オレとねーちゃん -最強クラスの守護者ハムスター🐹-

吉祥時 計眞

異世界帰りの姉ちゃん

10数年前、

神隠しにあって、消えてた姉ちゃんが、

何でも無い顔で帰ってきた。 


「たっだいまー!

みんな、元気にしてた?」


極めて明るく、ハイトーンの声で、

姿を現した姉ちゃんは、

当時、14-15才から、25-26才に成長していた。


「おー。お帰り、愛萌里あめり

すっかり成人して。元気だったかい?」


問いに問いで返したのは、父ちゃんだ。

まん丸、眼鏡の。


今日は日曜日。

公務員の仕事は休みだ。


「まぁ。すっっかり、大人びて、セクシーになったわね! やだ。筋肉もうっすら、付いてるじゃない!! オモロー」


おっとりと、長い桜色の髪を、一つ結びにした、母ちゃんが、ぷふっとお茶目に笑った。


いや、ちょい待てや。

うちの家庭。

順応力、ありすぎちゃうかい!!


思わず、オレは、変な心の声(突っ込み)に

なってしまった。


リビングにて、一人、青ざめたオレに、

姉ちゃんが、飛びかかってくると、

もろ、

羽交い締めにされた。


きゅう。


ちーん。


ハイ。


そこで、中学生のオレ、

桜屋 しのぶの意識は飛んだ。


バターン。


倒れてしまった……。


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