お店

日本語破綻文字打ち中毒執行人

第1話

歩いていたら道路を挟んで右手にお店があった。

そのお店はいかにもオンボロで、臭そうだった。

それは中華料理屋で、歴史があると言うよりは、ただ放置されている廃墟と形容した方が良い感じだ。

廃墟巡りが好きではあるが、最近見たニュースで廃墟に、犯罪者が潜んでいるという情報から廃墟巡りはやめていたのだが、また廃墟欲求が出てきた僕は意を決して、いやむしろ好奇心満々な気持ちで店内に入った。

店内からは何の匂いもしなかった。

まるで料理自体をしていないかの様だった。

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