チョウジ:激闘!ロケット団
【42番道路】
エンジュの東からチョウジに至る道。洞窟を抜けなければならないと見せかけて、池を「波乗り」で渡れば簡単に突破できる。洞窟経由なら「波乗り」すら不要なのだが、わざわざ先回りするメリットは特に無い。なおこの洞窟(スリバチ山)自体はかなり広大なダンジョンなので、サブイベント編で扱う。
池の間には「ぼんぐり」が自生しているのでチェックしよう。
《桃ぼんぐり》
ラブラブボールの材料。異性に効果的という説明だが、実際は同種かつ同性のみに有効という、設定ミスと説明不足の合せ技でプレイヤーを惑わせる。
しばしば嘲笑の対象になるのだが、条件さえ満たせば8倍という強力な補正値がかかるので捨てたものではない。例えば技遺伝に使うドーブル♂(任意の技を「スケッチ」で覚えられる)を集めるときには「峰打ち→眠り」で確定ラインなのでかなり重宝する。ルギア捕獲後(ヘビーボールの需要消失)は、いくつか作ってみてもよい。
《みどぼんぐり》
フレンドボールの材料。捕獲性能はモンスターボールと同等だが、捕まえたポケモンのなつき度が200(通常は70)になる。
なつき度200といえば、コガネ百貨店で毎週日曜に「恩返し」の技マシンをもらうことも可能。ここから10回のレベルアップでなつき進化できる。
事実上役に立つのは、ズバットをクロバットに進化させる時くらいだとは思うが、スリバチ山に出現するLv13のズバットを捕獲すると、ちょうどLv22でゴルバット→Lv23でクロバットとストレートに進化する(注:レベルを一度に2以上あげると駄目かも)。本作におけるなつき進化の面倒くささを踏まえると、ピンポイントながらもかなり実用的であり、1個は作っておきたいボール。捕獲に失敗したらリセットでやり直そう。
《黄ぼんぐり》
ムーンボールの材料。月の石で進化するポケモンに効果的という触れ込みだが、実際は何の効果もなくモンスターボールと同性能である。仮に効果があったところで実用性は極めて低い(ハイパーボールで十分)のだが。
「月の石」に該当するアイテムコードを、前作における値と誤解した指定ミスで無意味な効果になってしまったと知られる。このことから推測できるのは、開発当初は前作のアイテムリストを流用していたことと、ムーンボール(ひいては特殊ボール全般)というアイディアは比較的早期から存在していた可能性である。
どう転んでも役立たずなのだが、開発史に想いを馳せることができるという意味では奥深いアイテムかも知れない。
【チョウジタウン】
東に抜ける道やジムを怪しい連中が塞いでいる。とりあえず北方面に向かうしかなさそうだ。
《おいしい尻尾》
道具屋で買える。何の役に立たないアイテムだが、いかりの湖でのイベント後は買えなくなるので、コレクターは押さえておきたい。
《いかりまんじゅう》
町を東側に抜けようとすると売りつけられる。値段・効果ともに「傷薬」と全く同じ。こちらは期間限定と見せかけて、あとでいくらでも買えるようになるので無駄遣いはしないように。
【43番道路(チョウジ北)】
入り組んだ草むらの道。スプレーを使うとスムーズである。ゲートで近道しようとするとロケット団員たちに囲まれて、有無を言わさずに1000円を奪い取られるという、非常に屈辱的なイベントが発生する。事前に母親に全額を預けておけば実質タダで通れるが、戦うことすらできないのはかなり理不尽である。
【いかりの湖】
43番道路からは正面から向かうルートと、脇道から裏の森のほうへ向かうルートがある。なぜか「空を飛ぶ」で登録されるので、まずは裏側のアイテムを回収してから、空を飛んで正面に降り立つのがややスムーズと言える。
《技マシン43:見切り》
湖の裏の森に落ちている。そのターンのあらゆる攻撃を完全に回避できる。成功後に連続使用するたびに失敗する確率が上がる。
同効果である「守る」のPPが半分になった下位互換。交互に使っても成功率が下がるので、あえてこちらを覚えるのはPP水増しのために両方覚えさせるときくらいか(そして、技を1枠犠牲にしてまでするようなことではない)。
後の世代では「封印」対策に「守る」と別に覚えさせるようなテクニックがあるのだが、本作における実用性はほとんどない。あえて言うなら、同じ技を強制的に出させられる「アンコール」対策で早くPPを切らせたいケースはあり得る。
なお本作単独では一品物なのだが、前作で捕まえたニドランをタイムカプセルで連れてくると持っているので、量産自体は容易。
《技マシン10:目覚めるパワー》
覚えさせるポケモンごとにタイプや威力が変わる。ここでの「ポケモンごとに」とは種族単位ではなく個体単位のことで、より具体的にはポケモンごとの個体値によって効果が変わる。
例えば、いかりの湖のイベントで出てくる赤いギャラドスは個体値が固定なので、これを覚えさせると草タイプの技として行使できる。水タイプ相手には役立つかも知れない。他にも、これを使うことで苦手を補えるケースは多々あるが、偶然任せでは期待薄。気が向いたらセーブして試してみてもよいだろう。技マシン自体は後から某デパートでいくらでも購入可能。
《赤いギャラドス》
いかりの湖の中心部でシンボルエンカウントする。例によって逃走も可能だが、せっかくなので捕獲に挑戦してみるべきである。Lv30というのは即戦力であり、場合によってはアサギ方面に向かう前にゲットしてしまう手もあるだろう。
なお、本作では色違い判定が個体値に依存している関係上、能力値は固定である(性別も必ず♂になる)ため厳選は無意味。
《赤いウロコ → 学習装置》
赤いギャラドスとの戦闘後に手に入るウロコ。拾った時点では用途不明だが、ゲーム序盤に会ったポケモンじいさんに渡すと「学習装置」をもらえる。学習装置を持ったポケモンは、戦闘の経験値の半分が無条件で振り分けられ、弱いポケモンの育成が大幅にスムーズになる。早めにもらっておこう。
【ロケット団アジト】
チョウジの道具屋の地下にある。赤いギャラドスとの戦闘後、ワタルが入口をこじあけることで入れるようになる。
1階は警報装置であるペルシアン像の前を通るたびにロケット団の下っ端が現れる。パソコンを調べてスイッチを切ると出なくなるが、経験値稼ぎのために敢えて切らないのも手。一度切ってしまうと再び入れ直すことはできない。なお無限に湧くわけではなく、1つの像からは1ペアずつしか現れない。
フロア西部の近道は地雷原になっており、自爆を覚えたポケモンが飛び出してくる。野生扱いで捕獲も可能だが、逃げることはできない。確実に遭遇できるので、とりあえず図鑑にいなければ1匹ずつ確保しておくとよいだろう。ワープタイルを踏むと入口まで戻される。
2階に降りると、初回のみワタルが全回復してくれる。パスワードを探す必要があるのだが、とりあえず片っ端から倒せばよい。パスワードは一度聞けば自動入力されるので、プレイヤーが覚える必要はない(逆に言えばパスワードを知っていても、戦闘しなければ先へは進めない)。
幹部を撃退後は、マルマイン3体を倒すか捕獲して電源を止める必要がある。ここも「野生扱いだが逃げられない」という特殊な戦闘である。自爆してしまうが、直前でセーブできるので捕獲するのはそれほど苦労しないと思われる。
ところで、研究員は赤いギャラドスの発生を電波の成果だと主張していたが、赤いギャラドス自体は通常の色違いであり、自然発生に過ぎない可能性が高い。そもそも人為的に色違いを作れるのならばそれで金儲けでもするはずだが、後の世代でもそんな話は聞かれない。なんとも哀れで道化じみた役回りである。
《技マシン46:泥棒》
攻撃を当てたポケモンの持ち物を奪う。技を使う側のポケモンがすでに何かを持っていれば奪えないが、そうでなければほぼ100%の確率で盗める(「必ず」ではないのが地味に嫌なのだが、おそらく盗めない確率は1/256とかなので普通は気にする必要はない)。
野生ポケモンがアイテムを持っている確率はかなり低め(レア枠は約2%)で、これを使ったアイテム収集は想像以上には困難であろう。とはいえ毎回捕獲するよりは効率的なのだが。
ちなみに、技マシンでしか覚えられない技である。♂のポケモンに覚えさせておけば遺伝での使い回しが利く。他のグループとの掛け持ちがいない人型(ワンリキーやケーシィなど)か不定形(ゴーストなど)グループに覚えさせて、他のグループにはドーブルのスケッチ経由で持ってくると節約できる。
《秘伝マシン06:渦潮》
アジトクリア後にワタルからもらえる。水タイプ版「巻き付く」といったところで、毎ターン微小なダメージを与えつつ逃走を防ぐ。命中率が低い上に、逃げるのを防ぐ目的ならダメージがない上に永続である「黒いまなざし」が便利で、ほぼ役に立たない。
移動中に使うと、水上の障害物である渦潮を相殺して消滅させることができる。よって、移動のために仕方なく覚えさせる技である。しかもゲーム内で使う場面は3ヶ所しかなく、なんというか蛇足的な技という印象である。これなら技ではなくアイテムで突破する仕組みでもよかった気がするが。
【チョウジジム】
ロケット団撤退後、挑戦できるようになる(それにしても、なぜ大人しく入口を塞がれていたのだろうか)。
氷タイプのジムという触れ込みだが、水タイプ単独のパウワウも含めてタイプの組み合わせが多様で、統一された弱点がないというのが特徴。攻撃は全体的に生ぬるいので、よほど氷弱点に偏ったパーティでもなければ特に苦戦はしないと思われる。あとは滑る床が厄介だが、止まるマスから逆算すれば道は見えてくるはずだ。
《アイスバッジ》
チョウジジムのヤナギに勝った証。戦闘中にポケモンの特攻と特防を1.125にし、氷タイプの技のダメージを1.125倍に増幅し、移動中に「渦潮」を使えるようになる。
《技マシン16:凍える風》
ダメージとともに、ほぼ確実な追加効果で素早さを下げる。対戦においては素早さダウンというのは行動順逆転にほぼ等しいので効果的な技なのだが、そもそも本作では氷タイプの技自体が貴重なので、単純にダメージ目的で思させる価値がないでもない。「冷凍パンチ」のほうが使い勝手が良いが、覚えられるポケモンばかりではない。
なお、水タイプのポケモンは例外なく氷タイプの技を覚えるイメージが強いだろうが、本作では覚えないポケモンがそこそこいるということに注意。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます