5月15日 学級新聞五月号
【学級新聞 五月号】
〈アンケート結果〉
前回の六年生の思い出づくり案について、アンケート調査を行なっています。現時点での結果を中間報告します。
・肝試し……5票
・タイムカプセル……5票
・グッズや記念品作り……2票
その他、「十年後の自分に手紙を書く」という案も出ました。
引き続き、案を募集しています!
〈学校に伝わるウワサ〉
学校のいろいろなウワサについて、気になったので自分たちで調べてみました。
・学校の七不思議というのは、東小にはないみたいです。残念。
・コックリさん って、知ってますか?
お父さんやお母さんが子どものころ、はやったみたいです。やり方はインターネットで調べたらすぐ出てきました。あいうえお表みたいのを書いて、上に「はい」「いいえ」と真ん中にとりいの絵を描いて、10円玉にみんなでひとさし指を乗せて、「こっくりさん、こっくりさん、おいでください」と言います。10円玉が「はい」のところに動いたら、コックリさんがきた合図。いろいろ質問してみます。コックリさんは、10円玉を動かして答えてくれます。終わる時は、「こっくりさん、こっくりさん、ありがとうございました」と言います。決してとちゅうで指をはなしてはいけません。もし指をはなしてしまったら……呪われてしまいます。
わたし(佐々木)のお母さんが小学校四年生の時、隣のクラスでコックリさんがはやりすぎて、禁止になったことがあるそうです。なぜ禁止になったのかはお母さんも知りませんでした。授業中もコソコソやっていて勉強のじゃまになるからとか、こわがりすぎてたおれた子がいたからとか、いろいろウワサはあったみたいですが……でも、もしかしたら本当は、一歩まちがえたら本当に呪われるからかも……?
・ヨシダくんのゆうれい
これはぼく(沢口)のお兄さんから聞いた話です。この学校には、何年も前に死んでしまったヨシダくんという男の子のゆうれいが住んでいるそうです。ヨシダくんはイジメにあって死んだので、人にいじわるをする人間を恨んでいます。なので、ヨシダくんにこらしめてほしい人を呪うようにお祈りすると、叶えてくれることがあるそうです。やり方は、屋上の南西の角にのろいたい相手の体の一部(かみの毛など)をそなえて、強い気持ちでお祈りするだけだそうです。ただし、お祈りした人も何かしらのむくいを受けてしまうらしく、兄が知る限りでは試した人はいないって言ってました。だれか、試してみませんか?
佐々木 葵・沢口 煌志
〈東小学校の歴史〉
ぼくたちが通うこの東小学校は、大正時代、市内で二番目に作られました。もともとは山だったところを明治時代に切り拓いて、田畑や村ができて、人が集まって町になり、そこで明治後期に北小学校ができました。だんだん子どもが増えて、北小学校だけでは足りなくなったので、大正時代に東小学校ができたのだそうです。まだその頃は学校の裏には山々があり、そこからタヌキやサルやイノシシがが降りてきて、田畑を荒らしたりしていたそうです。ぼくのひいおじいちゃんが子どもの頃にもこの学校に通っていたそうですが、給食の残りのパンをトンビにさらわれたという話をよくしてくれます。校舎は戦争で一度焼けてしまいましたが、戦後町の人たちが力を合わせて建て直してくれました。その時にもう焼けないよう、今の鉄筋にしたんだそうです。
冨田謙信
※4コマ漫画。可愛らしいイラストのタヌキが、トンビに化けて男の子のパンをさらっていく。冨田謙信の記事に基づいたストーリーになっている。他の記事の余白には、コックリさんの図解と、お化けのイラストが書かれている。
イラスト 橋本心那
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