第17話 情報共有
運転手が
サイレンが街を駆ける。周囲の景色が規定速度で変わっていく。車内では緊迫してない様子で会話が繰り広げられる。
「いや~。
「え、そうですか? 人懐っこいとはよく言われるんですよ~」
「なんせ新人でこの課に馴染んでるからな。ヤバミマックスなんだろ? すっかり慣れっちまって普通の奴といると逆に違和感がな」
「ああ、俺たちより断トツでやべー」
「普通ですよ!! 一番普通です!! なんですかヤバミマックスって!!」
「ウチそんな風に見られてたんか。悲しいわー」
「ん~難しいですね。でもやっぱり私が一番普通ですね」
「意思が強うてええな
「一理あるな。
「端折り過ぎですよ!! 語弊もありますし!!」
「あの体でパワーもヤバいぞ」
「へ、へー……お、思ったより普通だな……よよよよよろしくなこれからも」
「その気遣いが逆にヤバさを強調してるぅ!!」
一旦落ち着いた凛虎が黒波に聞く。
「でも。勤務中に博打もそうとうじゃないですか? 本当にやってないんですよね?」
「……ま、まあな。でもな……
「それ
そんなこんなで東京ダンジョンに到着する。
「脅威
「三階層だな。場所の説明がややっこしい。既にマッピングは完了してあるからデータを送る」
携帯に送られてきたファイルを幾つか開く。四人はファイルに紛れていた
「相変わらず凄いですね」
「なぁにこの程度。踊るまでもない」
「なんでであの爆弾より優先度低いんですか」
「爆弾だと? またぶったな!! 仏の顔を三度までという名セリフを知らないのかよ」
「もう三回以上ですよ。
既に皆はスルー突入していたので追いかける。
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