第26話 メイ救出作戦①

メイ、リビー、リビーの仲間達は馬車に乗って移動していた。


皆、使用人といった格好をしていて、エイベルの命令で出かけていることになっている。


偽の身分証なども用意されており、城を出る時も疑われることなくスムーズだった。




その頃ビガン国では…………


広間に主要人物達が集まっていた。


ハワードは、伝令によって受け取った内容を報告した。


ハワード・ハリディ「………以上です。カイル様、レイ様、ご指示を!」


カイル「今すぐ、メイ救出に向かってくれ。表立って動くわけにはいかない。だから…」


レイ「僕の兵を使って下さい。ハワードの部下とも連携できるはずです。」


カイルが頷く。


ハワード「分かりました。ディルも行ってくれ。お前の力が必要だ。それに、今のメイにはお前が必要だ。」


ディル「分かりました。」


カイル「ディル、頼むぞ!」


ディル「はい。この生命に変えても、連れ帰ります。」


レイ「もちろん、ディルも無事に帰って来て!」


ディル「はい。」


そうして、レイの専属の兵士達、ハワードの部下達、ディルはメイの救出に向かった。

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