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  • 浄土のことばへの応援コメント

    襖山諄也 様

    はじめまして、青時雨と申します。
    素晴らしい作品でした。
    現世に生きる人へ伝える言葉は口にしたら消えてしまう。この物語の前提となる設定が面白く、先を読み進めました。
    口にしたら消えてしまうという点に注目してしまいましたが、逆に考えれば口にしなければ消えないということが最後の司のシーンでわかり、感動しました。

    声の主は何かあの世の物かと思っていましたが、キュウリとナスが先輩のミニトマトを鈴の代わりにつけた猫ちゃんだったとは。司の飼い猫だったのですね。

    切ない中にも、どこか救いのある物語だと思いました。結果的に司は何の悪戯なのかサンダルを真有に返せませんでしたが、サンダルという“物”を返してもらうことが目的なのではなく、サンダルを追いかけてしまったことへの真有の未練がなくなることが本当の意味で必要だったことなのかなと思いました。

    こんなに心を動かされたのにも関わらず、上手く感じたことを伝えられず悔しいです。
    素敵な作品だと思いました。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。

    内容を深くまで読み取っていただけて嬉しいです。悲しいだけで終わらない物語になるよう心掛け、それが他の方にもしっかりと伝わっていたようで安心しました。

    また、こうして感想を残していただいたことがとても励みになります。改めてありがとうございました。