第10話 学園入学

 そして無事試験を終えた。


 そして数日後、合格者は体育館のような場所へ集められた。


 俺も合格者のため、その場所に集まっていた。


 そして俺達が、その場所に集められた数分後、おそらく学園長らしき人が壇上に立ち、言葉に放つ。


 その学園長は女性でとても若々しく見える。


「え~諸君!」


「よくこの学園に入学してくれた!」


「え~、早速だがこの学園のおおまかな説明をしてもらおう」


「それでは、大千先生よろしくお願いします」


 学園長がそういうと俺の知っている人物である大千橙花が壇上にいる学園長と交代する。


 そして大千橙花が説明を始める。


 それからおおまかな説明が終わり、俺達は別々の教室に振り分けられた。


 どうやらこの学園では、ランク制度がもうけられていて、AからGまでのランクが存在するらしい。


 ランク制度の主な理由は自分の実力を可視化することによって、向上心を高まらせるためであることと、ランクによって月々にもらえる学園内通貨であるGPの料が違うということと、全寮制であるため、部屋のグレードもランクによって違うようだ。


 そして俺がいる教室のランクはEランクである。


 俺がそんなことを思い出していると、教室のドアが開く。


 そこからは担任であろう人が入ってきた。


 そしてその教師は、俺達がこれから暮らすであろうEランカーの寮に案内する。


 どうやら俺の部屋は214のようだ。


 俺がその部屋のドアを開けると、そこには既にもう一人の生徒が部屋にいた。


 俺がそれをみて。


(部屋を間違えたか?)


 などと思っているとその男は言う。


「君がオレのルームメイト?」


 どうやらこの寮は二人で一部屋らしい。


 確かによく見るとベットが二つあった。


 俺がルームメイトである事を伝えるとそいつは嬉しそうに言う。


「それは良かった!」


「どんな奴が来るのかと思って緊張してたんだ!」


 とそれから色々そいつと話しているといつの間にか時計は午後六時を示していた。


 話し始めたのが午後三時頃だったことを考えると随分と長話していたようだ。


 するとルームメイトもその事に気付いたようだ。


 この学園の寮では朝の七時三十分頃と昼の十二時頃そして夜の六時頃で寮の食堂でご飯を食べられるらしい。


 そんなことを考えているとルームメイトは言う。


「もうご飯の時間か」


「お腹も減ったし食堂に行こうぜ!」


 その言葉にうなずき俺達は食堂へ向かう。


 食堂につくとほとんどの生徒が食堂でご飯を食べていた。


 席は指定されていて俺達は支給されたご飯を持ちながら、部屋の番号と同じ席を探す。


 自分達の席を見つけた俺達はその席に座り晩飯を食べ終えると、お風呂をすませ、午後九時頃にはもう眠りにつくのだった。














  





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