そのモヒカン、世界の希望 そして伝説へ…
茶電子素
第1話 勇者、召喚される
――光が俺を包み込む。
次の瞬間、目の前に広がったのは、石造りの玉座と、ローブをまとった魔法使い風のジジイたちだった。
「……異世界召喚は成功じゃな!」
「ヒャッハーー!! どこだここォ!?」
俺は反射的にモーニングスターをぶん回す。ゴロゴロと鉄球が床を削り、
召喚陣が半分吹き飛んだ。
「ま、待て勇者よ! ここは平和だった王国じゃが、魔王が現れて
世界が滅びかけ――」
「魔王!? ぶっ倒せばいいんだろ!? ヒャッハー!
血の雨を降らせてやるぜェ!」
ジジイの説明を最後まで聞く気はない。話が長いヤツはだいたい信用できない。
俺のモットーは「拳(と鉄球)がすべてを解決する」だ。
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