014:海外旅行 番外編その1

 これまで訪れた海外の国や街で、特に気に入っているおすすめの場所です。


1. スプリト&ドゥブロヴニク(クロアチア)

2. フィレンツェ(イタリア)

3. ロマンチック街道(ドイツ)

4. プラハ(チェコ)&ブダペスト(ハンガリー)

5. ツェルマット(スイス)

6~10. その2で



 1~5はかなりメジャーどころですね。


 1のクロアチアはアドリア海を挟んだイタリアの対岸に位置します。気候もイタリアに近いです。


 アドリア海の宝石/真珠と称されるドゥブロヴニク、ローマ時代の宮殿がそのまま街になっているスプリト、どちらも世界遺産です。二都市は約200km離れているので移動は長距離バスか高速船(カタマラン)を使いますが、私は高速船を使いました。いずれも所要時間は約4時間30分です。料金は高速船が高いです。


 ドゥブロヴニクに行ったら必ず城壁の上をぐるっと一周してみてください。約2km、素晴らしい景色が堪能できます。とはいえ、城壁に上がるためのチケット代がめちゃくちゃ高騰しているみたいで、現在ハイシーズン1日券が35ユーロ(現在のレートで日本円にして約6000円)と馬鹿にならない金額です。ドゥブロヴニクに数日滞在するならドゥブロヴニクパスを購入した方がいいですね。


 それからスルジ山に上がることも忘れずに。ケーブルカーを利用すれば約10分で到着、上からドゥブロヴニクを見下ろす絶景が楽しめます。

 こんな感じの景色になります。

 https://kakuyomu.jp/users/undinesylph/news/822139836804377184


 スプリトは宮殿内の街を楽しむなら1日程度でも観光できますが、できれば2泊以上してほしいところです。ここを起点にトロギールやシベニクにバスで行けますので、この二都市も世界遺産でおすすめですよ。



 2はあまりに有名すぎるので行ったことのある方も多いかな。トスカーナ州の州都で、ルネサンス文化発祥の地でもあります。数々の至宝が集まるウフィツィ美術館やドゥオーモを筆頭に街中の至る所が名所です。ミケランジェロ広場から見下ろす景色も必須ですね。


 フィレンツェは何度訪れても飽きない数少ない街です。ここはもう十回以上訪れていて、最長二週間滞在(通算だと二ヶ月ほど)していますが、それでも全く時間が足りません。永住したいほどで、書いていたらまた行きたくなってきました。


 イタリアはどこを挙げればいいのか、というぐらい迷います。一番好きなフィレンツェを選びましたが、他にもお勧めしたい場所がありすぎて困るほどです。


 イタリアはフランスやスペインと並んで世界遺産の宝庫、料理もほぼ外れがありません。とてもシンプルで素材を生かした味を好みます。いわゆる三種の神器、オリーブオイルとトマトとハーブが決め手です。ちなみに、フランス料理はイタリア料理の派生ですからね。


 日本のパスタに慣れ過ぎていると、かえって現地のパスタがまずいと感じることもありますね。ご存じだと思いますが、ナポリタンはありませんよ。イタリアでパスタにケチャップはあり得ないのです。


 ピッツァは地域によって全然特徴が違うので、食文化の違いを感じながらの食べ比べも楽しいですよ。



 3は1つの都市を選ぶのが難しかったので街道全体にしました。北のヴュルツブルクから南のフュッセンまで約400kmです。この街道にあって最も有名なのがノイシュヴァンシュタイン城(すぐ傍のホーエンシュヴァンガウ城もお忘れなく)ですね。今や入場するのも困難なほど人で溢れていますが、もう何十年も前の雪の降る真冬に行った時はがらがらでした。


 観光写真でよく見るノイシュヴァンシュタイン城を正面やや左上から俯瞰する象徴的な絵がありますね。あの撮影ポイントに行くのはほぼほぼ不可能です。テーゲルベルク山のロープウェイを使えば近しい構図になりますが、どうしても右上から、しかも俯瞰が足りないんですよね。あの写真が撮りたくて何度か挑みましたが無理でした。


 他にも街道途中のローテンブルク、ネルトリンゲン、アウクスブルク等、見どころ満載です。


 もし12月にドイツを訪れる機会があれば、ぜひクリスマスマーケットに行ってみてください。おすすめはニュルンベルクです。世界一有名なクリスマスマーケットです。しかしながら、クリスマスマーケットと言っても、ドイツではほとんどがクリスマス前のイブで終了します。今年のニュルンベルク最終日は12/24(水)14:00です。



 4は旧東欧の二都市合わせ技です。旧東欧諸国は旧西欧に比べて、足を踏み入れる機会が少ないと思います。どうしても華やかに見える旧西欧諸国=ヨーロッパ旅行という位置づけでしたし、その昔はやはり共産圏、ソビエトの影響も大きかったですからね。


 プラハもブダペストも今や本当に美しい観光都市になっています。昔はちょっと暗さやもの悲しさを感じさせる雰囲気でした。どちらも直行便はありますが、どうせならオーストリアのウィーンからの鉄旅はいかがでしょうか。プラハへは約4時間、ブダペストへは約2時間30分です。


 プラハと言えばカレル橋、ヴルタヴァ川に架かる橋で夕陽が沈まんとするところからの景色は哀愁漂うというか、スメタナの我が祖国が勝手に頭に流れていきます。この第2曲はあまりにも有名ですね。チェコ語のヴルタヴァ=ドイツ語のモルダウです。


 ブダペストはご存じのとおり、ドナウ川西岸のブダ地区と東岸のペスト地区が合併して誕生した都市で、こちらはドナウの真珠とも称されています。ハンガリーは温泉大国で、ブダペストにもスパがたくさんあります。日本の温泉とはちょっと勝手が違いますがリフレッシュできますよ。



 5のスイスもまた有名な観光地ばかりです。永世中立国かつ観光立国で、欧州主要都市は東京並みの物価ですが、スイスは群を抜いて高いです。行かれる際は覚悟しておいてください。


 スイスも挙げたい街がたくさんありすぎて困るのですが、ここはあえてツェルマットにしました。魅力はたくさんあります。まず、1988年からアルプスの環境を守るために始まったガソリン車乗り入れ禁止リゾートです。街中の交通は電気自動車か馬車のみです。だから空気が綺麗で美味しいです。水も本当に美味しいです。何と言ってもアルプスの水の本場ですから。


 鉄旅好きにはたまらない氷河特急(ツェルマット~サン・モリッツを約8時間で結ぶ)、ゴルナーグラート鉄道(ツェルマット~ゴルナーグラートを約40分で結ぶ)があります。


 氷河特急は全車両がパノラマウィンドウで車窓風景を存分に満喫できます。有名な傾いたワイングラスはお土産にどうぞ。駅で購入できます。


 ゴルナーグラート鉄道は標高1604mのツェルマットから標高3089mのゴルナーグラートへ向かう登山鉄道で、ゴルナーグラート駅を下りれば、そこにはアルプス4000m級の山々が360度パノラマで広がっています。


 スイス最高峰のモンテ・ローザ、名峰マッターホルン(山頂にスイスとイタリアの国境が引かれている。イタリア語ではチェルヴィーノ)等が見渡せます。ゴルナーグラート展望台は駅から徒歩10分ほどですが、アルプスの山の見え方が若干変わる程度なので無理して上がらなくてもいいかな。ちなみに、ツェルマットの街中からでもマッターホルンは見えますよ。


 あと、どうでもいいのですが、ツェルマットには日本人橋と名付けられたマッターホルンの撮影ポイントがあります。随分昔のことですが、マッターホルンを見るために大挙として日本人が押し寄せていたからだそう。地元からしたらいい迷惑?


 

 ここまでで約3200文字も使ってしまいました。書き切れないので、6以降はその2に回しますね。ここに挙げたところ以外にもおすすめはたくさんあるのですが、逆にありすぎて絞り込めず、です。ひょっとしたら、6以降のスポットは変更するかもしれません。


 この国、この街について聞きたい等があれば、ぜひコメントに残してください。

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