第4話 強化
蜘蛛を捕まえたことだし、ここらでいっちょ拠点の増築&強化でもしとくか。
ゴブリンには木を刈ってもらい、
ウルフにはそれを運んでもらう。
それを砦で待機していた別のゴブリンたちが組み立て、
蜘蛛に糸で強化を施してもらう。
今あるのが、ゴブリン用の兵舎にコボルトの厩舎、あとは俺の家と作業所かな。
蜘蛛には中央にある高い塔に巣を張ってもらっている。
まずは兵舎の増築だな。ゴブリンたちは寿命は短いがそれよりも繁殖のほうが早い。
故に、ゴブリンの寝床が最近切迫してきているのだ。
今あるのが15個ほどだから、倍の30個ほどに増築するか。
コボルトは厩舎の割に数はあまりいないから増築は必要ないだろう。
作業所は…いいかな。
ゴブリンが有り余ってるから、蜘蛛用の宿舎も建てさせとくか。
後は、全体に壁を建てさせて、その外側には柵、もう一つ外側には濠も掘らせよう。
俺は蜘蛛を新しく捕まえてこようかな。
「おぉ~、できてるできてる。」
蜘蛛を捕まえて戻ってきたころには、増築・強化はすべて完了していた。
今皆が使っているのは、木の土台に葉を被せたベッドだ。
しかし!これからは蜘蛛の繁殖によって蜘蛛糸のふかふかベッドで寝ることができる!
蜘蛛糸は汎用性高いから重宝しそうだな。
何はともあれ、今日の夕食を食べる。
蜘蛛を捕まえて戻ってきた道中にいた大きな兎を5羽、捕まえたのでとりあえず今日は1羽締めて食べようと思う。
ゴブリンたちはこのあたりについてはよく知っているようで、香りの付くハーブや酸っぱい果実のなる木などを教えてくれた。
兎を締め、内臓を取る。腎臓は老廃物や異物がたくさんあるだろうから、
今回はスルーだ。
胃は胃の中の消化物や胃液をきちんと洗えば食べられると思うのでゴブリンに洗ってもらう。肉は適度に脂肪が入っていたので、これはしょっぺぇ薬草と一緒に焼く。
頭部は…ホホ肉だけ切り取って他はコボルトたちに。あいつらは顎強いしイケるだろ。
心臓と腸に関してはめっちゃ長いので適度な大きさにカット。
毛皮は作業所に運び込んで…と。
これで解体は終わりである。
まずは筋肉質な足の肉を薄くスライスして焼く。最初から飛ばすと胃もたれするだろうし。
もにゅもにゅというよりちょっとコリコリしてるな。この足の発達具合は兎ならではと言うべきだろう。次は脇腹である。非常に刺が入っていてうまい。
その後も食べ続け、宴は夜中まで続いた。
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