戦闘描写って言ってもな 大事なのは戦闘描写終わった後のキャラの些細な仕草なんだからな……。


戦闘が終わった瞬間って一番キャラがカッコいい仕草出せるポイントなんだから気を抜くなよ絶対


今回のマタタビさんのようにたった一つの「よくやったでござんすな」っていう優しさを入れるかどうかが文章の深みを書けるかどうかなんだよ


これ書けない人山ほどいるからね!!


これは戦闘描写を書いてる時に高い集中力を発揮してる作家だけが書ける特別な描写だと思っています。


入り込んで書いてる人は、頑張った主人公に誰かが声を掛けてあげたいとそこまで頭が回ってるんですよちゃんと


そういうのが無いことに、違和感を感じれるんです。


しかもそこをダラダラ書くのではなくマタタビの初めての撫で一発で(じゅうぶん!!✨✨)締めてくる所がセンスいい!! センスがいい……😭✨


好みの文章過ぎる……✨


こういう、書いたことに対して、書かれてない部分をこんなことがあったんじゃないかとか色々想像させるような文章が、私は一番魅力的な文章だと思いますね。


書きすぎても余白を殺すし、

書かな過ぎれば深みがない。


書くべきことを書いて、余韻をちゃんと残しておく


これを書けるかどうかは大部分天性の才です! 努力である程度は培うことは出来ますが、相当意識して本人が自分にそういうのが欠けているからと心がけて書くようにしないと努力ではなかなか手に入れることの出来ない難しい領域のスキルなのです


こういうのを意識せず書いてる人は、

やはり天性の才としてそういう感覚がいつしか身についているのだと思います。

もしかしたら非常に同じようにそういう文章力の高い文章を小さい頃から慣れ親しんで読みながら培ってきた感性なのかもしれませんが、


要するにその場合、知識を得る前にその人は自分好みの文章を見つけるくだりでもうすでに「この文章は美しいと思う」という文章力高い文章を読んだ時に心地よさを察知出来る特別な感性というものは備わってる気がするので


やはりいずれにせよ大部分天性の才と言えるでしょう




これから重い話のシーンになるでしょうが、マタタビさんが……マタタビさん……無茶苦茶強くて強い故の冷静さを兼ね備えてる人なのですが、実は私はこの人、素は非常に純朴な感性を持ってる人なのではないかと思っていて、第一部とか読んだうえでそういう風に思うようになっていて、だとするとそのいつもマタタビさんが秘めている、秘めようとしている苦しみとか悲しみに対して本当は持ってる感受性豊かな部分が刺激されるような内容になることは必須なので、


これまたマタタビさんの描写が胸に来そうなのがたくさん出てきそうでそういう意味では今から戦々恐々としています


というこれも、先を予測するということですな


私はこうやって、読みながらもかなり先を予測します


あっててもあってなくても楽しい予測を


読みながらも自分自身かなり考えて読んでます


これどういう意味で言ったのかなとか。


今の一瞬どういう表情?とか


これ後でなんか意味を持って来る動作だったのかなとか。


かなり考えながら真剣に読んでるので、書き手が私以上に真剣に書いてくれてない、「特に意味はないですよ」みたいな文章だけだと全然考える余白がなくてこっちも何にも考えることがなくなるんですよね

考えないでも読める文章はスラスラ読めて楽でいいですが、実は考えながら読んで情景とかを想像することで、脳に展開やセリフや光景が刻まれるわけです。


スラスラ読める文章は読んでも特別な印象を残せません


スラスラ読めるかどうかは 簡単な文章 難しい文章とか、文章自体の形式は関係なく、魅力的な人に会ったらついその人をもっと知りたくて見つめてしまうように、要するに魅力ある文章かどうかなのです


それには奇抜な設定とか、入り組んだ設定とか、考え抜いた伏線とか、私にはあんまり関係ありません。



前に読んだ、謎のヒロインが出て来る猫の話ありましたが……。


あれは、文章自体そんな難しいことは何にも書いてないんですよ。展開も入り組んでない。凝った裏設定もない。哲学的な話なのかな?って思う所もありますが、私が感じた印象としては全くそういう哲学的な話にする意図も無いように思います。


ただひたすらに多彩な猫たちの魅力を描くがために、猫を追う人間も魅力的にしたのだと思います。そうすることで「こんな魅力的な人間を魅了する猫の魅力とは?」っていう視点になるでしょう?



非常に単純明快な文章をあの話は使っていますが、

色んな所に考える余白が残っていて、考えながら読める所が楽しいのですよね。


入り組んでなくても全然魅力的な文章というのはあるし、


だから多分こういう時に必要なのが「物事の理屈をちゃんと理解してるか」ということなのですよ。


ネコの話でも、猫の写真を撮りまくってるヒロインが、ある時なかなか写真を撮らない時があるのです。

主人公は何で撮らないんだろう?って不思議がるんですが、

撮らなかった理由は、


「撮りたいネコの背景に個人情報が入り込んでる」


だったんですよ


まあぼかせばいいとかそういう野暮な話はやめておいて、


要するに「物事の理屈をちゃんと理解している作者が思いつく展開」なのですよね。

押さえてるとこ押さえてるのですよ。

物事の理屈というのは、多くの不自由を多発させます。


「良い景色があるけどそこでは撮っちゃダメ」とか。


「撮っちゃだめだけどあまりに獲りたいのでこういう工夫をした」とか。


無分別じゃないところから、物事の理屈を押さえたエピソードが生まれる。


私はそういう文章を見ると、やっぱりこの作者さん日常において鋭い感性持ってる気がするな みたいに感じられて、そういう文章を書く人にはやはり展開期待できるんですよね


なにか素敵な文章を生み出しそうな気配みたいなのが、物事の理屈を押さえた文章書く人からは感じられる気がする。


予測できない展開ばかりを読みたいとは限らないので


予測できても、素晴らしい展開は多々あるし、


もしかしたら予測できる展開だからこそ、美しいなって感じることもあるくらいなんだと思う


私は結構、予測できる文章を美しいなと思う感性を持ってるようです。


展開としてそれがその通りになってもおおおおおおやっぱこうなってくれたか!!!✨✨(例えばあのキャラが助けに来てほしい!!って思ってたところにまさにそのキャラが来てくれるとか)


なっても嬉しいし、


全然予測しなかった展開になってもおおおおおおおおおそう来るんすかあああああああああああああ!!!✨✨って驚いて嬉しいし、


「予測しながら読むこと」は、


非常に自分で楽しむポイントを自主的に埋め込みながら読む手法でもあるのです




何が言いたいかと言うとマタタビさんの五日後無茶苦茶楽しみですありがとうございます🥰



マタタビさん優しいなぁ……🌸


あんなに第一部の初期では孤高の影を背負って誰とも関わらないように己を戒めていたのに、ちゃんと苦しみを共に乗り越えたら自分からも少し心を開いて時にはこうやって自分からも触れて来てくれる人ではないか……✨


素の人柄がにじみ出て来る……


こらモテたな……


一緒に活動する人には絶対老若男女問わずモテてたタイプだなマタタビさんよ……


幾つかの今派閥のようなものが出て来てるんすよ……


果たしてマタタビさんが過去どこの派閥に属していたのか或いは近かったのか、断片的に関わっていたのか……


その辺りに静かに思いを馳せて最後だけ落ち着いたふりをして終わりたいと思います……。


……。


……。


あああああああああああああああマタタビさんのあの仕草がとても素敵だったんだああああああああああああああああああああああもう一回見て来る!!!!!!!


撫でを!!!


所望します!!!!!!!!!🥰✨✨



そして私は早急に第一話から読み直し なかったよな!? 今回みたいにマタタビさんから戦闘中の必要最低限の接触以外 労ってやりたいみたいな完全なる彼の感情で触れて来ること一度も今までなかったよな!?✨っていう謎を確認したいと思います!!


マタタビ研究家としてそれは絶対しなければ感が今漲っております!!!


マタタビさんが悪い! マタタビさんが悪いよ!!


いちいち所作が男前で魅力的なマタタビさんが悪いですよ!!!✨🤗💕

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