夢現
@Raito0505
プロローグ
いっそ死んでしまった方が楽なのではないかと思う程、私は私の人生に呆れていた。
こんな人生終わらせたい。日々そう思う。
”生きる意味”ってなんなんだろう。
私にとってに生きる意味は好きな人である
死のう。そう決意しても、脳裏に優希の顔が過ぎり、踏みとどまってしまう。
もしかしたら、私にとって優希は
私は日々”三人の兄”から暴利、性的虐待を受けている。
学校では独りぼっち。虐められていた時期も勿論あった。
逃げた方が楽。そんな事、とっくの昔から理解していた。だけど、身体が動かないんだ。
あるマンションから飛び降りようと、作を乗り換えた時でさえ、脳裏に優希の顔が過ぎり、足枷のように私の身体を引き戻す。その度に、私はこの世界に絶望する。
素直に死ぬことも出来ないこんな私は、何を糧に、何のために生きていけばいいの。
ベッドに横たわり、微かに点っている豆電球を眺めながら、そんなことを考えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます