第15話 仲間割れの危機!
「まずい、寝坊した!」
コージは慌てて昨日みんなと決めた集合場所に走る。
確かに寝坊した俺が悪いけどさあ…。誰か起こしに来てくれても良くない?
心の中で愚痴をこぼしている間に皆が見えてきたが、何だか空気がギスギスしている気がする。
ライヒがいち早くコージに気づいてほっと安堵のため息を吐いた。
「おはようございます。コージさんもいらっしゃったことですし、出発しましょう。」
「遅れてごめんねーみんな。」
俺が遅刻して怒ってるのかと思ったけど、そうでもないっぽい?
コージはライヒにこっそり事情を尋ねて、朝の出来事を説明してもらった。
◆◇◆◇◆◇
今朝はタナさんに魔法を教える約束をしていたので、僕たちは集合時間より30分ほど早くここに来ていました。
タナさんは淡いピンクのネイルをしていました。
「爪、ピンクになってる。可愛いですね。」
「えへへ。ありがとう!昨日カルルにやってもらったの。」
後からカルルさんも合流して基本的な魔法の訓練をしていました。最後にハイゴズさんが来てタナさんの爪を見てこうおっしゃったんです。
「お前の爪は武器だろう。目立たせたら爪に相手の意識がいく。そうなれば攻撃も当てづらくなる。落とせ。」
そしたらカルルさんが怒ってしまって。
「なんて言い方するんですか。そもそも爪なんてもともとピンクなんだからそこまで目立たないでしょう!」
言い争いをする2人の間でタナさんが「私がネイルしてみたいって言ったせいで…。」と泣きそうになってて。
そこにコージさんがいらっしゃったのです。
◆◇◆◇◆◇
ふーむふむ。難しいよー。ハイゴズもカルルも、タナのためを思って言ってるんだよな。
ま、俺が考えることでもないか。2人ともいい大人だし大丈夫だろう。戦闘中に喧嘩でも始めたらその限りではないが、静観の構えでいくつもりである。
一行が目指すは交易の街と王都の間にあるダンジョンNo.30947だ!
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