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 面小麦色の景色。

 住んでいた町が、人が全てが消え。

 あるのは砂漠だった。

 見渡す限り砂しかない冗談抜きの砂漠だった。

 僕の脇にはN氏とT氏が倒れておりとりあえずは2人が無事だった事に安心した。

 少しして2人が目を覚ます。

 2人とも事態をのみ込めず混乱しているようだった。

 少し休み話し合い生存者を探すことにした。

 気絶していた僕達の脇にはいつも通学に使っていた自転車があったので、それを移動に使うことにした。

 砂漠を走るのに自転車は走りにくいのでは? という声もあるかもしれない。

 その時は気にしなかったが自転車で走るぶんに問題のない砂漠だったのだ。

 砂が熱かったのになんでパンクしなかったのだろう?

 今になって気になってきた。

 まあそれはそれとしてそれからの僕達の日々を書こうと思う。

 それからの日々は自転車で走っては休むを繰り返す生活だった。

 3人自転車で走りながら「銀輪銀

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