人を選ぶが『まぁまぁ、一度読んでみて』と言いたくなるような作品

全体的な構成、雰囲気作りが魅力的でとても完成度が高い作品。

主人公と閑の独創的な愛のカタチが、狂気と耽美を生んでいて、とても美しい。

ラストの曖昧さは、人によっては消化不良に感じるかもしれない……
ただ、その曖昧さこそが主人公の理想と現実を余計に表していて。
読んだ後も、序盤から創り出した不気味な雰囲気が余韻として残り続ける、素晴らしい終わり方だと俺は思いました!

どんなに歪んでいても、この作品は『純愛』ですね。