二章01話 グラニエッゾ碑文
[newpage]#01 白の聖女、グラズン・
<グラズン・
グラズン・
グラズン・
すべてのアンデッドが、生者を憎み襲って、殺すモノというのは、間違っている。アンデッドのすべてが、命を憎むモノではないし、私グラズン・
アンデッドとなったことで、
「生死の
果てしない、知識欲・・・アンデッドとなった身体には、世界そのものを知るために、旅をするようになった。
[newpage]#02 深淵の躯
知を求めて様々な国を流離い、多くの国を渡り歩く中で、アンデッドが迫害され、滅ぼされていくのを見ていた。生者の中で隠れるように生きて、長きに渡って、知識を追い求める、いつしか私グラズン・
知識を追い求めるアンデッドは、私グラズン・
“深淵の躯”は、アンデッドの互助会として、四人のナイトリッチ三人のエルダーリッチから、相互扶助組織として始まった。人里離れた小城で結成し、参加者の名前を石板に刻み、組織として活動を始めた。百年ほどの歳月が経過する中で、幹部となる内陣と、協力者としての外陣が形成され、奪い合うのではなく、助け合い協力する組織として、緩やかに機能する組織が、“深淵の躯”だった・・・
後に名前を刻んだ石板は、グラニエッゾ碑文と呼ばれるようになった。
<グラズン・
碑文の最初に、私の名前が刻まれた。
いつの間にか魔力を持った碑文は、メンバーの変動が、自動で刻まれるようになっていた。だけどアレが、絶対支配者として、“深淵の躯”に君臨したが、碑文にアレの名は、刻まれなかった。
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