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  • 夢幻の図書館への応援コメント

    拝読しました。

    「夢幻の図書館」という美しい名前とは裏腹に、知識の対価に命を図書館の主にとられるという設定にひかれました。

    命を失って本に変化するということは、「失われた帝国の真実」にも元となった人物がいたわけですね。いったいどういう人だったのだろうと想像の翼が広がります。

    壮大な設定をぜいたくに使った物語を堪能しました。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    「夢幻の図書館」の世界に深く入り込んでいただけたこと、とても嬉しく思います。

    おっしゃる通り、この図書館に並ぶ本は、ただの物語ではなく、訪れた者の深層心理を映し出す“魂の器”です。

    「失われた帝国の真実」も、誰かの過去ではなく、文彦自身の魂を閉じ込めるために用意された、装丁だけが立派な白紙の本でした。

    その本を手に取った瞬間、死神が彼の血と魂を使って“真実”を書き記す―― 途中でページを閉じれば助かる可能性もあったのに、

    文彦は欲望に抗えず、最後まで読み進めてしまったのです。

    こうした設定や背景を、もっと丁寧に描写できていれば―― より深く伝えられたかもしれないと思うと、自分の筆力不足が悔しくもあります。

    物語の余白を感じ取ってくださったことに救われる思いです。 今後は、こうした世界観をより鮮明に描けるよう、精進していきたいと思います。