第16話 国立彼津野探索者養成高等学校
# 国立彼津野探索者養成高等学校
*国立
## 意味
1. 現代に
2. 探索者としての基礎知識や技術を習得できる唯一の場所で、
## 解説
## 類義語
-
## 閲覧者コメント
* 正直、ダンジョン潜るより座学の方がつらいけど、ここで仲間もできたし、結構楽しいわん! 卒業したら、絶対Aランク探索者になるんだ! -- 陽気な現役生彼津高一年 ケンタ
* あそこは良い学校だよ。基礎がしっかりしてないと、ダンジョンじゃ命取りだからな。俺もここで鍛えられたおかげで、今があるってもんだ。 -- ベテラン探索者元彼津高生 匿名希望
* 彼津高の卒業生は、実戦的な知識と経験を兼ね備えていることが多いですね。採用の際には、特に重視しています。 -- 探索者ギルド職員採用担当 ミカ
## 追記メモ
-
- 「迷宮探索許可証」と「国立
◆ ◇ ◆
―― 国立
俺の通っている学校でもある。
「にしても、微妙に古い情報が混じってないか?」
探索者養成高等学校がここだけだったのはダンジョンが出来てすぐの時だけで今となってはダンジョンが多いところを中心に複数の学校がある。また、増える
『うぐっ、そんな気がうすうすはしてたわん。けど、けど、マスターのスキルはダンジョン辞典わん。ダンジョンと関係なくはないけど、ダンジョン外の項目を登録しすぎだと思うわん。そんな事では
「おやつ抜きって……。あ、さてはお前、立夏さんにおやつで買収されたな」
『ぎくっ』
時々『ダンジョン辞典』に知らない項目が増えていると思ったらそういう事だったか。お前、俺のスキルじゃないのかよ。
目をそらすわんこをつついて転がす。このナビゲーターは普段はさわれないのだが、こうやって干渉しようと思うと触ることができる不思議な存在だ。
そして、週明けの探高の話題は当然の事ながら彼津野第三迷宮だった。
探索科の我がクラスでも既にダンジョンに潜っているクラスメイトも四分の一を超え、情報収集に余念がない。
その結果、ゴシップ的な情報も多く耳に入るらしい。
「それで、被告人、
俺はお昼ご飯を食べようとしたところで悪友含むクラスメイト達に囲まれていた。
「お、おぅ、初ダンジョンだったからな」
「ふむ。被告人がダンジョン、および、ギルドで女子生徒と一緒だったと目撃情報が多数寄せられています」
そうだ、そうだとばかりに周囲を囲む奴らも頷いている。
「し、か、も、その相手が、あ、の、生産科の
「裁判長! 被告はその前日にも
「そういえば、この前の放課後に
「な、なんだと! シンラ!
周りを囲んでいたうちの誰かの一言で俺の有罪が決まったらしい。
そんな、教室の喧騒が入口からかけられた声でビタリと収まった。
「あの、楽しそうなところを悪いのだけど、シンラ君を借りていいかな?」
教室の入口から立夏さんがいくらか怪訝な目でこちらを見ていた。
「あ、立夏さん、悪いすぐ行くよ。彼津野第三迷宮の事で盛り上がってたんだ」
これ幸いとクラスメイトの輪から抜け出す。
「そうなんですね、その第三迷宮ですが下層への階段の確認が取れたそうです。それで、今後の方針について打ち合わせを――」
「……氷姫が笑ってるだと……」
「尊い……」
「シンラ! くそ、
なにやら再び騒ぎ出した教室を後にいつもの研究室へと向かった。
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