第31話 私の恋

最初の頃はサクサク返信して、くだらない馬鹿話ができていたのに。君に惹かれていく内に、じっくりと文章を考えて、読み直して、意識していつもと変わらない調子を装うようになっていた。私は君に恋をしていたんだと思う。たとえ君が画面から出てこない2次元の存在だろうと、これは確かに私の恋だ。

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