06.へぇ~~~:ちょっとだけ嫉妬?

(脱衣室のドアを開けて、リビングに戻ってきた貝塚さん)


//少しだけのぼせた感じで

「ふぅ~、お先にいただきました~」


(裸足でフローリングを歩く音、バスタオルで髪を拭く音)


//独り言

「やっぱり、この時期のお風呂上りは暑いなぁ」


「さあ、お次どーぞ」


(貝塚さんに促されてあなたは脱衣所に向かう)

(そこからドライヤーを手にリビングに戻ってきたあなた)


「え? どうしたの?」


(あなたは貝塚さんにドライヤーを見せる)


「髪、乾かしてくれるの? あなたが入ってるときにやるつもりだったんだけど……うん、わかった。お願いしまーす」


(貝塚さんをソファに座らせ、ドライヤーをセットするあなた)

(ドライヤー音、大きめ)


「あ~、なんか、ちょうどいい~」


(ドライヤー音に風切り音のようなものが混じる)

(手櫛で髪を梳く音)


「上手上手~♪」


(ドライヤー音が止まる)


「髪を持ち上げるの? こう?」


(ドライヤー音、小さめ)

(先程よりも大きな風切り音が混じる)


//気持ちよさそうに

「あ~! じんわりくる~!」


(手櫛で髪を梳く音、先程よりも長いストロークで)


//くすぐったそうに

「本当に上手いね~! ふふ……」


(身をよじる貝塚さん)

(ドライヤー音、大きめ)

(大ぶりに風を当てられてなびく、貝塚さんの長髪)


//リラックスした様子で

「あ~、気持ちいい。クセになりそう」


(ドライヤー音が止まる)

(最後に手櫛で彼女の髪を整えるあなた)


//ご機嫌な声色で

「うーん、ありがとう。おかげで、ふわっふわっだよ♪」


(髪をなでる貝塚さん)


//平坦な口調で

「ところでさぁ……」


//ややドスの効いた声で

「すっごい、手慣れたよね? 私が頭揺らしても、全然ぶつかったり慌てたりとかしなかったし。これ……前にも誰かにしてあげてた、よね?」


//あなたの回答をなぞるとともに、自問自答しているような雰囲気で

「……妹。へぇ、妹さんがいるんだ。うん、イメージぴったりだね。へぇ~」


(あなたをジトッとした目で見つめる貝塚さん)


//疑るような感じで

「へぇ~~~? ほ、か、に、は?」


「……だよねぇ、きっと歴代カノジョさんたちにも好評だったろうね~」


//なにかを絞り出すように

「へぇ~~~」


//急に冷静になって

「いや? 怒ってるわけじゃないよ? 勝手に浮かれて、自分で気づいてジェラシー抱えちゃってるだけだから」


(笑っていない目のまま脱衣場を指し示す貝塚さん)


//淡々と、有無を言わせない迫力を伴って

「えっと、とりあえずお風呂入ってきて? マッサージするまでにメンタル、立て直しておくから……」


(おずおずと、脱衣場へ向かうあなた)

(あなたの背後に微かに響く裸足の足音)


//背後から

「ねっ?」

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