冒険者を引退したはずが訓練場から新人に付きまとわれて困ってるんだが?

@moroboshi_dan

第1話 酒場の卓で、レンジャーは引退を口にする

 迷宮の中層、出口まであとわずかという長い石造りの通路に、湿った空気が重く漂っていた。壁に埋め込まれた苔がぼんやりと緑の光を放ち、遠くで水が滴る音が響く。ラルフは先頭で歩きながら、耳を澄ませる。足音は自分たちのものだけ──そう思った瞬間だった。


「……来る」


 後衛から低く告げたのはカイだった。精霊属特有の鋭い聴覚が、微かな衣擦れを捉えたのだ。ラルフは即座に剣を構え直す。しかし、飛び出してきた影に反応するのが一瞬遅れた。


 鋭い刃が視界の端から迫る。ラルフは体を捻ってかわそうとするが、金属の擦れる音と共に肩口をかすめられた。鎧越しとはいえ鈍い痛みが走る。返す刀で短剣を持つ小鬼を弾き飛ばし、ボルグがすかさず盾で追撃を止めた。


「大丈夫か、旦那!」


「……かすっただけだ」


 口ではそう言いながらも、ラルフは内心で冷や汗をかく。かつてなら、あの間合いなら十分に先んじて避けられた。わずかな遅れが傷に変わる──それが戦場だ。


「動かないでください、師匠!」


 軽やかな足音と共に、司教服の裾を翻してフィリアが駆け寄る。まだ幼さを残す顔だが、目は真剣そのものだ。彼女は短く祈りの言葉を口にし、掌をラルフの肩にかざす。温かな光が傷口を包み、痛みが引いていった。


「……これで今日の物療の呪文は残り一回ですよ、師匠。無茶しすぎです」


「ああ、助かった」


 そう答えながら、ラルフは彼女の表情にわずかな緊張を読み取る。自分が不用意に傷を負ったことが、仲間の呪文残数を削る──その事実が重くのしかかった。


「残りの通路は任せろ!」


 ボルグが前に出て盾を構え、カイが無言で横に並ぶ。後衛のエリオンは妖精族特有の小さな羽音を響かせながら浮遊し、周囲を見渡す。マリウスは竜属の大きな体で後衛を庇い、祈りの声を低く響かせていた。


 短い戦闘の後、通路は静けさを取り戻した。小鬼の死体を脇へ寄せ、再び出口へ向かう。ラルフは歩きながら、先ほどの一瞬を何度も反芻する。反応が遅れた原因は疲労か、それとも──。


「師匠、本当に大丈夫なんですか?」


 背後からのフィリアの声に、ラルフは振り返らずに答えた。


「問題ない……はずだ」


 はずだ、という言葉が自分でも弱々しく響く。迷宮の出口に近づくにつれ、苔の光が明るさを増し、遠くから外気の流れが感じられた。

 薄暗い石壁の回廊を抜け、視界の先に木製の重厚な扉が見えた。外界へと繋がる唯一の出口だ。

 ラルフは小さく息を吐き、剣を背負い直す。フィリアが隣を歩き、残り一回となった回復呪文の温もりがまだ腕に残っていた。


「……ふぅ、やっと戻れるな」


 背後で地人族のボルグが荷物袋をずしりと担ぎ直す。革袋の中では金属のぶつかり合う鈍い音が響き、宝箱から得た戦利品の存在を主張していた。


「この重みがたまらんぜ。今日もいい稼ぎになりそうだ」


 エリオンがその肩越しに覗き込み、鼻で笑う。


「ふん、どうせ大半はガラクタだろうさ。これはフィリア殿に苦労を掛けるな。」


 妖精族特有の軽やかな羽音が石の天井に反響する。

 マリウスは何も言わず、竜族らしい慎重な動きで巻物の束を抱えていた。その爪先が紙を傷つけぬよう気遣う仕草は、無骨な外見と裏腹に繊細だ。

 カイは隊の最後尾で無言のまま周囲を警戒していた。


 扉を押し開けると、一気に視界が開ける。目の前には街の交易区に直結する石畳の広場が広がり、昼下がりの陽光が差し込んでいた。

 広場にはすでに数組の冒険者が帰還しており、血や埃にまみれた鎧姿で戦利品を抱えている者、肩を組んで笑い合う者、仲間の肩を借りて足を引きずる者――その全てが迷宮帰還者の日常の光景だった。


「まずは商店だな。早めに鑑定して売らないと、今日のうちに値が下がるかもしれん」

 ラルフの声に、ボルグが頷く。

「任せとけ、まとめて出してやる」


 広場を抜けると、迷宮帰還者専門の商店が軒を連ねる通りに入った。革袋を抱えた商人たちが値踏みするような目を向けてくる。

 隊が選んだのは、顔馴染みの店主がいる古びた道具屋だった。


「おや、また派手に稼いできたみたいだな、ラルフの旦那」

 恰幅のいい店主がカウンター越しに笑う。

「鑑定はフィリア嬢に頼んできたのかい?」


「ええ、お願いしました。」

 フィリアが静かに頷き、カウンター脇でアイテムを出す。


先ほどダンジョンから帰る前に司教にしかできないと言われる鑑定をお願いした光景が目に映る。


「……鑑定」

 淡い光が宝剣や指輪、革袋の中の金具を照らし、次々と正体が明らかになっていく。


「……これで今日の鑑定は終わりです、触ることが無くて本当に良かった…」

 フィリアの額に薄く汗が滲む。鑑定にも様々な制限があるため、無駄にはできない。



 そんなフィリアが出したアイテム、ボルグが宝剣を手に取り、にやりと笑う。


「お、これは金になるぜ」

「扱える者がいないなら売るしかないわね」エリオンが横から口を挟む。


 マリウスは巻物の束を慎重に置き、低く唸った。


「この文様……見覚えがある。古代竜語の一節かもしれん」

「竜牙みたいなもんか、じゃあ、それはギルド経由で学者に回すか」ラルフが判断する。


 ひと通りの鑑定と値付けが終わると、店主が帳簿を手に笑った。

「合計で10800GP、どうだい?」

「十分だ、取引成立だ」


 ラルフは頷き、代金を革袋に収める。ボルグが袋を持ち、エリオンがしきりに中身を覗こうとして羽音を立てる。

「相変わらずぼったくり商店だぜ…」

エリオンの愚痴が聞こえてくる、しかし他にすぐに換金できるところが無いのだから仕方ない。


 外に出ると、通りは先ほどよりも人で賑わっていた。露店が並び、香ばしい肉の匂いと焼きたてのパンの香りが漂う。子供たちが駆け回り、行商人が声を張り上げる。


「さて、あとは……」

「われらが宿、銀のグリフォン亭、だな」

 ボルグの豪快な声に、ラルフは口元だけで笑った。

 戦利品を現金に換え、街の喧騒を背にして、隊は酒場へ向かう石畳を歩き出した。


 夕暮れ時、「銀のグリフォン亭」の奥まった円卓は、ラルフ一行の定位置になって久しい。

 商店での売却と清算を終えたばかりの面々は、金貨袋と数点の希少品を卓に広げ、いつもの分配会議を始めていた。


「じゃあ……今日の目玉はこいつだな」


 ラルフが卓中央に置いたのは、翡翠色の金属板が重ねられた*《氷の鎖帷子》*の鎧。鎧の表面にはうっすらと魔紋が刻まれ、光を反射して淡く輝く。


「竜属の鱗に似た硬度……軽量化されてるな」


 ボルグが感心したように拳で軽く叩くと、鈍い音が返る。


「防御力は普通の鎖帷子以上、重量は半分以下です。加えて冷気耐性があります」


 フィリアが昼間に鑑定した結果を報告する。


「俺は板金派だ。これならマリウスの方が合うんじゃないか?」


「うむ、これならば俺の動きを阻まぬ」


 マリウスが低く笑いながら、鎧を持ち上げる。分厚い手でも驚くほど軽く感じるのか、眉がわずかに上がった。


「次は……《早業の短刀》だな。刃渡りは短いが、攻撃回数が伸びる」


 エリオンが指先で軽く回し、刃が一瞬だけ幻のように消える。


「それはお前向きだろう、エリオン」


「当然だ」


 妖精族らしい薄笑いと共に、短剣はエリオンの腰の鞘へ滑り込む。


「それと……これは巻物だな。《神の拳》の巻物」


 ラルフが筒を開くと、淡い光が紙面から立ち上った。


「あると便利だが……使い捨てるには惜しい」


 カイが珍しく口を開く。だが、マリウスが頷くと意外にもすんなり決まった。


「緊急時用に、俺が預かる。燃やすにも守るにも使える」


「頼んだ」


 最後の品は、小さな銀細工の指輪天上の乙女の指輪。フィリアが説明を加える。


「微弱ですが自然治癒を高めます。戦闘後の疲労回復に向きます」


「ならフィリア、お前が持て。回復役が倒れたら元も子もない」


「……はい、ありがとうございます」


 受け取った指輪を薬指に通し、フィリアは小さく微笑んだ。


「さて、現金だ」


 ラルフが金貨袋を開き、均等に分けていく。金属音が木卓の上で響き、周囲の冒険者がちらりと視線を向けた。


「飲み代は引いとけよ」


 ボルグが豪快に笑い、既に空にしたジョッキを振る。


「お前のは毎回多いんだよ」


 カイが低く突っ込み、エリオンは鼻で笑った。マリウスはただ杯を傾け、フィリアは静かに礼を言う。


 笑いと酒の匂いに包まれながらも、ラルフの胸には、今日も妙な重さが残っていた。かつてはこれほどの稼ぎに心が躍ったはずなのに――今は、どこか遠くの出来事のように感じる。


 笑い声と酒の匂いが満ちた「銀のグリフォン亭」の一角で、冒険者たちは各々の杯を手にくつろいでいた。戦利品の分配も終わり、豪奢な武具や貴重な魔法具が各自の手元へと行き渡ったところで、場の空気は自然と落ち着きを帯びる。

 ラルフは杯を傾けながら、仲間たちの顔を順番に見回した。誰もがこの一年で信頼を積み重ね、背中を預け合える間柄になった──その事実が、今夜ほど重くのしかかったことはない。


「……今のが、最後の依頼になるかもしれないな」


 ぽつりと落とした言葉に、最初に反応したのは地人属の戦士ボルグだった。


「はぁ? 何を言ってやがる、ラルフ。冗談だろ」


 分厚い手で卓を軽く叩き、苦笑混じりに問い返す。だがラルフの目は笑っていなかった。


「いや、本気だ。……今月いっぱいで前線を退く。冒険者を、引退する」


 重い沈黙が卓を包む。

 寡黙な忍者カイは、わずかに目を細めてラルフを見たまま口を閉ざす。その視線には、驚きよりも計算と観察の色が濃かった。


「計算外だな……」


 妖精族の魔術師エリオンが、小さく呟く。その声音は皮肉ではなく、純粋な困惑を滲ませていた。


 竜人族のサムライ、マリウスは重々しく杯を置く。低く響くその動作音が、場の空気をさらに沈ませる。

 そして最後に、司教フィリアが息を呑んだ。


「……そんな、急に……どうしてですか」


 ラルフは一度目を閉じ、短く息を吐いた。


「体の衰えを感じる。迷宮での動きに、ほんのわずかな遅れが出てきた。今日の伏兵相手にも、それが出た」


 フィリアは唇を結び、あの時の僅かな遅れと、癒しの呪文物療を唱えた自分の声を思い出していた。


「それだけじゃないだろう」


 ボルグの言葉は半ば断定だった。

 ラルフはうなずきかけて、言葉を飲み込む。胸の奥で別の理由が疼く。それは、まだ誰にも言うつもりのないものだった。


「……もう一つ理由がある。だが、今は話せない」


 そう言った瞬間、フィリアの瞳にわずかな翳りが走った。

 ボルグが再び口を開こうとしたが、マリウスが片手を上げて制した。


「本人が今は言えぬというのだ。ならば、ここで無理に問い詰めるのは友のすることではない」


 その静かな一言に、全員が渋々ながら口を閉ざす。

 ただ、卓の上の空気はさっきまでの賑やかさを完全に失っていた。


「……とにかく、今月いっぱいは共に動く。残りの依頼はきっちりこなす」


 ラルフはそう締めくくると、杯の酒を一息で飲み干した。

 その横顔を、フィリアはじっと見つめ続けていた。問い詰めたい気持ちと、口を閉ざさざるを得ない事情が、彼女の胸の中でせめぎ合っていた。


 ボルグは鼻を鳴らし、空の杯を卓に置いた。


「なら、今夜はこれ以上言わん。……だがな、ラルフ。お前が抜けたら、このパーティは少なくとも半年は立て直しが必要だぞ」


 エリオンも、長い耳をわずかに揺らしながら頷く。


「同意する。貴様の索敵と判断力は、代えのきかぬ資産だし、散々助けられてきた。」


 その声はあくまで事実を述べる響きだったが、そこには認めざるを得ない悔しさも混じっていた。


「……すまないな」


 ラルフは短くそう答えるしかなかった。

 その一言に、彼の中にある決意の固さと、同時に押し殺した未練の気配が滲んでいた。


 その時、フィリアが小さく身を乗り出し、意を決したように口を開いた。


「……師匠、本当に組むのを止めたいのなら……私と結婚してください。そして、ずっと私のそばに居てください」


 卓の空気が一瞬止まった。ボルグは目を剥き、エリオンは露骨に眉をひそめる。マリウスは無言で杯を持ち上げたまま固まり、カイですら視線を動かす。

 ラルフは思わず苦笑し、ゆっくりと首を横に振った。


「……それじゃあ、お前さんの未来を縛ることになる。お前さんとは20も年が離れてるからな。俺はそんなことをする気はない」


 視線を落とし、少しだけ柔らかい声で続ける。


「それに……若い人材を入れて育て上げれば、俺が前に出るよりも、もっと深層まで到達できるだろう。そういう力を残す方が、きっと意味がある」


 その言葉は、己の退き際を正当化するためだけのものではなかった。確かに、彼の経験と人脈で育てられた後進は、この街の冒険者社会に長く影響を与えるはずだ。


 フィリアは唇を噛み、うつむいたまま「っ……そうですか」とだけ答えた。

 ラルフはそれ以上言葉を重ねず、ただ杯の中身を静かに飲み干した。


 夜の街は、昼間の喧騒を別の形に変えていた。酒場を出たラルフの耳に届くのは、酔客の笑い声、商人が閉店の片付けをする木箱の音、路地の奥で猫耳属が交わす低い話し声。

 街路灯に照らされた石畳は、日中の熱をまだわずかに残しており、長い影がラルフの足元で揺れている。


 通りを進むと、鍛冶場から赤々とした光が漏れてきた。炉の中ではまだ鉄が焼かれているのだろう。若い鍛冶師が額の汗を拭いながら、金属を打つ音を響かせていた。その音が、なぜかラルフの胸の奥にまで響く。若い手が未来を形作っていく音──それは、先ほど自分がフィリアに告げた言葉の裏付けにも思えた。


 宿屋の前を通り過ぎると、暖かな灯りと共に、旅人たちの笑い声がこぼれ出る。扉が開き、背負い袋を背負ったままの男が中に吸い込まれていく。その背中は疲れていても、どこか誇らしげだった。


 ふと、夜空を見上げる。遠く、迷宮の塔が闇の中にそびえ立ち、頂上付近がかすかに星明かりを反射していた。その姿は威圧的で、同時に呼びかけてくるようでもある。何百回と挑み、何度も帰還したあの場所──そして、これからは遠くから眺めるだけになるかもしれない場所。


「……これが、最後の月か」

 小さく呟く。声に出してしまうと、その現実がさらに重くのしかかる。心の奥底で、まだ完全には断ち切れていない糸が、かすかに震えているのを感じた。あの深層の空気、敵の足音、仲間たちの息遣い──全てがまだ鮮明に思い出せる。


 足を止め、手袋越しに剣の柄を握る。柄の感触は、長年の戦いで手に馴染みすぎていた。もう少しだけ、こいつと共に戦ってもいいのではないか──そんな囁きが、どこかから聞こえてくる。だがラルフは、深く息を吐き、その囁きを胸の奥へ押し込めた。


 歩き出すと、道端に小さな影が見えた。孤児院の子供たちだろうか、二人の小柄な影が木箱の上に腰掛け、互いに笑い合っている。ボロ布を羽織ったままでも、その笑顔は妙に眩しく見えた。

 ラルフは立ち止まり、しばしその光景を見つめた。ああ、そうだ──明日は孤児院に行く約束をしているのだ。物資を届け、少し剣の稽古をしてやるつもりだった。


 彼らの未来を作るのは、迷宮の奥で黄金を掘り出すことだけではない。安全な街、学べる場、戦わずとも生きられる道──そうしたものを築くのも、また冒険者の役目だ。

 ラルフはその思いを確かめるように、もう一度夜空の迷宮を見上げた。


「……残りの月、やれることは全部やるさ」

 その言葉は誰に向けたものでもなく、ただ自分の中で響いて消えていった。


 再び歩を進める。夜風がマントの裾を揺らし、遠くから教会の鐘の音が聞こえてくる。孤児院の子供たちも、あの鐘の音を聞きながら眠りにつくのだろう。

 ラルフは歩きながら、明日の顔ぶれを思い浮かべた。元気な悪戯坊主、物静かな読書好き、最近ようやく笑うようになった子──その一人一人が、彼の胸に小さな火を灯していた。


 酒場での言葉は、半分は覚悟、半分は自分への宣言だった。だが残りの月日で、やるべきことは山ほどある。新しい人材を見つけ、育て、仲間に引き合わせる。そして、孤児院の子供たちに少しでも安全な未来を渡す。

 それが叶うなら──自分が迷宮を離れることにも、ようやく納得できるだろう。


 角を曲がると、宿の看板が見えた。古びた木の板に刻まれた紋章が、灯りに照らされて浮かび上がる。

 ラルフはその扉の前で一度振り返り、遠くに見える迷宮の塔をもう一度だけ見つめた。


 あの塔は、これからも数え切れない挑戦者を飲み込み、吐き出すだろう。自分はもう、その循環の中にはいない。

 だが、自分が関わることで救われる命がある限り──この街にいる価値は、まだある。


 そう自分に言い聞かせ、ラルフは静かに宿のいつも利用する馬小屋の扉を押し開けた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る