第3話

僕はとても弱いんだ

王国では強がってみせてるだけなんだ

僕は疲れてしまった


姫は今日もまたやってきた

変わらない笑顔で優しく

またひとつ

キャンドルを置いていく


気がつけば僕の部屋にはキャンドルが溢れていた

とても暖かな灯りが部屋中に広がっていた


その日僕はとても久しぶりに

ゆっくりと眠ることができた


灯火はあたたかな安らぎに変わっていた

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