14.テンプレートじゃないじゃん!な作品

 守備範囲は中国人男性のみかい?

 と言われそうな今日この頃。


 そういうわけじゃないんだよ!


 と主張するために、今、イケメンだな~と注目している日本の若手俳優さんたち。


 前田公輝 180m

 塩野瑛久 175cm

 町田啓太 183cm

 本郷奏多 174cm


 と、なんで身長入れているかというと、最近の中国俳優さんたちは軒並み高身長なんで、じゃぁ日本はどうなのよ?の比較のために入れました。


 うーん。やっぱり、微妙に小さいなぁ。前田公輝がそんなに大きかったんだ、とここだけ意外。本郷奏多はまあちっちゃいかなぁと思ってたけど、塩野瑛久ももうちょっと大きいイメージでした。日本人体格よくなったとは思ってましたが、中国俳優さん達を見慣れると小粒感がイナメナイ。ここだけ、ホント残念。


 気が付くと、前田公輝以外は大河ドラマ『光る君へ』出演俳優だ。あの作品、結構な勢いで今どきのイケメン俳優が出ていたので、そういえばうれしかったかも。

 そのイケメンたちに混ざって、イケメン枠でお笑い芸人はんにゃの金田がまざっていたのはすごかったなあ。引けを取っていなかった。


 今でも、一条天皇の塩野瑛久の美しさを思い出す時があります。

 一人耐えるシーンが割と多めで、ちょっとだけ古装のはおなんっぽい。泣いてた姿も美しかった、そういえば。偏見なので、はおなん推しの方、そんなわけないじゃん!と気分を害されたらごめんなさい。


 さて本題。

 だいぶん見たドラマが増えてきて、まぁたいていは「あぁクズ夫が初恋女性を大切にしすぎて捨てられるやつ」「姉妹人生入れ替えても、クズ女はクズ女のまま」みたいなパターンに集約できてくるのですが。


 だんだん、制作ドラマも増えてきたせいか、そういう「あるある」じゃない、あら、斬新じゃない、できるじゃんこういうの、というドラマもぽつぽつと増えてきたので、そのうち3つを紹介します。もちろん、男主はみんなイケメンだからね!


◆大河ドラマかな?

 転生乱世不良~俺の嫁は難民令嬢!?~(DramaWave)

 乱世転生、布衣の成り上がり英雄譚(DramaBox)


 あれ、ショートドラマでも重厚なドラマできるじゃん!!ってとっても驚かされた作品。この作品をみて、こういう「テンプレートじゃない作品」でくくった回を書けたらいいな、と思わせてくれた作品です。


 ジャンルは、あえてくくれば、転生物。

 でも、普通の転生物じゃないんだよ。


 平民の成り上がりストーリーと言えばそうとも言えますが、ありがちな恋愛一辺倒でもない。大河ドラマ的で、男の生きざま見せます、という感じの作品です。。

 元は、男性向けに作っていたんですって。まあ、わかる。でも、登場人物一人一人の気持ちとかを丁寧に積み重ねている。裏切りも、信念も、女性たちの家や子供を守る気持ちも。簡単にテンプレートで処理していない。

 それが想像もしない大ヒットにつなげているのでは、と思っています。


 こちら、中国の作品評論のようなんですが、この作品のとても分かりよい説明をしています。ブラウザの翻訳で読んでね。

https://yule.360.com/detail/4333068


 百度百科によれば、シーズン2があるとか。わーみたい。


 男主は潘子剑です。「ちょっと毛色が違うイケメン」で出した人です。

 わたしの中では、中国演员さんの中では珍しいワイルド担当さんとして認識しています。ワイルド枠では突出してしていて、ひそかにファンです。


 女主さんの名前も出てましたが、どうしてもコピペ抑制のサイトでしか見つけられず、中華フォントでしか表記できない漢字を表示させるスキルがないので、コピペできません。すみません。




◆BLっぽいけど、BLすれすれの男性バディ??微妙

破産したらライバルの秘書になる/DramaWave


 ジャンルのくくりはコメディ、なんだろうなぁ。

 BLって程でもないんだけど、ほんのりBL?BLっぽいけど叶一宸のかっこいい腹筋(中国語では腹肌ですが)を見せたいためにBLっぽくしてるだけで、ある意味バディものなんじゃ?と思う。意外に恋愛要素(同性間も含め)なし。


 なお、詹琸、筋肉はまだ発展途上なので、体についていじられていてちょっとこの点かわいそう。

 

 ダメ男を教育して、ちゃんとした社長にしてくれる有能スパダリにも萌えますが、とにかく全編おもろい。詹琸くん、『月に誓うは偽りの愛』(ShortMax)では、女主を陰から一途にしたい守るかっこいい侍衛のあの時の表情ははどこいっちゃったの~ってぐらい、キャラ変してますが、かわいいから許しちゃう。


 ちなみに、

 男主1 詹琸(ダメ男君)

 男主2 叶一宸(有能スパダリ腹筋すごい)

 女主……なし!だと思う。


 中国ショートドラマ=恋愛という先入観があったので、いつ悪女がでてきてスパダリ有能男主2をかっさらっていくのか?とか、よこしまな期待をしてすみませんでした、と最後に思いました(笑)。

 とにかく二人の関係に着目していればよくて、変に嫉妬とかもなし(なかったと思う……)。最初は、え?BL?違うの?そうじゃないの?ともやもやしましたが、だんだん面白さに紛れてどうでもよくなった(笑)


 最後に詹琸が叶一宸に嬉しそうに飛びつくのをみて、あぁよかったね~って思えたし、結婚とかそういうわかりやすい形じゃなくてもハッピーエンドを作れるんだ、やっぱり脚本というか話を作る力って偉大だ、って思わせてもらえた幸せな作品でした。

 ノンストレスで楽しく見れます。




◆静かな愛を重ねて。女主人公の成長ラブストーリー

 喩先生に嫁ぐということ(DramaBox)

 

 中国ショートドラマあるあるパターンは正直、「そんなことあるかいな」と突っ込みを入れたい設定のことが多いのです。

 ですが結局そういう強い設定があるがゆえに、一話が数分、という短さで全2時間程度の長い話を見せる力となっているので、しょうがない一面もあるのかな、と思っていました。


 が、何かのリミットをはずしてみると、こんなにも静かな話がじわじわと胸に迫るストーリーになるんだな!って思わせてもらった作品でございます。


 何にもない日常って、小説でも描写が難しいのに、映像は言わずもがな。

 すごいなぁ。意欲的にチャレンジしたんだなぁと、これまたしびれました。


 その静かな愛を表現している刘萧旭の演技力に刮目せよ、です。


 『真夏のベンデラ』 『君にかける』(DramaBox)も若干この系統に属するとは思いますが、ちょっと「あるある」設定は見えるところがあったかな。愛のない政略結婚→だんだん愛が芽生える的な。家族の冷たさも、後妻とその娘とかそうところでしたから。

 『喩先生に嫁ぐということ』は、その点現代的な束縛する親の描写になっていて、これは日本でも話題になっている「ヘリコプターペアレンツ」にも通じるのもがあるので、あるあるではない別枠、として紹介にしました。


 どうでもいいですけど、『君にかける』の女主1さん、永野芽衣に似ている気がします。気のせいですか?


 どうでもいい付け足しですが、わたしにはほかにも「今田美緒」「井上真央」と呼んでいる女演员さんがいます。多分、今田美緒は阿尚。井上真央は一度どこかでお名前拝見したのですが。古装が多いイメージですが、現代物で马小宇と共演していたのもよかったな。

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