第20話 YouTubeに上げる曲の音圧は何LUFS?
音圧。それはYouTube動画を作る人には関心のある話題ですが、そうでない方にはきっと何のことやら? な話です。
------以下は、ググったらAIの回答として表示された文章
LUFS(ラウドネス・ユニット・フルスケール)とは、人間の耳が感じる音の大きさを数値で表す単位で、楽曲や動画の「聴感上の音圧」を測定します。YouTubeやSpotifyなどのストリーミングサービスでは、リスナーがどのコンテンツを聴いても音量のばらつきが少なくなるように、このLUFSに基づいて音量を自動調整する「ラウドネスノーマライゼーション」が行われます。コンテンツをサービス基準のLUFS値(例: YouTubeの-14LUFS)に合わせることで、音量が不必要に下げられたり、圧縮されたりするのを避けることができます。
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ざっくり言うとYouTubeにアップロードする音楽の音が大きすぎると、ペナルティのごとく音量が下げられてしまう仕組みのことです。
耳を澄まして適切と思われる「綺麗な音」に仕上げても、勝手に小さくされたらたまったもんじゃないですよね、調整にかけた私の時間を返せってなもんで。
■-14LUFSは得策ではない
このペナルティを避けるために、上のAIの回答にもあるように、音楽を-14LUFSに調整するのが常道です。しかし、実際に-14合わせでYouTubeにアップしてみると小さすぎるのですよ。
ではどの程度の音圧が良いか、今回の小説から作曲プロジェクトを通じてギリギリの線を探ってみました。
結果だけ書いてしまうと、音楽を-11LUFS台でミックスして、動画作成アプリでさらに-1db下げる。こうすると、ほぼ100%の音量で再生されます。
さらにギリを攻めるなら、YouTubeに仮アップロードして統計情報をチェックし、フィードバックするのが良いですね。手間はかかりますが、得られるクオリティは最高のものになります。
■統計情報を調べてみた
「廃墟の金酒」九月ソナタさん
https://www.youtube.com/watch?v=5ZBk1B4NUsY
100% content loudness : -3.8db -14LUFSに設定した結果、少し小さい
「古来征戦幾人回 〜タラス河畔の戦い〜」四谷軒さん
https://www.youtube.com/watch?v=bHey1f0ULA0
88% content loudness : 1.1db ちょっと大きい。-11LUFS、動画アプリ未調整
「空挺部隊ファーヴニル」朝吹さん
https://www.youtube.com/watch?v=X8lrxDX9ERQ
79% content loudness : 2.1db さらに大きい。-11LUFS、動画アプリ未調整
「漂泊の剣」麻生 凪さん
https://www.youtube.com/watch?v=qsawjKgP1Ms
100% content loudness : -0.6db 完璧。-11LUFS、動画アプリで調整するコツをつかんだ
「月煙奇譚」鐘古こよみさん
https://www.youtube.com/watch?v=mv5N-IEvx0Y
100% content loudness : -1.8db 上出来。-11LUFS、動画アプリで調整
「雨降小僧」時輪めぐるさん
https://www.youtube.com/watch?v=7W8Uj9yyk3I
100% content loudness : -0.9db にぎやかな曲でもバッチリコントロールできた
「メガネの探偵、二階堂 ~廃病院の噂と異界の門~」大隅スミヲさん
https://www.youtube.com/watch?v=9aecCJdo0Dk
100% content loudness : -0.3db 完璧。ここで仮アップロードのワザを習得
「プレゼント・フォー・ユー」馬村ありんさん
https://www.youtube.com/watch?v=y_Kq24llwt4
100% content loudness : -0.5db 完璧。
「落暉の石は守護して奪う」ハルさん
https://www.youtube.com/watch?v=3ireyB6P8W0
100% content loudness : -0.5db 完璧。
といった感じでした。音を絞り過ぎた「廃墟の金酒」がやや心残りですが、音楽性を損なうほどの瑕疵ではないので、もし次回の作成機会があればそのときに挽回させていただきます!
明日は、書くネタがなくなってしまいました。キャンペーンの「毎日」は逃したものの14日以上書いたから、そろそろいいかなと思いつつ別の話を書くかも。私の音楽遍歴でも語っちゃう?😁
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