屑恋(2)
この屑恋の2人目の被害者は一体誰だったか。その人物は年下である。
出会いは相も変わらず覚えていない。この頃になるとフレンドになったキッカケがそれこそ試合関係なくフレンド募集した時の相手可能性がある。
そして2人目の人物は名前で思い出そう。
ここまで来ると名前が頻繁に変わっている相手ばかりなので思い出しがたいけど。
そんな2人目の名前は
年齢は小4。初の年下の恋人だ。
彼女とは正直に恋人と言っていいのか怪しいような関係性であった。
年齢差的にそういう相手として互いに認識していなかった、という話があるのはそう。
普通に好意も無かった。
加えて付き合ったのはいいがあまりに恋人らしく無かったためにひと月もせずに別れた。
付き合うとは名ばかりだったのではなかろうか、という話だ。
特にイチャイチャした記憶も無ければ思い出すことも無い。互いに少しの歳差のある友達として終わった。
しかし、仮にも苺と告白した、付き合ったという事実がかなり屑恋ポイント高めだ。
だって、本当に好きでも無いのに告白したというのだから頭がおかしいと言う他あるまい。当時の自分が何を考えていたのかがまるで理解できない。
何よりも、いちばん大切なのは前回にネット恋愛の現実性の無さを理由に振ったにも関わらずに自分からしに行っているところであろう。
別れてからの期間もそう開いていないであろうのも最低だ。
仮にこの件を知られ、1人目の被害者である彼女が俺にどのような罵詈雑言を吐いてこようがこればかりは受け止めるしか無い。
それだけ屑の極みのような行為を行った。
思えば、この頃からだろう。
自分という人間がどこかおかしくなり始めたのは。理由はどことなく、想像つくが考えたくはない。
それに自分は言い訳をしていい立場じゃない。事実屑なのだから屑なのだ。
屑恋の被害者がこれより先に増える事を俺は知っているのだから、本当に酷い話である。
しかし、最も恋愛要素の無い屑恋をした苺から2つもの屑恋に発展するだなんてこの時は思いもしなかったな。
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