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  • 第7話 第2戦闘ラインへの応援コメント

    序盤から「トライアル・ミッション」という新システムの導入で一気に世界が広がり、読み手も艦長たちと同じようにルールを理解しながら戦場に放り込まれる感覚がありました。緊張感のある説明が続くのに、ぐっと引き込まれるのは用語や戦術が生々しく描かれているからでしょうね。

    特に『ディファイアント』と『ハンナ・アーレント』の駆け引きは圧巻でした。デコイ、アンカー、スキャンの応酬がまるで将棋や囲碁のようで、読み合いの一手ごとに息が詰まるような緊張が走りました。「先手は悪手」「数手先を読む」など、戦術を言葉にすることでキャラクターの思考が透けて見え、読者も同じ盤上を眺めている気分になれました。

    そして何より印象に残ったのは、アドル艦長が「沈めるのは惜しい」と口にしたシーンです。単なる勝利や撃破ではなく、「同盟に迎えたい」と思う価値ある敵だと認める姿勢に、この作品の奥行きが現れていたように思います。熾烈な戦闘描写と同時に、艦長たちの矜持や思想が垣間見えるからこそ、物語が熱くも豊かになるのだと感じました。

    終盤の「水星の魔女」の楽曲がにやり。単なる戦術以上に、戦場を「舞台」として支配するような一手で、高揚感すらありました。